「ホースソルジャー」(原題:12strong)

ホースソルジャー画像
出演
クリス・ヘムズワース
監督
ジェリー・ブラッカイマー
あらすじ
アメリカ同時多発テロ事件直後のアフガニスタン戦争の際、アメリカが最初に行った反撃として、総勢5万のターリバーン軍にわずか12人で、それも馬に乗って戦ったアメリカ陸軍特殊部隊員の実話の映画化。【出典:Wikipedia】
感想
アフガニスタンの険しい山岳地帯で、かつて誰も経験したことのない騎馬による戦いを強いられたグリーンベレーの実話を元にした映画です。
※グリーンベレー:アメリカ陸軍特殊部隊
カラカラの岩場で、銃を片手に馬を操るクリス・ヘムズワース!!イケメンは、泥に汚れてるくらいがまたカッコイイんです!!
「必ず全員で帰る」と約束するネルソン大尉(クリス)の頼もしさ、それを信頼して付いていく部下の男たち。
実は英語音声英語字幕で一度しか観てない映画なので、日本語ではどんなセリフになっているか分かりませんが、
ネルソン大尉「ここから先(の戦い)は強制じゃない。来るか来ないかはお前らに任せる」
という男気なくだりは、定番だけどやっぱりキマっててかっこいいんですよね。
しかしこの映画、フタを開けてみたら、実はドスタム将軍(ナビド・ネガーバン)が一番の”漢(オトコ)”でした。
敵を無線で挑発したり、ネルソン大尉たちの危機に満を持して駆けつけたり。最後には敵対していた相手と握手まで交わしたりします。激シブです。
また、戦いの中で深まっていくネルソン大尉の部下であるマイロと、ドスタム将軍の少年兵ナジーフとの交流も私は好きでした。
付きまとわれてうっとうしいなと思っていたマイロも、実はナジーフが自分を守るための『彼なりの任務』を遂行していたと知るんです。
アクション映画としても楽しめるくらい派手な銃撃戦、どうして馬が吹っ飛ばないのか謎なくらいの爆発、最強過ぎるドスタム将軍…と、エンタメ映画に近い戦争映画(ジェリー・ブラッカイマー監督のそこが私は好きです。映画は楽しむものですからね!)ではあります。
ですが、そこに脚色があったにしろ、私たちの歴史の中で『こういうことがあった』と知ることが大切だと思うので、戦争映画だけどエンタメ要素もある、ある意味「敷居の低い良い映画」だと私は思いました。
似た戦争映画で『ローンサバイバー』がありますが、こちらはだいぶテイストが違います。ですが、こちらもメッセージ性の強い良い映画だったので、また次回、違うテンションで改めてご紹介させていただこうと思います。
※余談ですが。
邦題『ホースソルジャー』
原題『12 Strong』
英語で映画を観るようになってから、題名の違いを意識するようになりました。
『ホースソルジャー』だとやっぱりエンタメ感が強くなるので、私は『12 Strong』の方が実話の実写化らしく、リスペクトも感じるので好みです。
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