そんな方に向けて、この記事ではWebマーケティング歴5年の私が、Wev担当者におすすめの勉強法を解説します。
未経験とはいえ、先輩に「仕事ができないやつ」だとは思われたくないですよね、
基礎知識だけでなく、最新ノウハウの入手方法もお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
サイト運営に必要なことは何? Web担当者の仕事の全体像と成果を上げるために必要な勉強
Web担当者とは、企業の認知度や売上アップのためにインターネットを使って施策を実施する人のこと。
具体的な仕事内容としては、ホームページや自社メディア(オウンドメディア)の制作と改良、SNS運用、Google広告やSNS広告などインターネット広告出稿の最適化などが挙げられます。
そのような仕事をするためには、以下の事柄を学んで理解しておく必要があります。
- 自社のWeb運用目的
- Webマーケティング分野の基礎用語
- Web集客の種類
- Web集客施策
- コンテンツ制作&入稿方法
- 各種内部施策のベストプラクティス
- 各種外部施策のベストプラクティス
- 各種コンバージョン施策
- アナリティクスやサーチコンソールを使った分析方法
- メルマガ、SNS、YouTube活用など
- Webデザイン(サイト制作方法やバナーデザインなど)
- Webサイトやサーバーの基本構造
- UI/UXに関する知識
- インターネット広告の種類と出稿方法
- Web制作で用いられるJavaScriptやPHPの習得
- 課題発見&仮説検証スキル
- マーケティングのフレームワーク
- 情報セキュリティに関する知識
- プロジェクトと外注パートナーのマネジメント
非常に多岐に渡りますよね。
>>【解説】Webマーケティングに必要なスキルセットとWebマーケターになるための勉強法
こうしたWeb担当者に必要な知識やスキルを磨くためには、以下のような勉強が必要になります。
ここからは各勉強法とおすすめの本やサービスを紹介します。
① 本で勉強する
もっとも一般的な方法が、本を読んで知識を得ることです。
Webマーケティングを本で勉強するには、まず全体を網羅した入門書で概要を理解し、その後で自社のWeb施策に必要なテーマを専門書で深堀していくのがおすすめ。
先ほど、Web担当者が学ぶべきこととして最初に「自社のWeb運用目的」を挙げましたが、Web担当者に求められる役割は会社ごとに違います。
目的によって打ち手も異なります。そのため、全体像を把握した後は、各企業に最適な方法を学んで施策化していきましょう。
ここでは全体像を把握するのにおすすめの入門書と、中級者以上向けの専門書をそれぞれ紹介します。
・マーケティング思考を学べるおすすめ本
Webマーケティングというと、SEOや広告出稿、SNS集客がメインとなりますが、そもそものマーケティング思考がなければ効果的な施策は打てません。
Webマーケティングはマーケティングという大きな括りの一部です。Web担当者とは言え、マーケティングの全体像を知っていないと表面的な施策しか打てず、効果に繋がらないこともあるので注意が必要。
マーケティングには4Pや3C、カスタマージャーニーなどフレームワークと言われる思考の型が多数存在します。
そうした思考法を知っておくと、施策を考えるときに大変役立ちます。マーケティング思考も併せて学ぶことをおすすめします。
マーケティングを学べる本については以下のものがおすすめです。
マーケティング関連本については以下の記事でも解説していますので、参考にしてみてください。
>>【必読】マーケティングが学べる本おすすめ36選 初心者が読むべき入門書とWebマーケターの独学向け教科書

・おすすめの入門書
Webマーケティングの全体像を把握するのにおすすめの書籍は以下の3冊です。
まずはこうした入門書で、Web担当者に必要な知識をざっと押さえましょう。
・中級者以上向けの専門書
全体像を把握できたら、各分野の専門書を読んでより詳しい知識を入れていきます。
- SEO学習におすすめの書籍
- 広告出稿におすすめの書籍
- SNS運用におすすめの書籍
- オウンドメディア運営におすすめの書籍
ここでは、上記4テーマにおけるおすすめ本を紹介します。
SEO学習におすすめの書籍
SEOとはSearch Engine Optimizationの略で、検索エンジン最適化という意味の言葉です。Googleの検索結果は、検索エンジンのアルゴリズムにより順位が決まっています。
アルゴリズムとは計算方式のことで、200以上の項目に重要度を掛け合わせてWebサイトを診断、その点数により順位が決定するという仕組みです。
そのため、検索順位で上位を取りたければ、SEOのアルゴリズムを理解してサイトやコンテンツを最適化していく必要があります。
有名なところでは、「ページタイトルの中に狙いたいキーワードを含有し、特に重要な言葉をなるべく最初に持ってくる」のようなものがあります。
こうした検索エンジン最適化を学べる本としては、以下のものがおすすめです。
ちなみにGoogleの検索アルゴリズムは日々変化を繰り返しており、年に2回ほどコアアップデートと言われる大きな変化が加えられます。これはより検索者のニーズに合致した検索結果を表示させるためのもの。
このアップデートによって、上位獲得に最適な手法も年々変化しています。そのため、数年前に出版された本だと最新のアルゴリズムに対応できておらず、施策に取り入れても効果が出ないことも。
もちろん、普遍的な部分もあるので一概に昔の本が役に立たないというわけではありませんが、なるべく最新の書籍で情報収集をすることをおすすめします。
オウンドメディア運営におすすめの書籍
オウンドメディアとは見込み客にアプローチする手段として注目されており、コンテンツマーケティングとも呼ばれます。
自社商品に関する記事を投稿し、その記事で集客できた読者を商品ページへ誘導するために使います。
例えば、水道の修理業者が、「水漏れの原因」や「凍結の解消法」、「蛇口の種類」といった記事を書いてメディアに掲載します。
すると、その記事を見た読者が水道修理の必要性に気づき、水道業者へ依頼をしてくるという流れを作ることができます。
ホームページだけだと集客できない層にアプローチできるのが、オウンドメディアの特徴です。
オウンドメディア運営で重要なことは、以下の3つです。
- 事業に関連する必要テーマを洗い出して記事にすること
- 記事を検索エンジンに最適化して順位を上げること
- 記事から自社商品への申し込む導線を作ること
こうしたオウンドメディア運営のノウハウを学べる本としては以下のものがおすすめです。
オウンドメディア運営はSEOも大きく関わるので、上述したSEOがテーマの本も併せて読むことをおすすめします。
広告出稿におすすめの書籍
企業によってはインターネット広告を出稿することだけが、Web担当者の仕事になっているところもあります。
Webマーケティングにはいろんな手法があるとお伝えしましたが、インターネット広告に集中するということは、それだけ当たったときの効果が大きいということを意味します。
広告出稿は非常にシンプルで、一度やってみればやり方自体はすぐに習得できるでしょう。
しかし、広告出稿で成果を出すには、やり方だけを知るだけでは不十分です。
どのキーワードで、どの層に、どの時間帯でアプローチするか。どのようなクリエイティブ(バナーや文言)を作るか。
こうしたことについてのベストプラクティスを学ぶ必要があります。
広告出稿についての専門性を高めたい方には以下の書籍がおすすめです。
広告による成果を求められている場合は、こうした書籍で情報収集しましょう。
SNS運用におすすめの書籍
企業にとってSNS運用も欠かせないマーケティング施策の1つです。SNSは認知のきっかけとして大きな役割を果たします。
そんなSNSに注力したいWeb担当者が読むべき本は以下の3冊です。
SNSで企業のアカウントを育てるために参考になる書籍です。
② 動画・セミナーでWebマーケティングを学習
動画は文字に比べて5000倍の情報量があると言われます。
Webマーケティングにおいても、広告出稿方法や分析方法など、文字よりも動画の方がわかりやすい部分も多いので、動画学習も積極的に取り入れると良いでしょう。
Webマーケティングが学べる動画サービスには以下のようなものがあります。
特にUdemyの動画コンテンツは体系的な知識を得るのに役立つので、初心者にはとてもおすすめ。
頻繁に行われるセールでは、通常20000円以上のコンテンツが1000円台で購入できます。
定期的にサイトを覗いて、セール情報を見落とさないようにしましょう。
③ SNSでマーケティング界隈のプロをフォロー
書籍でマーケティングやWebマーケティングの全体像を把握できたら、TwitterやYouTubeなどのSNSでマーケティング界隈のプロフェッショナルをフォローすることをおすすめします。
日常的に使うSNSが勉強の場に早変わりしますし、マーケティング分野では積極的に情報発信をされている方が大勢います。
Twitterでおすすめのアカウントは以下の方々です。
また、YouTubeでおすすめのチャンネルは以下の方々です。
彼らをフォローしておくと、マーケティングに関する最新情報や成功事例を勉強できます。
④ Webマーケティング専門サイトで最新情報の収集
SEOやWebマーケティングに特化した情報を発信するメディアを押さえておくことも、Web担当者には必須の仕事です。
Webマーケティング業界の流れは早く、ひと月前まで通用していた施策が急に通用しないといったこともあり得ます。
最新の情報をしっかりと把握し、施策に取り入れることが重要です。おすすめの情報収集サイトは以下の7つです。
また、Webマーケティングの分野は日本よりも海外の方が進んでいます。そのため、海外の情報収集にもチャレンジしてみると良いでしょう。
これらのサイトでは世界最先端のWebマーケティングノウハウを学べます。
ブラウザの拡張機能でGoogle翻訳やDeepL翻訳を入れれば、ボタン1つで日本語化できるので、英語が苦手な方でも十分に情報収集可能です。
⑤ Webマーケティングスクールで実践的な知識とノウハウを学ぶ
書籍や動画での勉強は独学が可能ですが、デメリットもあります。それは、自分で情報を取捨選択しなければならないことです。
マーケティングの勉強は非常に広範囲なため、どこをどう勉強していけば良いかわかりにくいところがあります。
役に立つものや立たないもの、今の自分に必要なものとそうでないもの。こうした情報の取捨選択が難しく、網羅的に学習できていなかったり、効率が悪かったりという難点があります。
こうした難しさを解決してくれるのが、Webマーケティングスクールの利点です。
Webマーケティングスクールでは、マーケターとして活躍するために必要なプログラムが用意されており、基礎も実践スキルも磨くことができます。
そのため、自分に必要なスキルを学べるスクールを選ぶ必要があります。
Webマーケティングが学べるスクールについては、以下の記事で詳しく解説しています。
無料相談やトライアルを受け付けているスクールも多いので、一度体験してみることをおすすめします。
>>【最新7選】転職支援に強いWebマーケティングスクールを比較 働きながらWebマーケターに就職できる

⑥ コーチングで自分に最適な学習計画やスキルアップ方法を知る
最初にお伝えしたように、マーケティングの勉強範囲はとても広いという特徴があります。
- CVRやLTVといった専門用語の理解
- マーケティングフレームワーク活用
- 行動心理、インサイトの分析
- セールスライティング・ストーリーテリングの習得
- 仮説、分析能力
- マーケティングツールの活用
- Web集客、SEO
- EXCEL、Powerポイントなどを使ったプレゼンスキル
本やビデオ、ポッドキャストで学べることは理解できても、それらをどのように組み合わせれば効果的に学べるのか、なかなかわからないものです。

私もマーケティングを学び始めた頃は、入門書から始めましたが、本を読んで本当にマーケティングが学べるのか疑問がありました。結局、本を読んでも仕事に活かせる実践的なスキルは身につかなかったのです。
「Webマーケティングで本当に必要な勉強を効率的に学ぶにはどうしたらいいんだろう? 自分に最適な勉強法を誰かに相談できたらいいのに。」
そんな方には、マーケティングのコーチングを受けてみることをおすすめします。
コーチングとは、マーケティングに精通したプロが、あなたの状況や将来の目標に応じて、必要な学習方法をアドバイスしてくれるサービスです。
コーチングはスクールとは違い、マーケティングを直接教えてくれるカリキュラムではありません。
しかし、カウンセリングを通じて、自分にとって必要なスキルとそれを身につけるための最適な学習方法がわかり、スキルアップのサポートを受けることができます。
みんなと同じカリキュラムではなく、自分の目標やレベルに合わせた最適なカリキュラムにカスタマイズされた学習プラン。それにより、自分の学習に必要なステップを明確に理解することができます。
英会話などの分野で人気のコーチングですが、最近では「ノツギ」のようなマーケティングに特化したコーチングサービスも登場しています。
ノツギのマーケティングコーチングの特徴は、以下の通りです。
- 自分に何が足りていなくて、何をすれば良いのかを相談できる
- 専門コーチとの1対1の面談にて、目標設定と実現までの学習カリキュラムを立てられる
- 知識の習得が目的ではなく仕事での成果が目的なので、意味のない勉強にならない
- 毎日の学習計画は状況に合わせて5分〜作ってくれるので取り組みやすい
- 週に1度のミーティングでは、進捗確認だけでなく、仕事の課題についてもフィードバックしてもらえる
- コーチは「頼れる先輩」のような、あなたの実務に近い経歴のマーケターが担当
- 2ヶ月という短期間でマーケターとしての成長の型が作れる
- コーチング期間に必要となる教材やコンテンツはノツギが負担(別途費用がかからない)
- 無料カウンセリングの段階で、あなたに必要なものと学習の方向性を教えてもらえる
さらに、授業ではなく独学のサポートがメインなため、一般的なマーケティングスクールよりも低価格で利用できるのもポイントです。
マーケティングスキルを高めてキャリアアップを目指したい方は、コーチングで自分に最適な学習カリキュラムを組んでみてはいかがでしょうか。
⑦ Webマーケティング領域の資格を取得する
マーケティグの資格を持っていることはあなたのキャリアに大きな価値をもたらします。
最近は資格よりもスキルという言葉がどの業界でも聞かれるようになり、一昔前よりも資格の持つ意味は薄れています。
とは言え、スキルを証明する上では資格の有無で大きく印象が変わります。
Webマーケティング関係の資格には以下のようなものがあります。
資格取得の学習の中で深い知識を得ることができ、実務に活かせるようになるでしょう。
>>【4選】転職に有利なマーケティングの資格はどれ? 未経験から最短でマーケターになれる勉強法

⑧ 競合のコンテンツをリサーチする
最新アルゴリズムの情報や効果のあった施策をリサーチすることも重要ですが、競合サイトを見学することも勉強になります。
同じジャンルの競合サイトであれば、カテゴリ構成や記事に書かれた情報に自サイトとどのような違いがあるかをピックアップして、差分を埋めていきましょう。
「クレジットカード おすすめ」や「脱毛 おすすめ」などは稼げるジャンルの代表格となっており、上位にはSEOの猛者が集まっています。
激戦ジャンルで結果を出している彼らの施策をリサーチすることでコンテンツづくりのヒントを得られるかもしれません。
Webマーケターとしてのスキルアップにはチャレンジと成功体験が必要
Web担当者に必要な勉強法を解説してきましたが、もっとも重要なことは「勉強したことを積極的に活用して成功体験を得ること」です。
成功体験だけでなく、失敗体験でも良いです。とにかく、チャレンジして効果が出るかどうかを見ていく。その中で確度の高い施策を蓄積していくことができます。
知識を積み重ねることではなく、実体験としての成功体験を得ることを心がけてインプットに励みましょう。
独学に自信がない方はスクールやコーチングの活用がおすすめです。特にコーチングは自分のレベル感に最適な勉強法やキャリアアップのサポートを得られます。
Webマーケターとして自分を成長させていきたい方はぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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