こんにちは。BOOKS ROUTE 193です。
今日は本の紹介ではないんですが、NHKのテレビ番組「漫才先生」において、お笑い芸人のトレンディエンジェルの二人がビジネスについて語っていた内容がすごく良かったので、それをお伝えしていきます。
コンプレックスは強みに変えられる
この番組はお笑い芸人が悩めるビジネスマンにアドバイスをするもので、お笑い芸人のアドバイスに対してプロのコンサルタントの見解も加えられます。
第一回目の先生はトレンディエンジェル。彼らのネタはハゲを活かした自虐ネタも多く、言わばコンプレックスを上手に活かして人気を得ています。
そんなトレンディエンジェルの斎藤さんの方は、もともと楽天で営業マンとして働いていた優秀な方だそうです。
今回彼らがビジネスマンに伝えたいことは、「コンプレックスをビジネスに活かす方法」です。
営業の仕事をしていても、人とのコミュニケーションが苦手と感じていたり、実は人見知りで仕事がきついと感じている人も多いのではないでしょうか?
自分にとってコンプレックスに感じていることを考えてみてください。
僕の場合は、赤面症や汗っかきみたいなところがあって、あんまり人前に出るのは得意ではないのがコンプレックスです。
トレンディエンジェルの二人は、そんな各々が持つコンプレックスをどのようにしてビジネスに活かせるものに変えてくれるのでしょうか?
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愛される営業は、自分のマイナスの部分を出してあえてナメられてる。
今回の生徒は保険の営業マンの男性。彼は人見知りで、会話が苦手。なかなか相手との気持ちのいい人間関係が築けず、それ故に仕事も取れないということで悩んでいました。
そんな彼の営業シュミレーションを見てトレンディエンジェルの二人が見抜いたコンプレックスが、「困り顔」になっちゃうこと。
「自分のコンプレックスも人見知りだよ」っていう方も、実は気付かぬうちに営業先で困り顔になってしまっていませんか?
人見知り故に困り顔になっちゃう男性に対して、トレンディエンジェルからのアドバイスは困り顔を最大限発揮することでした。
最大限困る。困り果てる。困るシチュエーションをつくる。
そのアドバイスに対して保険営業の男性はまた困り顔を見せていました。笑
具体的にどうするかと言うと、「訪問先で担当者の名前を忘れて困る」、「持ち物を落として相手に届けさせて困る」、「トイレに行きたくて、もれそうな感じで困る」といったことがシュミレーションされてました。
いきなり保険の話をされても相手は身構えるだけなので、まずは自分を知ってもらおうというのは、営業の仕事の基本です。
その際、何を知ってもらうかというのはとても大事で、どんなに優秀ですごい経歴の持ち主で付け入るスキがないような営業マンでも、それが直接好意に繋がるわけではありません。
逆に欠点があることで、「もう、仕方ないなぁ」と思ってもらえ、取引先になってくれる場合もあります。
優秀ぶるぐらいなら、欠点を見せていったほうが後々良好な関係が続けられるという提案でした。
そうしたアドバイスに対してコンサルタントの和田裕美さんも、「正しい」と頷きます。
人は「心を開いてくる人」に対して愛着を持ち、優しくなる傾向があり、そうした「マイナス自己開示」ができる人は愛される人である確率が高いようです。
コンプレックスを自ら出せる人はマイナス自己開示が出来る人で、取引先から気に入られる可能性も高くなります。
そして何より、そうしたコンプレックス出す自分を受け入れてくれる人というのは、こちらからしても会いたくなる人、会いに行きたくなる人になります。
営業マンというのは仕事だとは言え、会いたくない人にも会いに行かなければなりません。
ですが、コンプレックスを見せてそれを認めてくれる人がお客さんになれば、人に会いに行く仕事がイヤな仕事ではなくなっていくかもしれません。
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【名刺よりも動刺で覚えてもらう!】
コンプレックスを強みに変えるというのはこういうことなんですね。
今回は「人見知り」、「困り顔」をテーマに解説されていましたが、根底にある考え方は、自分の弱みを隠そうとせず、積極的に出していくことで印象に残る相手になるよということでした。
その印象に残るコンプレックスというのは、自分にとって名刺のようなもの。
トレンディエンジェル斎藤さんはそれを、「動く自分自身が名刺だから、つまり動刺だ!」という言葉で表していました。
名刺ではなく、自分だけのコンプレックスを強みに変えた動刺を相手に差し出す。そんな強みを持てたらいいですよね。
ぜひあなたにとってのコンプレックスを強みに変えるやり方を考えて、一度実践してみてください。
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