
コロナウイルスへの感染も怖いけれど、仕事を失うことも怖い。会社の業績も明らかに下降してそうだし、倒産したらどうしよう。
コロナウイルスの影響拡大により、世界規模で経済活動が麻痺しています。消費の減少により多くの企業が業績悪化に陥り、株価は大幅に下落しています。リーマンショック以上の恐慌になる可能性も見えてきました。
そんな状況の中で、仕事を失うリスクも大きくなっています。インバウンド需要を見込んだ飲食業や観光業は大打撃。中国から資材が入らない製造業も仕事がありません。
経済回復どころかウイルスの終息見込みも立たない状況が続いています。「このままでは仕事を失うのではないか?転職も考えたほうが良いのではないか?」そう懸念されている方も増えているのではないでしょうか。
この記事では、
・コロナ不況の中では転職は難しい?
・するならどんな仕事や業界がよい?
・仕事しながら転職活動は可能?
・転職サイトはどこを使えば良い?
・会社もやばい時に辞めるとは言い出しにくい…
といった悩みにお答えしていきます。
まだまだ先の見えない情勢が続きます。そんな状況で重要なのは、臨機応変な対応です。
「なんとかなる」と思考停止して生きていると、数ヶ月後には今よりもっとしんどい状況に立たされているかもしれません。
【この状況で転職をすべきかどうか?】
自分の会社が危機に瀕しているのであれば、今が転職すべきタイミングです。自分と家族が生活していくためには、仕事を変えるべきです。
もしも、「ウイルスが終息すれば景気は元に戻るから大丈夫でしょう」と考えているのならば相当やばいです。
2002年に流行したSARSウイルスは、2002年11月に確認された初症例から終息宣言の出された2003年7月までの期間が8ヶ月。
2009年に流行した新型インフルエンザは、2009年4月から2010年8月まで16ヶ月。
終息までにはそれだけの時間がかかっているのです。新型コロナウイルスは2020年3月現在でまだ3ヶ月目です。
もちろん、単純に前例と比較することはできません。それより短い期間で終息する可能性もあります。しかし、それ以上の期間になる可能性だってあるのです。
企業への影響は今後ますます大きくなるでしょう。
イタリアやフランスでは日用品以外の販売店は営業が禁止されています。日本でも同じ状況になれば、多くの零細企業や個人事業主は倒産を余儀なくされます。
また、イベントの自粛や消費行動の縮小が続けば、たとえ大企業でもいよいよ持ちこたえられなくなります。
今の時点でコロナウイルスによる業績悪化が見られている企業は非常にまずいです。そして、そこで働いている人もリスクを感じたほうが良いでしょう。
企業は従業員よりも会社を守ります。売上のない状況を切り抜けるには経費を削らなくてはいけません。リストラが目前に迫っているかもしれないのです。
想像してみてください。
「明日から来なくていいと言われたらどうしますか?」
「いま急に仕事がなくなっても生きていけますか?」
ちょっとでもやばいなと感じるならば、今が転職を考えるタイミングです。
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【今はコロナ不況で転職が難しい?】
「今は新型コロナウイルスの影響で転職が難しいのではないか?」
そう考える方もいらっしゃると思います。実際に学生が内定取り消しになったというニュースも報道されました。
しかし、それは結局のところコロナの影響を受ける企業に限った話です。メディアでは悲惨なニュースばかり流れますので、それが社会のすべてかと思ってしまいますが、全ての企業が不況に陥っているわけではありません。
影響が少なくて済んでいる企業もありますし、逆にチャンスと捉えて業績を伸ばしている企業もあります。
経済全体で見ると下降を続けていますし、回復には時間がかかるのは間違いないでしょう。
リーマンショックの時は、以前と同水準の株価を取り戻すのに4年がかかりました。しかも、全ての会社が持ち直したわけではなく、その間に多くの企業が倒産しています。
もし、経済が上向きになるまで転職活動はできないと考えるのであれば、その前に潰れるリスクの方が高いでしょう。
企業は将来を考えて採用をしています。将来に向けて舵を切っている企業は、この状況でも採用活動を続けているのです。
【転職するならどの業界?リスクの高い業界と影響を受けにくい業界】
今回のコロナウイルスの事例では、影響のある業種と影響の少ない業種がはっきりと分かれました。
・影響の大きかった業種
・観光業
・飲食業
・製造業(中国からの部品輸入の影響)
・卸売業
・運輸業
・イベント関係
・百貨店
・地方銀行
その他にも、イベント休止要請を受けたライブハウス、施設休業を余儀なくされたフィットネスジムなども大打撃を受けています。
インバウンド需要を狙っていた旅館の中には、早々と倒産したところもありました。不要不急の外出を自粛するよう報道されてからは、イオンなどのショッピングモールも閑散としています。
「海外からの仕入れに依存している会社」や「外出自粛や消費減速の影響を直に受けるお店」はウイルス危機によって大きな悪影響を受けることがはっきりしました。
また、こうした企業では、現在採用活動を中止している企業も多いです。
・影響が少ない&ビジネスチャンスとして拡大している業種
逆にこの情勢でも問題ない企業やビジネスチャンスと捉えている企業もあります。
これらの企業はリモートワークによって業績を伸ばすことができるでしょう。インターネット関連の企業は顧客への影響が少なく、逆に一斉休校やリモートワーカーへのコンテンツ提供でさらに業績を伸ばすことが出来ています。
また、在宅勤務者が増えることで、これまでかかっていた膨大な家賃や光熱費が不要になるはずです。
IT関連事業においては不況の影響は比較的少ないと言えます。成長産業であることを考えると、これから転職活動をする上でぜひとも検討したい業種でしょう。
特に今はプログラマーが不足していると言われています。プログラミングが出来る人材であればリモートワークをすることが出来るのでこうした不況にも強いですし、IT人材の需要は今後も拡大するのは間違いありません。これから新しいスキルを身につけるならプログラミング一択でしょう。
とは言え、プログラミングスキルを1から学ぶとなると、独学では非常に難しいです。スクールに通うと、2〜3月で数十万円もかかってしまいます。お金に余裕がないと高くて通えないですよね。お金に余裕がない人はIT系に転職することすらできないのかと思ってしまいます。
しかし、プログラミングスクールの中には、最短22日でプログラミングスキルの習得と転職が出来るところもあるのです。しかもスクールを通して就職すれば、スクールの受講代金は無料になります。プログラミング初心者でも学習後すぐにIT系企業に転職できて、しかも費用もかかりません。いち早くIT系に転職したい方にはおすすめの選択肢です。
無料で通えるスクールや無料の理由については「独学よりも圧倒的に効率的|無料で行けるプログラミングスクール3選」でご紹介しています。興味のある方は参考にしてください。
【仕事をしながら転職活動することは可能か?】
転職をしようと思っても、実際は毎日の仕事があってなかなか時間が取れませんよね。
転職はナイーブなものです。万が一、転職活動をしていることがバレると、今の職場で居辛さが増します。出来れば誰にも知られずにこっそり進めたいものです。
基本的な転職活動は家でインターネットを使ってできますが、面接がある場合にはどうしても平日に会社を休まなくてはなりません。
仕事をしながら転職活動をするときは「有給」を利用するのが基本ですが、職場によっては有給が取りにくい場合もあると思います。その場合は、何らかの言い訳をテンプレートとして用意しておくと良いでしょう。
私の場合は、「親の通院に付き合わなくてはいけないため」を理由にしていました。
これなら何度でも使えます。一方で、「親戚が亡くなった」「体調不良」といった理由は頻繁に使うことはできません。
転職活動期間中には何度か仕事を休まなくてはいけないかもしれませんので、何度も使える理由を用意しておくようにしましょう。
仕事をしながらの転職活動は慌ただしくなりますが 、今はコロナの影響で仕事量が減ったり勤務時間が縮小している人も多いと思います。転職活動をするにはちょうどいい時期かもしれません。
【転職サイトはどこが良い? 求人情報とエージェントが一緒になったdodaがおすすめ】
実際に転職活動をスタートするとなると、まずは転職サイトに登録することになります。転職サイトの使い方には大きく分けて以下の2パターンがあります。
・転職エージェントのサポートを受けながら最適な仕事を探す
良い転職サイトはこの両方の機能を持つものです。
求人情報を探せるサイトだけでは、なかなか本腰を入れて転職活動に臨むことができません。サイトを見回すだけで一日終わってしまう場合もあるでしょう。
転職エージェントがつく転職サイトには以下のようなメリットがあります。
初めての転職だとわからないことも多いので、アドバイザーがついてくれるのは非常にありがたいです。
私のおすすめするエージェント機能のある転職サイトは「doda」です。
dodaは深田恭子さんのCMでおなじみの日本最大級の転職支援サイトです。2019年で30周年を迎えた実績のある企業で、多種多様な業種で8万件近い求人情報を保有しています。
「職種検索」や「勤務地検索」は当然のこと、地図から会社を探せる機能も備えています。
さらに、転職希望者を支援するサービスとして以下のような便利な機能も用意されています。
・キャリアタイプ診断
・人気企業300社の合格診断
・職務経歴書作成ツール
いくつもの転職サイトに登録するのも良いですが、dodaは案件数も多くサポートも充実しているので、これだけでも十分に転職活動ができますよ。
>> 転職で、サイトに掲載されていない【非公開求人】を活用する方法とは?
また、中にはプログラミングを勉強してIT系の企業に転職したいという方もいらっしゃるかもしれません。コロナ危機では完全に勝ち組の業界になっていますし、今後さらに発展する業種です。今からでもスキルをつけて転職したいという人は多いでしょう。
通常、プログラミングスクールに通おうと思ったら、2〜3ヵ月の受講で数十万円の費用がかかってしまいます。
ですが、転職支援の付いたプログラミングスクールであれば、最短20日程度でスキルを習得して転職することも可能です。
さらに、スクールの斡旋する企業に転職すればスクール費用は0円で済みます。
プログラミングスキルがない人の中には、「IT系なんて選択肢にすら入っていない」という人も多いと思います。しかし、今からでも学んで転職できるとしたらどうでしょうか?将来性は高く、働き方も自由が効きやすい業界です。
プログラミングスキルが身につけば、今後しばらく仕事に困ることはないでしょう。無料で通えるスクールも出てきています。この機会に人生の舵を切るのも1つの道ではないでしょうか。
【会社を辞めると言いにくい? 今は「退職代行」を使う人が増えています】
転職を考えるときにネックになるのが「今の仕事の辞め方」だと思います。
・なんと言ったらいいかわからない
・辞めたいと言ったのに受け入れてもらえない
そのような人は多いと思います。ただでさえ、「仕事をやめます」と言うには勇気が必要なのに、このご時世に辞めるなんて言ったらブチギレられそうですよね。
しかし、転職が決まってもここで悩んでいては進めません。
実は数年前から「退職代行」と言うサービスが注目を浴びています。退職代行とは、退職したい会社との交渉・やりとり・手続きなどを全て代わりに行ってくれるサービスのことです。
このサービスを使えば、怖い上司に退職願いを申し出る必要もありません。言い出しにくい「未払い給料」や「退職金」の請求も代わりにしてくれます。
退職会社への申し込みはメールやLINEで連絡をするだけで済むので、誰にも会わずに退職できます。
退職代行業者は「弁護士の有無」で2種類に分かれます。弁護士なしの方が安価ではありますが、弁護士付きの代行会社でないとできないことがあります。
辞める上で重要になる交渉は弁護士付きのサービスでしかできません。ですので、弁護士付きの退職代行サービスに依頼した方が良いでしょう。
いずれにせよ、こうしたサービスを利用すれば辞めるハードルは一気に下がります。
【転職は一般的な選択肢|臨機応変に対応しよう】
以上が、「コロナ危機の状況だからこそ転職すべき理由」と「転職する方法」でした。
今回はウイルスのパンデミックが引き起こした不況でしたが、リスクは今後も必ずや訪れるでしょう。
・新興国の発展や情報通信技術の発展による日本企業全体の競争力低下
・巨大地震による経済活動の麻痺とインフラの機能不全
・異常気象による食料不足
・ネットワークの大規模障害
こうした問題が起きた時に求められるのは柔軟な対応です。
今の自分の働き方で対応できるか考えてみてください。今回は影響の少なかった企業でも別のリスクを常に内包しています。企業も生き残りが必至ですが、個人的にも生き残っていかなくてはいけません。
転職も一つの経験です。経験したことがないとハードルは高く感じます。しかし、一度経験すると「意外と自分は身軽に働けるんだ」と言うことに気づけます。
本当はどこででも働けるにも関わらず、多くの人は1つの企業でしか働けないと思っています。
今がまさに転換点です。リスクに頭を悩ませて心配ばかりの日々を送るか、チャンスと捉えて行動を起こすかで、半年後の自分の姿は変わります。
ぜひ、こんな時期だからこそ臆病にならずに踏み出してみましょう。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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