こんにちは。BOOKS ROUTE 193です。
生き方、働き方、暮らし方、考え方、捉え方…。本の中には、二度とない人生をより良く生きるための知識や知恵がたくさん含まれています。
今日も、僕が読んだ本の中から、自分らしい人生を生きるためのヒントになることをご紹介したいと思います。
素敵な本との出逢いになれれば嬉しいです。
どうぞゆっくり見ていってください。
【今日の一冊:『拒絶される恐怖を克服するための100日計画』】
本日ご紹介する一冊は、成功を夢見て中国からアメリカに渡った著者 ジア・ジアンさんによる『拒絶される恐怖を克服するための100日計画』です。
著者のジアンさんは第二のビル・ゲイツを目指して渡米。
ビジネスのアイディアを考え、「これは!」というものを見つけるものの、尊敬する叔父に否定されたことでそのアイディアを引き出しの奥にしまってしまいます。
仕事自体は誰もが羨むような内容でありながらも、アメリカに渡る目的にもなった「多くの人の人生に影響を与えるようなものを生み出す経営者」という夢から、自分が遠ざかっていることに失望を覚えます。
そして、半年という期間を決め、ビジネスを生み出すことに尽力しますが、結局他人からの拒絶を恐れているうちは名経営者にはなれないという結論に至り、ビジネスの構築ではなく拒絶を克服するための計画の実行に移っていきます。
それからの彼は、「見知らぬ人から100ドル貸りる」から始まり、ハンバーガーのおかわり注文、飛び込みで就活、怪しいりんごを配るなど、拒絶されるであろう様々なことに自ら挑んでいきます。
拒絶される恐怖は誰もが持っているもの。だからこそ彼の挑戦にはハラハラドキドキで読み進められます。
しかし、その無謀なチャレンジの中で彼は、私達の人生においても役立つだろうものを見つけていくのです。
【拒絶や否定の捉え方を変える】
100の拒絶目的の無謀なお願いを通して彼は、単純に拒絶に慣れるだけではなく、他人への断られにくい頼み方や、拒絶は人格攻撃ではないこと、拒否される回数の上限といったことを見つけていきます。
100%誰かに否定されるアイディアというものは存在せず、OKしてもらえないのはまだ認めてもらえる人に出会ってないだけではないかという考察には、勇気をもらえます。
そしてもう一つ、お願いに対してOKかNOかは基本的に相手次第であって、こちらではコントロール出来ないという事実。
お願いなのでこちらとしても結果を得たいのだけれど、相手の返事や反応に依存し過ぎることなく、自分に出来ることだけをただただやるということが重要だと言うことを教えてくれます。
他人からの否定や拒絶は、誰もが人生のどこかで必ず出くわし、時にそれは失望や挫折をもたらすこともあります。
だけど、拒絶の真の正体が、「ただの一人によるたった一つの意見に過ぎない」という事実を知ることが出来れば、もっとチャレンジしやすくなるのではないでしょうか。
そして、彼は拒絶を恐れず様々なことをお願いしていくことで、想像も出来なかった信じがたい経験を数多くしていきました。
それも、チャレンジをしたからこそ手に入れられたもの。
チャレンジしなかったら出来なかったこと、気づけなかったこと、出会えなかったこと、そうした出会いがまだまだ私たちのチャレンジ次第ではたくさんあることを教えてくれます。
拒絶や否定への向き合い方が大きく変わる一冊になるはずです。ぜひ読んでみてください。
【否定や批判でメンタルがやられそうなときの対処方法】
本書の内容ではありませんが、私なりの批判への向き合い方もお伝えしたいと思います。
私自身カフェを経営していることもあり、批判や否定的な意見を受けることもありました。最初はその都度、心がえぐられるほどのダメージを負って、悲しくなったり怒りを覚えたりしました。
そのままじゃ続けていけないと思い、自己防衛できる方法を探して試してきた中で、効果のあった方法が以下の3つです。
それぞれ解説します。
・批判する人はいるものだと明らめる
ここではあえて「諦める」ではなくて「明らめる」という言葉を使っています。
社会にはいろんな人がいます。ポジティブで前向きな人ばかりではありません。
職業のようなものだとイメージしてみてください。オフィスで働く事務の人もいれば、コンビニで働く人もいますし、消防士さんもいます。
いろんな職業があるように、いろんな気持ちの人がいる。ただそれだけのこと。
あなたに非があって批判されているのではなく、プライドが高くてマウントを取りたい人や批判することでストレスを発散したい人がいるだけ。
そんな人たちは全無視でOKです。
・その人のバックグラウンドを想像する
疲れていたりイライラしてると、ちょっとしたことで気が立ってしまうことってありますよね。
批判してくる人はあなたの言動にムカついたのではなく、そもそも最初からイライラしているのかもしれません。
このような感じで相手のバックグラウンドに思いを馳せてみてください。
「八つ当たりするなよ」とは思いますが、相手にもイヤなことがあるんだろうなとイメージできると、少し優しい気持ちになれます。
・自分への期待値を下げることで自己肯定感が上がる
あなたが抱く「批判や否定が怖い」という気持ちの裏には、実は「私を認めてほしい」という気持ちが存在します。
「そんな!私なんて…」と思いながらも、本能的には優しく認めてくれる存在を求めているのです。
私も自分の中では社交性があって仕事も早くて、「自分はできる人間だ」と思っている時期がありました。認めてもらえるだろうし、褒めてもらえる人間だろうと。
しかし、現実はうまくいかないことも多く、だんだんと自信をなくしていったのです。「認めてもらえるはず」という自分への期待値とそうでない現実の間にいて、人生に迷っていました。
そのとき、ふと思ったのです。
そもそも自分は部活で全国大会に行けたわけじゃないし、大学も偏差値50程度、就活でも地方の中小企業。
その気づきを得てから、自分への期待値を下げることができるようになりました。
否定されたら「そっちが正しいかも」。
そう思えるようになると、批判や否定に敏感になることがなくなりました。
一周回って、「大したことないわりに結構頑張ってるじゃん」という謎の自己肯定感に繋がることも。
もちろん、自分にまったく期待しなくなったわけではありません。基本的には、前向きに頑張ろうという気持ちです。
これらは私個人がやってみて効果を感じたものです。あなたなりに最適な方法が他にもあるかもしれないので、いろんな本を読んでアイディアを取り入れてみてください。
【胸に残った言葉たち】
「見知らぬ人間に食べ物をもらうという危険な行為ですら拒絶しない人間がいるとすれば、100%誰からも拒絶されるアイディアなどないのではないだろうか。OKしてもらえないのは、YESと言ってくれる人間にまだ会っていないだねということではないだろうか。」
「(拒絶された後に)なぜ?と尋ねるのは、相手の返事を正しく理解するためだ。過去、何かを断られると、自分は間違いを犯したのだと短絡的に解釈していた。」
「拒絶を挫折、苦悩、あるいはやめる理由と見なしてしまったら、実際にそうなるだろう。だがもし別の見方をする勇気があるなら、驚くべき結果が待っているかもしれない。」
「『全力で挑んで結果にはこだわらない』という拒絶体験の大原則を忘れないようにと僕たちは誓った。」
【拒絶される恐怖を克服するための100日計画 書籍紹介】
著者:ジア・ジアン
出版社:飛鳥新社
発売日:2015年10月22日
価格:1500円(税別)
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会社や家でなんか嫌なことがあったんだろうな。
忙しくて余裕がなくなってるんだろうな。