あなたのWebデザインスキルは、資格を取ることで証明することができます。
この記事では、Webデザイナーとして評価を得るために役立つ資格を紹介します。
資格の勉強を始めようと思っている方が気になる疑問についてもお答えします。ぜひ参考にしてみてください。
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【Webデザイナーが取得すると有利になるおすすめの資格一覧|概要と勉強方法を解説】
早速Webデザイナーにおすすめの資格を5つご紹介します。
こうした資格を取得することでWebデザイナーとして稼ぎやすくなる可能性があります。それぞれ解説します。
・ウェブデザイン技能検定(国家資格)
Webデザインに関する資格で唯一の国家資格。国家資格である分、難易度は他の資格と比べて上がりますが、国家資格を有することができるのは大きなメリットです。
また3級であれば合格率が70%ほどあるので初心者からでも目指しやすいと言えます。
合格することで証明できるスキル
【3級】
Webデザインに関する入門的な知識と業界に対する意欲
【2級】
Webデザインに関する基本的な知識があり、Webデザイナーとして最低限の仕事ができること
【1級】
Webデザインはもちろん、Webサイト構築までの幅広い技能があること
ウェブデザイン技能検定の試験概要
【試験時間】
1級 学科90分 実技180分 ペーパー実技60分
2級 学科60分 実技120分
3級 学科45分 実技60分
【受験料】
1級 学科: 8,000円 / 実技: 25,000円 (実技はペーパー実技含む)
2級 学科: 7,000円 / 実技: 16,000円 または7,000円(25歳未満の在職者)※
3級 学科: 6,000円 / 実技: 8,000円 または3,000円(25歳未満の在職者)※
※25歳未満の在職者の方は実技試験の受検手数料が減免となります。
【受験資格】
3級は誰でも受験できますが、2級以降は実務経験等が必要になります。
【試験の難易度(合格率)】
3級 60~70%
2級 30~40%
1級 10~20%
【主催・認定】
特定非営利活動法人厚生労働大臣指定試験機関インターネットスキル認定普及協会
ウェブデザイン技能検定の勉強方法
- 過去問題を解く(ウェブデザイン技能検定公式サイトから過去3回分まで無料でダウンロード可能)
- Webデザイン業務で経験を積む
・Webクリエイター能力認定試験
累計受験者16万人以上のWebデザイン業界で最も人気の資格。
HTML・CSSに関する基本的な知識や簡単なWebサイト制作スキルから、フォームやオブジェクトなどを使った応用的なスキルまで、業界で必須となるスキルを総合的に証明できます。
ワイヤーフレームからデザインを起こすなど、実際のワークフローに即した内容が出題されるので、Webデザインの仕事効率化にもつながります。
合格することで証明できるスキル
【スタンダード】
レイアウト手法や色彩設計等、ユーザビリティやアクセシビリティを考慮したWebデザインを表現することができる。また、スクリプトを用いた動きのあるWebページの表示、マルチデバイス対応、新規サイトを構築することができる。
【エキスパート】
セマンテックWebを理解し、HTML5をマークアップすることができる。また、CSSを用いてHTMLの構造を維持しつつ、Webページのデザインやレイアウトを表現することができる。
Webクリエイター能力認定試験の試験概要
【試験時間】
スタンダード:実技試験130分
エキスパート:知識問題20分、実技試験200分
【受験料】
スタンダード:5900円
エキスパート:7500円
【主催・認定】
Webクリエイター能力認定試験の勉強方法
公式より参考書と問題集が発売されていますので、これを使って勉強を進めることになります。
【スタンダード】
Webクリエイター能力認定試験(HTML5対応) スタンダード 公式テキスト
Webクリエイター能力認定試験(HTML5対応) スタンダード 問題集
【エキスパート】
Webクリエイター能力認定試験(HTML5対応) エキスパート 公式テキスト
Webクリエイター能力認定試験(HTML5対応) エキスパート 問題集
・Webデザイナー検定
コンセプトメイキングなどの準備段階から、Webページデザインなどの実作業、テストや評価、運用まで、Webデザインに必要な一連の知識を総合的に学べます。
合格することで証明できるスキル
Webサイトのデザインにおいて、一定の条件(コンセプト・日程・予算など)のもとに、コンセプトメイキング・制作・テスト・評価・運用を行うための、知識や技術
Webデザイナー検定の試験概要
【試験の種類】
Webデザイナー検定ベーシック:Webサイトの企画・制作・デザインに関する基礎知識の理解を測る
Webデザイナー検定エキスパート:専門知識の理解と応用力を測る
【試験時間】
ベーシック:60分/10問
エキスパート:80分/10問
【受験料】
ベーシック:5600円
エキスパート:6700円
(合格証明書の発行は別途1000円/枚)
【受験地】
全国20カ所
【主催・認定】
Webデザイナー検定の勉強方法
試験に対応したテキストや問題集にて勉強を進めることになります。
【Webデザイナー検定エキスパート】
Webデザイン -コンセプトメイキングから運用まで- [改訂第五版]
Webデザイナー検定エキスパート・ベーシック公式問題集 [改訂第二版]
【Webデザイナー検定ベーシック】
入門Webデザイン [第四版]
Webデザイナー検定エキスパート・ベーシック公式問題集 [改訂第二版]
・HTML5プロフェッショナル認定試験
HTML5、CSS3、JavaScriptなど最新のマークアップに関する技術力と知識を、公平かつ厳正に、中立的な立場で認定する認定制度です。
Webデザインに不可欠なスキルについて理解を深め、Webのプロフェッショナルであることを証明できます。
レベル1とレベル2がありますがレベル2はWebアプリも試験内容に組み込まれますので、Webデザインに関してはレベル1のみで十分です。
合格することで証明できるスキル
【レベル1】
・HTML5(HTML Standard、CSSなどのWeb技術)を使ってWebコンテンツを制作できる。
・ユーザ体験を考慮したWebコンテンツを設計・制作できる。
・スマートフォンや組み込み機器など、ブラウザが利用可能な様々なデバイスに対応したコンテンツを制作できる。
・HTML5(HTML Standard、 CSSなどのWeb技術)で何ができるか、どういった技術を使うべきかの広範囲の基礎知識を有する。
HTML5プロフェッショナル認定試験の試験概要
【試験時間】
80分
【試験問題】
60問
【受験料】
¥16,500
【試験方式】
マウスによる選択方式(一部キーボード入力問題も出題)
【試験会場】
全国の試験センターまたは自宅でオンライン受験
【合否結果】
即時
【主催・認定】
HTML5プロフェッショナル認定試験の学習方法
- 公式サイト内「HTML道場」を読む
- 公式が発行する無料のメールマガジンを購読する
- 公式が運営する無料のセミナーに参加する
- 参考書や問題集を購入する
- インターネットアカデミーなどのスクールを受講する
・Webディレクション検定
Webディレクション検定は、Webデザインの上流工程であるWebディレクションについて知識を整理することができる検定です。
サイトデザインの目的となる「売上アップ」についてのスキルを学べるので、より高度なWebデザインを行うことが可能になるでしょう。
合格することで証明できるスキル
・Webサイト制作案件の営業
・Webサイトのプランニングスキル
・Webサイトのディレクションスキル
・プロジェクトマネジメントスキル
・Webプロモーションの知識
・Webサイトの運用・改善スキル
Webディレクション検定の試験概要
【試験時間】
60分
【受験料】
11,000円
(認定・認定証の発行には別途手数料10,800円が必要)
【主催・認定】
株式会社シンクスバンク
Webディレクション検定の勉強方法
講座を受講して試験を受けることになります。
・講義時間:18時間(6時間×3日間)
・受講料:74000円(受験料11000円込み)
・参考書:JWA公認テキスト 「Webディレクション標準スキル152」
【国家試験の『Webデザイン技能検定』に合格しても意味がない?】
Webデザインスキルの証明につながる資格を5つ紹介してきましたが、実はWebデザインの仕事をする上で資格は必須ではありません。
収入に寄与しない資格なんて取る意味も学ぶ意味もなくね?
ビジネスの現場で言えば、労力対効果のめちゃくちゃ悪い施策をしているダメ従業員と全く同じ
時間の無駄#プログラミング #駆け出しエンジニアと繋がりたい #デイトラ #ウェブカツ #progate #seo #webマーケティング #webデザイン— かずきち@プログラミング初心者の顧問 (@kazukichi3110) October 13, 2021
では、なぜこのような資格が存在するのでしょうか?
・Webデザインの資格を取ることで得られるメリットは?評価につながる?
Webデザインの資格を取ることで得られるメリットは大きく分けて以下の3つです。
- 自分の中で知識やスキルの理解につながる
- 名刺や履歴書に記載できて評価アップにつながる
- 資格手当の対象になれば給与アップにつながる
必須ではありませんが、資格を習得することでこのようなメリットは受けられます。
・Web制作のスキルアップと実績(ポートフォリオ)が重要
上記のようなメリットはあるものの、Webデザイン業界においては資格の重要性はさほど大きくありません。その理由は、資格よりも実績(ポートフォリオ)が重視されるからです。
Webデザイン業界において、その人の能力を証明するものは資格ではなく実績なのです。
こうした実績や過去に作ったサイト集(ポートフォリオ)こそが、もっともあなたの価値を表現する手段なのです。
稼ぎたくて資格の勉強をしようと思っていた方にとっては耳に痛い内容かもしれません。しかし、資格を取っても稼げないのは事実。資格よりもポートフォリオを優先しましょう。
とは言え、ポートフォリオはすでに作っているという方もいると思います。副業の案件でポートフォリオを見せているけれど仕事が取れない。そんな方はどうやって仕事を取ればいいかわからないですよね。
Webデザインの仕事はクラウドソーシングでしか取れないわけではありません。稼ぎ方を変えるだけで今よりももっと稼げる可能性はあります。
最後に、Webデザイナーがクラウドソーシング以外で仕事を獲得する方法をお伝えします。
【Webデザイナーは資格取得よりも仕事の獲得方法を変えよう】
Webデザインの副業案件に応募するけど仕事がもらえない。だから資格を取ってアピールしよう。この考え方は間違っています。
クラウドソーシングはすでにレッドオーシャンになっています。初心者だけでなくWeb制作会社のプロモ参入。1人の採用枠に100人以上が応募することも珍しくなく、ここで仕事を獲得するのは非常に困難を極めます。
そのため、Webデザインの副業で稼ぐためには戦場を変える必要があります。クラウドワークス以外の場所で仕事を獲得するのです。
今Webデザインを副業にして稼いでいる人は、このようなクラウドソーシング以外の方法で仕事を獲得しています。
Webデザインで稼げなくて困っているあなたがやること。それは資格を取ることではなく、仕事獲得の方法を変えることです。
資格の勉強に費やす時間よりも、仕事を獲得の方法を変えてチャレンジしてみる。そうすることで今よりももっとWebデザイナーとして活躍できるようになるでしょう。
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