この記事では、コロナ渦の時短要請協力金で思わぬお金が入ってきた個人事業主に、おすすめの使い道をご紹介します。
新型コロナウイルスの影響で客足は大幅に激減しているとは言え、1日あたり4万円から6万円の協力金をもらって黒字になっている飲食店も多いのではないでしょうか?
飲食店の個人事業主が今やるべき投資は以下の3つです。
・設備投資
・金融投資
それぞれおすすめの投資方法を紹介していきます。
小さい飲食店にとっては「手厚すぎる支援」でした。しかし、コロナの影響がいつまで続くかはまだまだわかりません。また、今回の感染症の拡大で、飲食という業種の脆さが浮き彫りになりました。
【コロナ渦の助成金バブルで経済的な余力が出来た人も】
新型コロナウイルス感染症の拡大で飲食店の多くは大打撃を受けています。
大手チェーンですら昨年対比ー95%を記録するという未曾有の事態となりました。
そんな中、政府は持続化給付金や家賃支援金といった政策を敢行。そうした支援によって、なんとか2020年を乗り切れた事業者も多いでしょう。
しかし、2021年になってさらに感染者は増加。飲食店には時短・休業が要請され、要請に応じた店舗には支援金が配られることになりました。
これまでに政府が行った支援策には以下のようなものがあります。
・雇用調整助成金
・家賃支援給付金
・小規模事業持続化補助金
・新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金
・新型コロナウイルス感染症特別貸付
こうしたいくつもの支援策を受けることで、客足が遠のいたにも関わらず黒字化したお店も多くあります。

うちのお店も早期に新型コロナウイルス感染症特別貸付で運転資金の借り入れを行なったものの、結局は支援金が出たことで借り入れたお金にはほとんど手をつけずに済んでいます。
借り入れ、支援金、補助金、給付金。これらによって、通常時以上に経営が安定しているお店もありますよね。
もちろん、こうした支援は一時的なものであり、新型コロナウイルス感染症の影響がどこまで続くかわからないので大事にとっておく必要があります。
しかし、余力があるということはチャレンジもしやすいということです。
これまでは時間的にも資金的にもできなかったことが、今はしやすくなっています。逆に、今の時期をぼーっと過ごしてしまうのは、せっかくの資源を無駄にしているということでもあります。
では、飲食店の個人事業主はこの資源をどう活用すべきでしょうか? 時短要請協力金で余裕が生まれた個人事業主が行うべき「3つの投資」について解説します。
【時短要請協力金を何に使う? 飲食店店主は3つの投資に費やそう】
時短協力金で余裕が出たのであれば、それをどこに投資するかが重要です。
ただ貯金をしていても何にもなりません。お客さんが来ない状況では、通常より経費として使える分も少なくなります。このまま残しておいても税金で持っていかれるだけです。
コロナ渦の今、個人事業主が行うべきは以下の3つの投資です。
こうした投資が、今後のお店のため、自分のためになっていきます。
・自己投資
もっともおすすめの投資が自己投資です。この時期に、自分のスキルを伸ばすための勉強をしてみてはいかがでしょうか。具体的にやるべき自己投資は、「経営の勉強」と「副業の勉強」です。
経営の勉強
個人事業主の中には、好きが高じて脱サラをして事業を始めた方も多いでしょう。そのような方の中には、経営に関しては全く詳しくないという人もいらっしゃるのではないでしょうか?
経営戦略や集客のスキルを高めることが出来れば、より安定した経営を出来るようになります。
業界が厳しい中でも「お客さんから選ばれる仕組みづくり」や「喜ばれるお店づくり」が出来たら強いですよね。そうした経営の勉強は今から始めても遅くありません。

私もこのコロナ渦で動画学習サイトを使ってビジネスの勉強を始めましたが、一気に視野が広がりました。
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学びを通して多くの施策を思いつくことができたので、経営の勉強には大きな意味があると感じています。
本を読むのが苦手な人でも、今は動画学習サイトで学ぶこともできます。動画ではイラストやアニメーションも多用されますので、本よりもわかりやすく学ぶことができます。
ビジネスが学べる動画サイトは以下の記事でご紹介しています。動画でビジネスを学んでみたい方は参考にしてみてください。
他にも、この時代に欠かせないネット集客やWEBマーケティングを学べるオンラインスクールもあります。
これからの時代はWEBでの集客力が強い店が勝ち残るのは間違いありません。そうしたインターネット戦略を学べるWEBマーケティングスクールに通うのも1つの手です。
WEBマーケティングの重要性については以下の記事でも紹介しています。
今は全国どこからでもオンラインでビジネスの勉強ができます。自分のビジネススキル・経営スキルを高めるのにこの時期は大きなチャンスです。
ここでしっかり自己投資をすることで、今後の経営にも間違いなく役立てることができます。コロナ後に大きく売上を伸ばすために、今は精一杯力を貯めてみてはいかがでしょうか。
副業の勉強
経営のスキルアップと併せて行いたいのが、副業で使えるスキルを高めることです。
本業以外のスキルを高めることは、本業が失敗してしまった時のリスクヘッジにもなります。
あなたは今の事業がもし立ち行かなくなった時にどうなってしまうでしょうか? 個人事業主の多くは「アルバイトで食いつなぐしかできない」と考えています。
それは本業以外のスキルがないからです。スキルを磨けば、本業以外での収入を得ることができますし、今後の本業にできる可能性も高まります。
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飲食店は10年で9割がなくなると言われます。今の仕事を死ぬまで続けられるでしょうか?
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さらに、若いうちは大丈夫だった仕事も、歳をとると出来なくなることも増えてきます。別の仕事もできるようになっておいたほうが良いですよね。
副業として収入を得られるようになれば、今のように本業が振るわないときでも別の収入で暮らしていくことができます。肉体労働以外のスキルであれば、歳をとった後でも続けられる可能性は高いです。
今は自宅にネット環境さえあれば出来るリモートの副業も増えています。副業にチャレンジするのも今の時期に有効な動き方でしょう。
副業として人気のところでは、
・WEBデザイン(ホームページ制作)
・プログラミング
・動画編集
といったものがあります。
こうした副業を始めようと思っても、今まで飲食店一本でやってきた人が急に出来るわけではありませんよね。しかし、副業で稼げるようになりたい方に向けてスキルを教えてくれるスクールもあります。
例えば、「副業の学校」では、WEBライティングや動画編集、ブログ運営について学べるコースが用意されています。(気になる方は以下の画像をタップしてホームページを見てみてください)
また、女性専用ではありますが「SHE LIKES」というスクールではこれらの他にも、WEBマーケティングやイラストレーター、カメラやブランディングなどを学べるオンラインのコースも用意されています。
様々なスキルを学ぶことが出来ますので、非常におすすめです。
新しいスキルが身につけば、それを使って副業に取り組むことが出来ますし、本業とのシナジー効果も生まれます。
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動画編集を学べば、YouTuberの動画編集ができるようになるだけではなく、お店のPR動画を作ったり、お店のYouTubeチャンネルを始めることもできるようになるのです。
スキルを身につければ必ず人生に活かすことが出来ます。なかなかお金にも時間にも余裕がなければチャレンジできないことですが、今はその最大のチャンスかもしれません。
「副業のスキルの場合は本業と関係ないことなので無理なのでは?」と思われるかもしれませんが、個人事業主が副業で収入を得ることは事業所得または雑所得となり事業主としての収入であることに変わりありません。
事業所得と雑所得はどちらも経費が認められますので、副業のための勉強でも経費計上が可能なのです。
こうしたスキルを磨くための参考になる記事を集めましたので、よかったら以下の記事もチェックしてみてください。
>>【比較】WEBマーケティングスクールおすすめ3選|未経験からの学習ステップと活用法
>>【無料あり】3大ビジネス動画サイトを比較|おすすめはグロービス学び放題
>>【無料&独学】僕がプログラミングの副業で稼げるようになった勉強法|初心者向け
・設備投資
2つ目は設備投資です。
・顧客満足度を高めるための備品
・買い出しや移動販売に使うための車両
こうしたものが挙げられます。
壊れそうになっているものや、もっと良いお店になるために必要なものをこの機会に考えてみてはいかがでしょうか。
・金融投資
協力金を元手に金融投資を始めるのも1つの手です。株や不動産、今話題のビットコインへ投資し、資本の増大を狙います。
新型コロナウイルス感染症の流行が始まった2020年の春には株価は大暴落しました。しかし、その後急激に回復し、最高値更新のニュースが連日のように聞こえてくるようになりました。
さらにビットコインに関しては、1年間でその価値が5倍に。明らかに異常な伸びを記録しているため、再び暴落する日も近いと言われます。
・老後資金2000万円問題が浮き彫りになり、投資の必要性が高まったこと
・テレビやYouTubeなどで著名人が投資の重要性を説いていること
・コロナ渦でIT関連の株価がわかりやすく伸びて期待値が上がっていること
様々な要因がありますが、こうしたことが引き金になって投資を始める人の数は増え続けています。
株式市場は売りが増えると株価は下がり、買いが増えると株価は上がります。株を買い始める人が増えるということは株価は上がるということです。
トレーダーが上がる株・下がる株を目利きして市場を動かすのではなく、単純に参入者が増えたことで必然的に市場が盛り上がっているのが現状の1つの特徴です。
これまでは投資にネガティブなイメージを持っていた人も多かったです。しかし。これほどまでに株式投資が一般化しつつの中で、取り残されないようにと始める人も増えています。
始める人が増えるということは買う人が増えるということ。買う人が増えるということは株価も上昇するということです。
今始めるのは資本を増やす千載一遇のチャンスかもしれません。
とは言え、株の8割は2割の富裕層によって所有されているという話もありますので、もしかしたら個人投資家が増えても影響は少ないのかもしれません。株価が必ずしも上がり続ける保証もどこにもありません。
しかし、このコロナ渦で歴史的にも大きな波が生まれていることは間違いないでしょう。あくまで自己責任にはなりますが、元手に余裕があるからこそ投資にチャレンジしてみるのも1つの手ではないでしょうか。
【貯金していても目減りするだけ|時短要請協力金は投資しよう】
以上が、個人事業主が時短要請協力金を使って行うべき3つの投資でした。

個人的には、自己投資に充てるのがもっとも費用対効果があると感じています。経営の勉強や副業として稼ぐためのスキルの勉強は、今後の人生でもずっと役立っていくものです。
お客さんが戻ってくればまた忙しい日々が戻ってきて自己投資はしにくくなります。時間やお金に余裕がある今しか出来ないことなので、ここで多くの力をつけることがもっとも有意義ではないでしょうか。
銀行に預金として持っていても、ただただ目減りしていくだけです。今後の事業をさらに強化するためにもぜひ良い投資を行ってください。
この記事が参考になれば少しでも幸いです。