夢を叶えてカフェや飲食店を始めても、集客がうまくいかなければ経営を続けていくことはできません。
「お店を作ることに必死で具体的な集客方法を考えていなかった」という方は意外とよくいらっしゃいます。
お店の経営において「集客」はもっとも重要です。客単価や経費削減のまえに、お客さんが来てくれないことには始まりませんよね。
そんな方が使うべきサービスが、ネット上でお客さんにお店を知ってもらう手段である「集客アプリ」です。
この記事では、カフェや飲食店を経営する人が知っておくべきインターネットを使った集客方法をお伝えします。
この記事を読むことで、レビューサイトとSNSの活用についての具体的にやるべき行動がはっきりします。
集客で踏んばれなければ、自分のお店を終わらせてしまうことになります。そうならないためにも、ぜひここで紹介する方法を実践してみてください。
【飲食店が使うべきネット集客アプリ8選|今すぐ使うべきサービスです】
あなたのお店はWeb上の集客サービスに登録されていますか?
「食べログ」に情報を載せている方は多いと思います。ですが、それだけでは足りません。
お客さんの使っているサービスは人それぞれ異なります。食べログを使う人もいればエキテンを使う人もいます。
もし食べログ以外に掲載されていなかったら、それらを見てお店を探すお客さんに気づいてもらえないことになります。それぞれのサービスに自店の情報が掲載されていなければ、機会損失になっているのです。
食べログ以外で飲食店が活用すべきサイトは以下の8つです。
- エキテン
- CafeSnap
- ぐるなび
- ホットペッパーグルメ
- retty
- TERIYAKI
- Googleビジネスプロフィール
これらのサイトの中には無料で登録できるものも多いです。
特徴はそれぞれ違いますので、自分のお店のスタイルと合わない場合もあるでしょう。ですが、せっかく使える無料のサービスを活用しないのは損です。
それぞれ紹介します。
・エキテン:個人店に強い集客アプリ
「エキテン」は飲食店だけでなく、ショッピングやヘアサロン、クリニックまであらゆる業種のお店を探せうことができるアプリです。
飲食店はグルメ系のサービスに登録しておけばいいんじゃないの?と思われるかもしれません。
確かに数年前までは食べログやぐるなびなどのグルメアプリで探すお客様も多かったですが、今はその頃より多様化しています。
集客のきっかけになるのであればあらゆるサービスを網羅することが重要なのです。
エキテンは毎年利用者を増やしており、店舗側は登録も利用も無料です。
様々な業種を網羅しているため、「ヘアサロンを探していたけど行きたいご飯屋さんさんを見つけた」という方も多いようです。

飲食店の登録がまだ少ない分、今から登録しておくことで先行者優位を取れるでしょう。
・CafeSnap:カフェに特化したレビューサイト
「CafeSnap」はカフェの検索に特化したグルメアプリです。カフェをやっているなら絶対に登録しておきたいサービス。
お客様に向けた店舗情報の掲載だけでなく求人の募集にも使えます。また、アプリだけでなく「まとめ記事」を作ってネット集客も実施。
地域のまとめ記事に掲載されれば、アプリユーザーだけでなくネット検索ユーザーにもお店のことを知ってもらえます。
・ぐるなび:大口の宴会に強いグルメサイト
「ぐるなび」は食べログに並ぶくらい有名なグルメ情報サイトですが、その強みはなんと言っても「宴会」です。
飲み放題やコースメニューはお店にとって稼ぎ頭ですよね。そういった宴会に対応できるお店はぐるなびに掲載しないと損です。
0円から登録できるので、こちらへの情報掲載もしっかりやっておきましょう。
・ホットペッパーグルメ:クーポンを用意できるお店におすすめ
「ホットペッパーグルメ」はネット予約利用者数ナンバーワンのグルメサイト。特徴はネット上でクーポンを配布できることです。
割引や一品サービスなどのクーポンをつけても良いというお店は積極的に使ってみましょう。無料プランでも3枚までクーポンを発行して集客につなげることが可能です。
・retty:ユーザーの利用頻度が高く、実名なので信頼性も高い
「retty」は日本最大級の実名性グルメレビューサイトです。実名性なのでレビューの信頼性も高く、ユーザーを増やしています。
無料でも店舗情報の掲載と編集が可能です。この後紹介する「Googleビジネスプロフィール」との連携もできて管理がラクなのもメリット。
・TERIYAKI:高級店に特化したグルメ情報サイト
「TERIYAKI」はホリエモンこと堀江貴文さんがプロデュースするグルメアプリ。「絶対に外さない美味しいお店を検索できる」ということでユーザー数も増加しています。
客単価の大きい高級店が多めなので、大衆向けではないこだわり店は登録してみるのも良いでしょう。
・インスタグラム:集客にもっとも強いSNS
インスタグラムは写真や動画を投稿するSNSで、集客に大きな影響力を持つアプリ。「インスタで情報を発信していないお店は存在していないのと同じ」とまで言われるほどです。
インスタグラムは一度情報を載せて終わりではなく、継続的な運用が求められます。
- 毎日の投稿
- ご来店いただいたお客様へのいいね、フォロー、タグ付け
- インフルエンサーへの交渉
インスタグラムは集客への効果が大きいこともあって、どのお店も様々な施策を打っています。
片手間で効果を出すのは難しいので、運用担当者をつけるくらいの気持ちで取り組む必要があるでしょう。
・Google ビジネスプロフィール:影響力ナンバーワンの集客サービス
「Googleビジネスプロフィール」は、今後レビューサイトのトップに立つ存在かもしれません。
現在、ネットで飲食店を検索した時に、もっとも上に表示されるのがグーグルマップです。検索したときに、お店の情報と地図が一緒に表示されているのを見たことがあると思います。
検索結果においては、上位3サイトがクリック率のほとんどを占めています。多くの場合で上位3サイトは信頼性が高く、欲しい情報もそこだけで手に入るからです。つまり、4位以下のページはほとんど見られていないと言うことになります。
そこで各レビューサイトはなんとかトップ3に入ろうと取り組んでいるわけですが、どんなに有名なサイトでも敵わないサイトがあります。
それがグーグルです。検索サイト自体を運営するグーグルは、自分のサービスを最上位に表示させることができます。そのため、検索サイトを使ったときに一番上に出てくるサイトがグーグルマップになっているということです。
一番上に出てくるということは一番クリックされるということです。そのグーグルマイビジネスを活用せずにネット集客を成功させられるわけがありません。
たくさんの人に見られる場所に情報を出すというのは非常に効率的な戦略です。グーグルマイビジネスも無料で自店の情報を掲載できます。こちらも有効活用しましょう。
まずはこれら全てのサービスでアカウントを作って、お店の情報を登録しましょう。

ネット集客をする上では、ここをないがしろにして成功なんてありえません。
【カフェや飲食店の集客にネット活用が必須な理由】
今の時代、ネット集客に力を入れればお客さんは確実に増えます。逆に、ネット集客に力を入れないでお店の存在を知ってもらえるはずがないとも言えます。その理由は2つあります。
- お客さんの行動が変わった
- 口コミを聞いただけでは決めなくなった
まずは、こうしたお客さんの行動の変化を理解することが重要です。そこがわからなければ、ネット集客の重要性は理解できません。
実際の集客方法をお伝えする前に、なぜネット集客に力を入れる必要があるのかを解説します。
・お客さんの行動が変わった
集客するためには、お店の存在を知ってもらうことが第一歩です。知ってもらうにはどのような方法があるでしょうか?
ある飲食店に「行きたい」と思うまでの自分の行動を振り返ってみてください。以前までは、
・雑誌の特集で知る
・友達の感想を聞く
・食べログで探している中で見つける
こういったパターンでした。ですので、お店としてはTVや雑誌に出ることが一番効果の高い集客方法だったのです。
ですが、今はTVや雑誌に以前ほどの効果はありません。ネットが普及してTVや雑誌を見る人が減っているというのも1つの要因ですが、それだけではありません。
カフェやラーメンになどに特化した「●●特集本」が出るようになってからは、「メディアに出るお店の希少性」が確実に薄れました。
何百もの競合店が1つの雑誌に載っている状況では、表紙にでも載らない限り優位性はありませんよね。お客さんとしても、結局どこのお店がいいのかわからないのです。
そうした中でお客さんにとって店を探す方法は、ネットに移行しています。
ネットで探すと言えば食べログを想像する方も多いと思います。飲食店レビューサイトの先駆けですし、今でも多くの方が利用されています。
食べログと言えば星の数で飲食店を採点する仕組みになっていますが、その採点基準が不明瞭な点や、広告費を払ったお店が上位に表示されて本当に良いお店がわからなくなるなど、利用者にとって疑念を抱かせる要素が多かったことが背景にあります。
その一方で、飲食店のレビューサイトは「エキテン」や「retty」といったサービスが食べログに台頭してきています。後ほど様々なレビューサイトを紹介しますが、それらのサービスの利用者をトータルすると食べログの利用者を大きく上回っているのです。

いまだに食べログしか使っていないようなお店だと、お客さんの行動の変化に対応できていないと言わざるを得ないでしょう。
そして今は、何といってもSNSの活用が鍵になります。中には「新しいお店探しにはSNSしか使わない」と言う人も出てきているくらいです。
さらにはグーグルマップ(グーグルマイビジネス)も、今ではレビューサイトよりも効果的な媒体になってきています。
人々の生活が多様化する中で、飲食店の探し方も多様化しています。以前と同じ方法を取っていては、新しいお客さんに全くアプローチできていないことになるのです。
・口コミで知った後も結局ネットを見る
今でもTVや雑誌、友達からの口コミでお店の存在を知ることはあります。ですが、それだけでそのお店に行くわけではなくなっています。結局ネットで自分で調べてからしか行動しないようになっているのです。
どんなメニューがあるのか。どんな人がやっているのか。どんな雰囲気のところなのか。こういったことを調べます。
結局のところ口コミで決めると言うよりも、自分で確かめて自分で決めていると言えます。
お店としては、その行動に合わせて「より詳しい情報」や「魅力の伝わる写真」を用意しなければいけません。
そうしておかなければ、せっかく興味を持ってもらったのに「ここ微妙だなー。やっぱり行くのやめよう。」と思われてしまうのです。
【飲食店のネット集客アプリやSNSの活用方法|何を載せてどう活用すればいい?】
では、実際に登録したら次にそれらをどう活用するかです。
・グーグルマイビジネス
・インスタグラム
に分けて活用方法をお伝えします。
・レビューサイトの活用法
レビューサイトは無料の範囲内で活用しましょう。出来ることは2つです。
全てのサイトでこれだけで大丈夫です。
写真は自分で撮ってもよいですが、良い写真が撮れない場合もあるでしょう。そういう場合は、インスタグラムに上がっている写真を使わせてもらうという方法もあります。
インスタグラムで自分のお店の名前で検索をすると、おしゃれに写真を撮ってくださっている方がいると思います。そうした人たちにメッセージを送って、来店の感謝とネット上で写真の使用許諾をいただけないか交渉してみましょう。
お店を気に入って載せてくれている人たちなので、ほとんどの場合、快く許可をくださいます。その写真をスクリーンショットで保存し、サイトにアップロードするのです。
レビューサイトはとにかく口コミと写真が重要です。口コミは自分で書けませんが、写真はいくらでもアップできます。
たくさんの写真が上がっていればお客さんにとっての参考にもなりますし、写真の少ないお店よりも行きたい気持ちになります。
レビューサイトでやることは、
・行きたくなるような写真をアップロードする
この2点です。まずはここから始めてみましょう。
・グーグルマイビジネス の活用法
グーグルマイビジネスは今後もっとも力を入れておくべきサービスです。やることは以下の3つです。
基本的な情報と写真のアップロードはレビューサイトと同様です。また、メニュー内容も掲載しておくことができます。
グーグルマイビジネスは検索結果で上位に表示されるから見られやすいとお伝えしましたが、その中でも自店が上位に来るためには、内容の網羅性と更新度合いが重要になります。
詳しい情報を載せるのは基本ですが、それに加えて投稿を活用しましょう。投稿の頻度が多いと同じエリアのお店よりも上位に表示される可能性が高まります。
・新メニューのお知らせ
・日々の出来事
このようなことを毎日投稿するようにしましょう。
グーグルマイビジネスの活用方法は、
・行きたくなるような写真をアップロードする
・投稿を日課にする
この3つです。
・SNSの活用法
インスタグラムは若い子を中心にお店探しのツールとして頻繁に使われています。どのように使うかというと、ハッシュタグ検索です。
「名古屋カフェ」や「福岡ランチ」、「六本木バー」のように「地名+業種」で検索をして、出てきた投稿(写真)を参考にして行く場所を決めています。
そのため、お店側ができることは自店の写真をハッシュタグ付きでアップするということです。
ハッシュタグは「エリア+業種」ですが、エリアはミクロからマクロまで様々なものを押えておきましょう。都道府県名、市区名、町村名までカバーするのです。
また、「初回来店のお客様にはデザートプレゼント」というハッシュタグを付けるのも手です。迷っているお客さんにの来店を促すこともできます。
インスタグラムは情報を掲載して終わりではなく、継続的に運用を続けていかなくてはいけません。
定期的な投稿はもちろんのこと、タグをつけてくれた投稿してくれたお客様に対して、「いいねを押す」「コメントを残す」「お店のアカウントでシェアして紹介」といった感じで運用していきましょう。
【飲食店は効果のあるアプリ集客に力を入れよう】
以上が、カフェ・飲食店のオーナーが使うべき無料のネット集客ツールのご紹介でした。
美味しい料理で喜んでもらうというのは、お店をやっていく上で1つのゴールです。そこに力を入れることは間違っていません。しかし、全てのスタートは「知ってもらう」ところからです。
認知度の向上は集客と経営に大きく影響します。ここで紹介したように、今は無料のツールがたくさんあります。こうした無料のサービスですら活用できていなければ、かなりの機会損失を生んでいます。
今はネットで検索して来る人が非常に多いことを皆さんも実感していると思います。
それを感じているにも関わらずネット集客を活用していないのであれば、経営者としては「馬鹿」です。そんな状態で「売上が上がらない」と困っていても、自業自得としか言いようがありません。
まずは、今すぐ登録していない全てのレビューサイトに登録しましょう。そして、基本情報と写真を掲載するのです。
基本情報は一つ作ってしまえばあとはコピー&ペーストをすればいいだけです。写真も今の時点で集められるものを一気にアップロードすれば済みます。
売上を上げるためにできる施策は数多くありますが、効果のある方法ばかりではありません。その中でネットを使った集客方法は確実に効果が出る方法です。
お客さんの行動から考えたときに、認知のポイントはネットにあるからです。
ぜひこの記事を参考にして行動に移してもらえればと思います。
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