多くの人が頭を悩ませる問題。それが無駄遣い。
頭の中では無駄遣いはいけないこととわかっていながらも、どうしてもやめることができないという人も多いのではないでしょうか。
相応の収入を得ているならまだしも、生活費が赤字になっているのに余計な出費を抑えられないという人も世の中には大勢います。
そんな私も、若い時は家賃を払うのがギリギリのくせに、ついつい出掛けては外食をしたり洋服を買ったりと散財していました。一瞬の喜びはあるものの、そういった買い物は後悔に繋がることも多いですよね。
お金との付き合い方を変える必要があると思った私は、無駄遣いをしてしまう心理や正しいお金の使い方を勉強しました。
この記事ではこれまで読んだたくさんの資料の中から、今日から無駄遣いをやめる4つの方法をお伝えします。結論から言うと、
こうした習慣を取り入れれば無駄遣いはやめられます。
貯金がなくて生活費も赤字になりそう。それなのに無駄遣いをやめられないという方は、ぜひこの方法を取り入れてみてください。
【無駄遣いをやめられない3つの理由】
無駄遣いとは、必要のない商品やサービスにお金を使ってしまうことです。
基本的にお金を使う時は、必要なものや欲しいものを買う時ですよね。購入している段階で「あぁ〜、今ムダ遣いしてるわ〜」と考えることはあまりありません。無駄遣いだと気付いていれば買っていないはずです。
では、なぜ自分が欲しいものを買っているはずなのに無駄遣いになってしまうのでしょうか?
これまで皆さんが買ったものをいくつか思い浮かべてみてください。それは欲しいものでしたか? 必要なものでしたか?
欲しいものを買った時。極端に言えば、それが無駄遣いする時です。必要なものは必要なもの。欲しいものは無駄なものなのです。ぜひ覚えておいてください。
何かモノを買いたいと思ったとき、その裏には
・飴
・慣れ
という3つの心理が隠れています。これらが無駄遣いの原因です。それぞれ詳しく解説します。
・見栄を張ることが無駄遣いに繋がる
見栄は、3つの中でもっとも高額な浪費につながる心理です。
「こんなものを持っていてすごいと思われたい。」
「あの人がこれを持っていたから自分はそれよりも良いものを持ちたい。」
何かモノを買うときに、自分の純粋な欲望の裏側に、こうした見栄を張りたいという思いを感じたことはありませんか? ブランド物を身に付けたがる人なんかは、まさに見栄を張りたいという欲が強いと言えます。
正直言って、見栄で買うものほど無駄なものはありません。自分の気持ちよりも相手にどう思われるかの方を大事にしている時点でダサいです。そして、相手によく思われればまだ救われますが、大して興味を持ってもらえなかったり、逆にダサいと思われたらせっかくの買い物も無駄になります。
・金のネックレスをつけている人
・高級車を買ったというだけで自慢してくる人
このような人を見たときに「ダサいな」と思うことはありませんか? もし見栄を張っている人を見て気持ち悪いと感じたのであれば、程度の差はあれども同じように見栄で購入している自分も気持ち悪いと思うべきです。
欲しいものがあるときに、それは本当に欲しいものなのか、それとも見栄があるのかを観察してみてください。
・自分への飴が無駄遣いのイチバンの原因
無駄遣いの一因である「飴」とは、ご褒美思考のことです。
「今日は疲れたから外食しちゃおう。」
人は自分にご褒美をあげることが大好きです。ご褒美を用意することで頑張れることもあります。しかし、ここで考えて欲しいのは、ご褒美を買うせいで自分のお金が出て行ってしまうということです。
子供の頃は、「お手伝いをしたらお菓子を買ってもらえる」のように、自分が頑張れば他人がご褒美をくれるというのがご褒美でした。
しかし、大人になってからのご褒美は自分のお金から出ています。相手の財布ではなく自分の財布からわざわざ支払っているのです。
そもそも、頑張って働いたご褒美は、お給料としてすでにもらっていることを忘れてはいけません。生きていくのに必要なお金をご褒美としてもらっているわけですから、わざわざ他のものを買って自分にご褒美を与える必要はないのです。
ご褒美をもらえるのは嬉しいものですが、それを自分の財布から出していると考えたら虚しいですよね。それを理解できれば、ご褒美がいかに無駄であるかがわかるのではないでしょうか。
・無駄遣いに慣れてしまっている
浪費癖という言葉があるように、無駄遣いは習慣になってしまいます。
例えば、コーヒーを毎日自動販売機で買って飲んでいるという人はいませんか? または、お昼ごはんのデザートにコンビニで毎日デザートを買っている人はいませんか?
こうした習慣化された行動の中に、無駄遣いの要素が含まれているものがあるかもしれません。
先ほどお伝えしたご褒美にしても、
・いつもより疲れたらご褒美を買う
といった行動を繰り返しているうちに習慣化されてしまいます。
また、ご褒美に慣れてしまうと、同じご褒美では満足できなくなって、今よりもっと良いものが欲しくなります。その欲は止まることがありません。これは限界効用逓減の法則と言われます。
昔は5000円の服でもご褒美と思えたのに、最近は2万円以上のものを買わないと満足感が得られないと感じているような方がいたら要注意です。
無駄遣いに慣れてしまうと、毎日少しずつ家計を圧迫していくだけでなく、一回の金額も大きくなってしまうのです。無駄遣いになれてしまうと元の生活には戻りにくくなります。
【実践!本気で無駄遣いをやめる方法|節約の黄金ルール】
無駄遣いはいけないものと頭では理解できても、具体的な行動を伴わなければ改善はされません。どうしても欲しいものは出てきますし、無性にお金を使いたくなる時も出てきます。
そうなった時に、無駄遣いしたい欲求を止めることが出来る方法。それが以下の4つです。
それぞれ詳しく解説します。
・物欲を刺激しない生活をする
欲しいモノができるのは欲しいモノに出会ってしまうからです。ですので、欲しいものに出会わない環境を作るのが、物理的に欲を抑える上で重要になります。
毎週休みのたびに買い物に行っていた人なら、ショッピングモールなど誘惑の多い場所には行かないようにします。
ネットでよく買い物をしてしまう人は、暇な時間にAmazonなどのECサイトを覗くという行動を止めるようにします。
雑誌も欲を刺激します。新しい商品、話題の商品がたくさん載っているような雑誌は読まないようにします。
こうして物理的に欲を生むものを遠ざけることで、無駄遣いは減らせます。
・欲しいものと労働を天秤にかける
2つ目は、「欲しいものの値段」と「それを買うために必要な自分の労働時間」を天秤にかけてみるということです。
例えば、3万円のバッグを買おうとしている自分がいるとします。それは、みなさんが3万円を稼ぐのに必要な時間と労力と、その商品を引き換えるということです。
3万円を稼ぐのに必要な時間はどれくらいでしょうか? 月収20万円の方であれば、大体3日間ほどでしょう。アルバイトで月10万円の収入を得ている主婦の方であれば、バイト1週間分です。
確かに3万円のバッグは魅力的でしょう。しかし、それを買うためには3〜7日分も働かなければならないと思ったらどうでしょうか? 中には全然釣り合わないと感じるモノもあるかもしれません。そこまでして欲しいかと言われたらそうでもないことも多いと思います。
「値段」と「労働」を天秤にかける癖を付けてみて下さい。もったいないと思えたら、無駄遣いを減らせるはずです。
・1円あたりの満足度の高い買いものだけ買う
経済学的に見ると、正しいお金の使い方とは「1円あたりの満足度が高いものを買う」というものです。この考え方を取り入れてみましょう。
例えば、ここにAとBという同じくらい欲しい服が2つあるとします。Aの服は4000円、Bの服は10000円です。この場合、同じくらい欲しいということで、買うことで得られる満足度は同じです。
得られる満足度が同じである場合、4000円のAという服の方がコスパが良いですよね。
また、最近は贅沢なフルーツを使ったパフェがブームになっています。ちょっと良いカフェなんかでは1つ1500円もするようなパフェが当たり前のようにあります。ランチの値段を超えていますよね。
確かに見た目もきれいだし、旬のフルーツがたくさん使ってあるパフェは非常に魅力的で実際に美味しいです。しかし、1500円を払う満足度を考えてみると、1円あたりの満足度はどうでしょうか? コスパの高いものは他にもあるかもしれません。
高いパフェでなくても、コンビニのデザートで100円のものと300円のもの。満足度は3倍の違いがありますか? 人によっては100円のデザートでも十分満足できる人も多いと思います。
1円あたりの満足度を考えて買い物をしてみてください。いつも買っているもののグレードを下げても満足度が変わらないということに気づけば、余計な無駄遣いを減らすことができます。
・お金を使いたくなったら株を買う
このような方法でお金の使い方を見直すことができるはずです。とは言え、無性にお金を使いたくなるときがくるかもしれません。
私もモノに対して欲しいと思う欲は抑えることが出来てきたのですが、ある程度それが続くと、お金を使わないことへのストレスのようなものを感じ始めたのです。生粋の浪費癖があったのでしょう。
みなさんの中にも、節約が逆にストレスになって、なんでもいいからお金を使いたいという謎の欲が出てくることがあるかもしれません。
その場合におすすめなのが「株を購入する」ということです。購入といっても消費ではありません。投資です。好きな企業の株を買えば、お金を使いたい欲をうまく発散しながら、投資による資産運用もできるということです。
お金を使いたくなったら、株を買えるサイトで株にお金を使いましょう。
「株を買うと言ってもお金がないし、難しいのではないか?」と感じる人もいると思います。ですが、最近はスマホのアプリを使ってほんの数百円から投資ができるサービスもあります。
私が使っているOne Tap BUY(ワンタップバイ)というアプリの場合、スマホで1000円からの投資ができます。フェイスブックやコカコーラ、ディズニーなどの有名企業の中から好きな企業のを株を選んで購入できるのです。
買える株も有名企業のものが多いので、興味のある会社を選ぶ楽しさがあります。よく知らない会社の株を買っても正直微妙ですが、好きな企業の株を買うのは楽しいものです。
また、有名企業であれば株価が大きく下がるリスクもそこまで大きくありません。長期的な目線で見れば、基本的には経済は成長していきますので、気付けば持っている株の価値が買った時より大きく増すかもしれません。
お金を使いたくなったらモノではなく株を買うという習慣を作る。これも無駄遣いを抑える有効な方法です。
【無駄使いをしている人の特徴|見直すべき浪費14選】
無駄遣いをしてしまう心理と無駄遣いをしない方法についてお伝えしてきました。ぜひみなさんも今やっている無駄遣いを見直してみて下さい。
最後に、海外メディア「Mental Floss」が報じた「みんながやめたいと思っている無駄遣い」を引用させていただきます。
第2位:アルコール(25.42%)
第3位:クレジットカードの手数料(19.34%)
第4位:洋服(13.85%)
第5位:電気代(11.92%)
第6位:タバコ(11.52%)
第7位:冷暖房代(10.58%)
第8位:返品できなかった物(9.25%)
第9位:無駄な包装(7.07%)
第10位:クジ・ギャンブル(6.82%)
女性第2位:腐らせてしまった食べ物
女性第6位:ストリーミングサービス
男性第3位:エンターテインメント代
男性第7位:ガジェット代
こうしたものが無駄遣いの代表格のようです。みなさんの生活の中でも利用しているものは多いのではないでしょうか?
いきなり全てを生活から取り除くことは不可能でしょう。しかし、何も考えずに買っていたものなどを一度見直してみることで、人生は少しずつ変わっていくはずです。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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