「君たちはどう生きるか」は現代を生きる私たちへの警鐘?|原書から80年を経て出版される意味

「君たちはどう生きるか」画像書評・映画評
吉野源一郎「君たちはどう生きるか」
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本日紹介する一冊は、マンガ版「君たちはどう生きるか」です。

 

1930年代に発行され、80年を越えてマンガ化。現在200万部を超えるベストセラーを記録している本書。いろいろなバージョンで出版されましたが、せっかくなのでマンガ版を読んでみました。

 

マンガとは言え、内容は名著そのもの。気付かされることがたくさんあって深かったです。

 

たぶん誰もが主人公のコペルくんと同じような出来事を経験してきているんだろうなぁ。

 

そして子どもの頃の自分の場合は、コペル君のように、嘘や悪意から来る「後ろめたさ」というものに対して真正面から考えてこなかった。誤魔化して、嘘をさらに重ねて、その場を必死に逃れて、大人になってきた。

 

だから今になって、コペルくんの言葉が胸に刺さります。笑

 

『今の社会がどういうもので、人間の歩んできた道はどんな風で、それを踏まえた上で、今この瞬間を僕たちはどう生きるか』ということを問うた本書。

 

原著が出版された80年前。そんな時代に、『正しいと言われていることを鵜呑みにせず、自分自身で考えて答えを出せ』という主張を含んだ本を出した著者は何を伝えたかったのか。

 

その後、日本は太平洋戦争に進んでいくわけですが、もしかしたらそういう時代の風潮への警鐘もあったのかもしれません。

 

そういう意味でも、この本がまたこの時代に蘇ってきたことへの因果も感じます。

 

ですが、そこまでのことを考えなくても、単純に名作が新しく読みやすい形で出版されるのは嬉しいです。

 

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら』が流行ってから約10年ほど経ちますが、あの時もビジネス書の古典を、高校野球や小説やアニメ調の表紙という今までにないジャンルと掛け合わせることで、ドラッカーを知らなかったたくさんの人の読むきっかけになったと思います

 

そして2017年、今度は「君たちはどう生きるか」のマンガ版や新装丁版が出版されました。色褪せない名作が新しい形で生まれ、またさらに多くの人に読まれることはすごいことだなぁとしみじみ思います。

 

波に乗れずにまだ読んでない方は、漫画版でも十分その良さは感じられますので、ぜひ手に取ってみてください。

 

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