本日紹介する一冊は、ブックディレクターとして活躍する内沼晋太郎さんによる「本の未来を探す旅 ソウル」です。この本は、ソウルで面白い書店や出版社をやっている人を訪ね、取り組みを紹介する一冊です。書店のガイドブックのように写真が満載で、本屋好きには外国の本屋を見れる他にない機会だと思います。
韓国 ソウルでは、本のセレクトショップのようなお店やひとり出版社というものがものすごい勢いで増えているようです。日本と同じく斜陽産業である出版業。なぜ彼らは本に関わることを仕事にするのでしょうか
それは本や出版社が『儲かる』からではなく、単純に『好き』
どうせやりたくない仕事を頑張ってもギリギリの生活なら、少し貧しくなったとしてもやりたいことをやろう。
この本の中に登場する人たちを見ていて、
好きなことで生きていくと決めた彼ら。その彼らが大事にしている感覚として、『
日本にも独立系書店は数多くあり、
「この出版社(著者)のこの本を置いておけば本のセレクトショップっぽくなるよな」という声が聞こえてきそうなくらい、独立系書店の選書は真似られています。注目される店、注目されるビジネススタイルというのは得てしてそうなるものかもしれませんが。
ですがそれは、『文化を作る店になる』
書店という一つの店をどう作るか、どういう選書で構成するか。
アメリカでもヨーロッパでもない隣りの韓国に、
本が好きな方、本屋が好きな方におすすめの一冊です。
【本の紹介】
コメント