こんにちは。BOOKS ROUTE 193です。
生き方、働き方、暮らし方、考え方、捉え方…本の中には、『二度とない人生を自分らしく生きていきたい人』のための知識や知恵がたくさん含まれています。
僕自身もそんな本の力で人生が変わり、本屋さん勤務を経て、今は田舎の町で小さなブックカフェをやっています。
今日も、僕が読んだ本の中から、あなたが自分らしい人生を生きるためのヒントになることをご紹介したいと思います。素敵な本との出逢いになれば嬉しいです。
どうぞゆっくり見ていってください。
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【日本を飛び出して世界で見つけた、僕らが本当にやりたかったこと】
今日紹介する一冊は、森美知典さんの著書「日本を飛び出して世界で見つけた、僕らが本当にやりたかったこと〜海外で成功した日本人20人の働き方〜」です。
『世界のビジネスの中心、ニューヨークでバリバリ働きたい!』
『発展途上国に赴いて、世界中の人々の幸せのために働きたい!』
『ハワイやバリや地中海で、そこそこ働きながらゆるーく暮らしていきたい』
こうした海外で働くこと、海外で暮らすことへの憧れを抱いたことがある人は少なくないはず。
ですが、実際は語学の問題や、日本と違い知らないことが多すぎること、経済的なことでの不安などから、なかなか実行に移せる人はいません。
そんな中、私たちと同じように海外に興味を持ち、その憧れから本当に海外に渡り、仕事と生活の基盤を作って暮らしている人たちに話を聞いたのがこの一冊。
本書の中で語られる「実際に行動した人の生の声」は、海外への憧れを持つ全ての人にヒントを与え、背中を押してくれるメッセージになると思います。
今日はそんな一冊の中から、実際どんな経緯で海外に飛び出して、どんな仕事をしてるのかといったことを学んでいきます。
【海外で成功した20人の日本人が教える世界への飛び出し方】
本書の中には、アメリカ、スペイン、フィンランド、ベトナムなど様々な国で、飲食店経営や海外赴任、アルバイトから正社員へといったこちらも様々な仕事をしている日本人が紹介されます。
その中で、紹介される20人の共通する部分をメインに、「海外への飛び出し方」をまとめてみました。
[海外に興味を持った経緯]
何事においても興味を持つきっかけは出会いです。
彼らの多くも、始めはテレビや雑誌などで海外を知り、その後、旅行や留学などで実際に自分の目や肌を通して生で感じています。
興味を持ったことに対して、ほったらかしにするのではなく、いろいろ知って好きになって、実際に行ってみる。
そうした「憧れとの接点」を増やしていくことが、次のステップのために重要なようです。
いきなり知らない世界に飛び込むことはなかなかできませんし、実際に世界に飛び出した人たちも準備は重ねています。
私たちは知っていることの中からしか未来を作れません。
海外に興味があるのであれば、なんでもいいのでその情報を仕入れながら接点を増やして行くといいかもしれません。
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[海外に飛び出す方法]
本書に登場する20人の方たちが海外に飛び出した方法の多くは、3つに分かれます。
1つ目は「留学」です。留学してアルバイトをしながら、現地の企業での就職を目指します。
留学から直接海外で働くわけではなくても、留学で知人を作って数年後にその知人を頼って海外で暮らし始めるパターンも多いようです。
2つ目は「海外赴任のある会社に勤務」すること。日本の会社に属しながら海外で仕事をすることができるのは、安心感といった意味ではかなり大きいと思います。
そうした企業を選ぶことも海外に飛び出す人たちの選択肢の一つとしてはメジャーなようです。
3つ目は「海外にいる知人を頼る」ということ。知人の家に住まわせてもらいながら、仕事や住居など徐々に自分のライフスタイルを構築していくというやり方です。
これは環境に恵まれないとなかなか海外に知人がいるパターンは少ないかもしれませんが、日本にいる内から海外に出たいということを周りに伝えておくことで、もしかすると友人の知人や、知人の親戚が海外にいると言うパターンに出くわし、声をかけてくれることがあるかもしれません。
これらが、実際に彼らが海外で暮らすために取った行動です。
他にも、旅行先でいきなり不動産屋に飛び込んだり、ノープランで海外に渡り、人の力を借りながら生活を確保していったような人もいますが、それらはなかなか度胸がないと出来ないことかもしれません。
[海外での働き方]
海外で働く日本人たちはどういったことを仕事にしているのか、生きていくために最も気になるところですよね。
わかりやすいのは、日本企業に勤めながら海外赴任のある仕事ではないでしょうか。これが最も現実的な選択肢であるように思えます。
他には、現地で飲食店を開いている人も多かったです。特に海外では日本食が人気で、寿司やうどんなどの料理を提供するお店を開いている人も多い印象です。現地の人向けや旅行で来た日本人向けのお店など、様式は様々なようです。
また、飲食店とは別で、起業をする人も最近は増えているようです。主に発展途上国において、社会問題の解決や豊かさの向上のための会社の立ち上げが目立ちます。日本は世界の中でも先進国と言えます。その強みを活かして、日本では当たり前だけどまだ他の国にはないサービスを生み出す起業家が多く海外へ渡っているようです。
最後に、これからの新しい働き方と言えるかもしれませんが、パソコンやスマホを使ったWEBでの仕事です。日本にいても、出社する機会はほとんどなく、ノマド的な働き方をしている人は増えています。そうした場所に捕われない仕事の仕組みとして、WEBを使った働き方を構築することが出来れば、日本にいる必要はなく、海外で暮らしながら働くと言うことも可能になります。
自分自身と当てはめてみて、やれそうな働き方はありましたでしょうか?
今はすぐにこうした働き方が出来なくても、本書に登場する人たちも皆準備の時間をしっかり割いて今の生活を手に入れている人ばかりです。
意識的に働き方改革に取り組めば、近い将来彼らのように海外で働くことも可能になるかもしれません。
[日本を飛び出したい人へのアドバイス]
本書に登場する海外で成功した人たちからのアドバイスとも取れるメッセージを集めてみました。
大切なメッセージは、この2つに要約されます。
『スマホではなく、実際に自分の目で見てみよう!』
『ちょっとした出会いや縁を大切にして自分の人生のきっかけにしよう!』
どんなに本やテレビやネットで見たとしても、本物を見たときの衝撃を超えるものはありません。
逆に言えばどれだけ見知ったとしても、本物にはもっとスゴい衝撃があるんです。だから何事においても実際に自分で見てやってみることが大切です。
それを人生のマイルールにすることが、海外に飛びだして行く人たちからのアドバイスです。
また、ほんの少しの偶然の出会いも全て大切に出来る人が、ふとした時に大きなきっかけを得ることが出来る人です。
それも人生の本質かもしれません。
こうしたアドバイスを大切に胸にしまって日々を暮らしていけば、きっとあなたも本書に登場する今は憧れのような生活の人になれる日が来るはずです。
以上、「海外で成功した20人の日本人が教える世界への飛び出し方」でした。
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【胸に残った言葉たち】
「今はネットやスマホで何でも見られる世の中ですが、リアルな体験こそが重要だなと思います。実際に自分の価値観や考え方がガラリと変わって、運命すら変わるのをまのあたりにしました。」
「自分が人として大きくなれるかどうかは、人やモノとの出会いで変わってくる。大切なのは、学ばせてもらえる機会や自分を高めてくれる人との縁を、どうやって自分の力に変えていけるか。」
【日本を飛び出して世界で見つけた僕らが本当にやりたかったこと 本の紹介】
著者:森美知典
出版社:実務教育出版
発売日:2017年6月21日
価格:1500円(税別)
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