いらっしゃいませ。
あなたの人生をちょっとだけいい方向に変えるかもしれない本屋、BOOKS ROUTE 193です。どうぞゆっくり見ていってください。
今日の一冊は、ブックカフェオーナーや映像ディレクター、金継ぎ師など、複数の仕事をしながら生きているナカムラクニオさんの著書「パラレルキャリア」です。
パラレルキャリアとは、「本来の仕事を一生懸命こなしながら、それとは別に自分のやりたい夢の仕事を実現し、互いの相乗効果で生きがいを感じる働き方」だとナカムラさんは言います。
もともと数年前までは企業勤めの一般的なサラリーマンだったナカムラさん。自分らしく働く方法を模索していった結果、この働き方に辿り着いたようです。
パラレルキャリア、趣味レーション、巻きコミュニケーション、ミニナルライフなど、ナカムラさん独自に考えだした生き方のヒントが詰まっています。
新しい働き方をすぐにでも実践できそうな内容は、「今の働き方でこの先いいのかな?」と不安を抱える人へ、希望を抱かせる一冊になっています。
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パラレルキャリアは令和の新しい生き方
副業が国や会社から認められるような時代になり、2016年発売のベストセラー「LIFE SHIFT」の中では人生100年時代がそこまで来ていると言われています。
僕たちがこれから生きていく時代は、一つの仕事に縛られることなく、複数の仕事をやって生きていく時代になりそうです。
僕はこの流れについて、とてもいい流れであるように感じています。
僕自身、サラリーマンを辞めてカフェ経営を始め、それに加えて自由に好きなことを、ちょっとずつお金になるようにやっていっています。まだまだやっていけたらいいなという段階ですが。笑
そんな生活の中で気付いたのは、「好きなことをやった分だけ幸せな人生になる」ということです。
やらなきゃいけないことじゃなくて、やりたいこと、楽しいと思えることをやってる時間は、充実していますよね?
そういう好きなことを仕事にするのは、これまで「無茶」で「やめた方がいい」と言われることでした。大抵やったことがない人たちが言ってるだけでしたけどね。
けれど、これから好きなことをちょっとでも仕事にする流れが出来れば、充実した仕事の楽しさを感じ、仕事への価値観はきっと変わるはずです。
そうなれば、今よりいい人生に舵をきれる。そういう人たちが増えれば、社会はよくなる気がするんです。
この本の著者ナカムラクニオさんは、自分の好きなことを仕事にするためにやれることとして、「0次産業」「趣味レーション」といった表現で、「仕事の練習」をすることを勧めています。
偉大な事業家も、いきなり月に何十万と稼ぐようなことはできませんでした。
いきなりリスクを背負って始めるのではなくて、趣味の延長や練習感覚でやってみるのです。全ての始まりは小さな一歩から。それを踏み出すまでが一番大変です。どんなに小さな一歩でも大丈夫。動き出せば進み始めます。
ナカムラさんはこういった仕事の練習に加えて、もう一つ僕たちにすぐできる行動を伝えてくれています。
それが、「肩書づくり」です。
好きなことを仕事にしていく上で、一言で何をしているかを伝える肩書きがあることは、印象にも残りやすく大切な要素です。
いろんな言葉を組み合わせて、わかりやすくオリジナリティのある肩書きが作れれば、どんどんその仕事に意識が向いていって楽しくなりそうですね。
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【胸に残った言葉たち】
「言葉があるから生まれる仕事もあるのです。」
「夢中になって本を読んだり、携帯でメールに返信したりしていると、時間を忘れてしまったり、電車で乗り過ごしてしまったりする。このような瞬間は、だれもが楽しく、わくわくして有意義な時間を過ごしている。このワクワクがつまった生活、それがフローライフです。」
【パラレルキャリア 商品情報】
著者:ナカムラクニオ
出版社:晶文社
発売日:2016年6月4日
価格:1400円(税抜)
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