仕事のモチベーションが上がる考え方|「社員をサーフィンに行かせよう」に学ぶ、仕事に生き甲斐を見つける方法。

「社員をサーフィンに行かせよう」画像Life|より良い生き方
イヴォン・シュタイナー「社員をサーフィンに行かせよう」
スポンサーリンク

こんにちは。BOOKS ROUTE 193です。

 

生き方、働き方、暮らし方、考え方、捉え方…。本の中には、二度とない人生をより良く生きるための知識や知恵がたくさん含まれています。

 

今日も、僕が読んだ本の中から、自分らしい人生を生きるためのヒントになることをご紹介したいと思います。

 

素敵な本との出逢いになれれば嬉しいです。どうぞゆっくり見ていってください。

 

 

スポンサーリンク

 

【今日の一冊:社員をサーフィンに行かせよう。パタゴニア創業者の経営論】

 

今日紹介する一冊は、アウトドアギアで有名なパタゴニアの創業者イヴォン·シュイナードさんの著書「社員をサーフィンに行かせよう」です。

 

パタゴニアは、イヴォンさんの趣味だったクライミングで使うピトン(岩を登る際に岩に打ち込む道具)を作る鍛冶屋としてスタートしたのが始まりでした。

 

そこから派生して各種アウトドアギアの製造・販売を広めて行き、今では世界規模で展開をしています。

 

そんなパタゴニアはそのワークスタイルがとても特徴的で、タイトルにもあるように、サーフィンに行くために自由に休みが取れる風土が社内にあります。もちろんサーフィンだけではなく、山に登ったりスキーに行ったりと、社員が望む活動に対して積極的に後押ししています。

 

そうした誰もが憧れる会社のようなイメージがあるパタゴニアですが、この本を読んでいくと、実はそのイメージ以上に参考にすべき偉大な風土がありましたので、今日はそちらをご紹介します。

 

 

 

【より高く飛べば、より高く見える。】

 

「デザイン」「製造」「イメージ」「人事」「経営」などいくつものテーマでパタゴニアの理念を紹介しているこの本ですが、その根底に流れるビジネスの理念がとても勉強になります。

 

会社に属していると、社長の話や社員総会のような場でこんな話を聞いたことがあるかもしれません。

 

「自分たちのビジネスとは誰のためにあるものなのか?」

 

この問いはビジネスを考える上でよく議論に上がるものです。

 

「顧客の喜びのため」「従業員を守るため」「株主のため」…。企業により考え方はいくつも存在します。

 

そんな中、「ビジネスは誰のためにあるのか」という問題へのパタゴニアの答えは、「環境のため」だと言います。つまり、「地球のため」にビジネスをしているということです。

 

非常にスケールが大きい答えを持っていますが、「夢は世界平和」のような絵空事ではありません。

 

パタゴニアのビジネスの始まりがピトンの製造販売であったことは先程申し上げましたが、なぜピトンだったのかというのは、このパタゴニアのビジネスコンセプトに大きく関わっています。

 

パタゴニア創業前、イヴォンさんは趣味で岩壁登りをしていました。そしてヨセミテ国立公園の岩壁で、ある光景を目にします。

 

それは、過去に訪れたクライマーたちが刺したままの、ピトンだらけの壁でした。

 

「このままでは世界中の岩壁が金具だらけになってしまう。」

 

そして彼は、抜き差しをして再利用の出来るピトンの開発に励み、それを売り出すことに成功するのです。

 

その後、クライミングの分野を皮切りに様々なアウトドア用品を扱いますが、その分野が広がるに連れて各分野での様々な環境問題に直面していきます。山、川、海、空、大地、彼らがビジネスの舞台にしている地球そのものは、大きな危機に直面していました。

 

そして気付くのです。

 

「健康な地球がなければ、アウトドアは楽しめなくなる」と。

 

好きなことだからこそ、ビジネスにした。好きなことだからこそ、守りたい。それがパタゴニアで働く人々の仕事の意義になりました。

 

そこから調査を重ね、持続可能な地球環境のための活動をやっていきます。それがいわゆる、「地球環境のため」のビジネスです。

 

作っているものは単なるアウトドアギアと言ってしまえばそれまでかもしれません。ですが、それを地球環境のためのプロダクトだという想いを持って作ることで、モチベーションや使命感は格段に上がり、それは仕事の質や仕事の意義をも変えていくはずです。

 

私はこの話を読み、「3人のレンガ職人」という寓話を思い出しました。

 

旅人がある町を訪れると、レンガを持った一人の男がいました。何をしているか尋ねると、『レンガを積んでいるのさ。暑くて重くてほんとにしんどくて嫌になるよ』と答えます。

 

さらに歩を進めると、また一人の男がレンガを持っており、何をしているのか尋ねました。するとその男は、『レンガで壁を作っているんだよ。この仕事は好きではないけれど、家族を養うためには仕事をしなければならないからね。』と答えました。

 

そしてさらに歩を進めると、またレンガを持っている男に出会います。彼にもまた何をしているか尋ねてみると、その男はこう答えたのです。『私はこのレンガを積み上げて、歴史に残る大聖堂を作っているんだ。聖堂がこの町に出来れば誰もが祈りを捧げ、平和を祈るだろう。私のこの仕事が未来永劫、人々や世の中のためになると思うと、こんなに素晴らしいことはないよ。』

 

3人ともやっていることは傍から見れば同じ「レンガを積む」という仕事。ですが、彼らの頭の中はこうも違うのです。

 

この3人目の大聖堂を作っているという男。彼がまさにパタゴニアで働く人たちのように思えませんか?

 

私達の多くは、イヤイヤ働くか、生きるためや家族を食べさせるために働いているのではないでしょうか?

 

しかし、全く同じ仕事をしていても、考え方が変われば、単純なレンガ積みでもここまでやり甲斐を感じ生き甲斐に繋がる仕事になるんです。

 

パタゴニアが掲げる「地球環境のためのビジネス」というのは、地球で遊ぶことが大好きな社員にとってこの上ないやり甲斐になっているのではないでしょうか。

 

そして私達も、自分の仕事を小さく見積もることなく、高い視点·視座を持つことで、仕事がやり甲斐をうみ、生き甲斐になるのではないかと思います。

 

そうした考え方を与えてくれるこの一冊。仕事への向き合い方、取り組み方が大きく変わる一冊になるかもしれません。

 

よかったらぜひ一度読んでみてください。

 

スポンサーリンク

 

【胸に残った言葉たち】

 

「ビジネスこそ大自然の敵にして先住民文化の破壊者であり、貧しい人々から奪ったものを富めるものに与え、工場排水で土壌汚染を引き起こしてきた張本人。」

 

「ビジネスとは実のところ誰に対して責任があるのかということに悩み、それが株主でも顧客でもあるいは社員でもないという結論にようやく達した。ビジネスは地球資源に対して責任がある。自然保護者のディヴィッド·ブラウァーは、『死んだ地球からはビジネスは生まれない』と言った。健康な地球がなければ、株主も顧客も社員も存在しない。」

 

【社員をサーフィンに行かせよう パタゴニア創業者の経営論 本の紹介】

著者:イヴォン·シュイナード

出版社:ダイヤモンド社

発売日:2017年6月15日

 




雑誌読み放題!月額380円で250誌以上が読み放題

コメント

タイトルとURLをコピーしました