「世界の見方が変わる50の概念」人生の役に立つ知識を紹介【書評】

こんにちは。BOOKS ROUTE 193です。

生き方、働き方、暮らし方、考え方、捉え方…。

本の中には、『二度とない人生を自分らしく生きていきたい人』のための知識や知恵がたくさん含まれています。

僕自身もそんな本の力で人生が変わり、本屋さん勤務を経て、今は田舎の町で小さなブックカフェをやっています。

今日も、僕が読んだ本の中から、あなたが自分らしい人生を生きるためのヒントになることをご紹介したいと思います。

素敵な本との出逢いになれば嬉しいです。どうぞゆっくり見ていってください。

目次からジャンプ

【人生の役に立つ考え方は、自分のエピソードに加えて身につける】
【必ず「量質転化」するときが来る】
【新しいことに取り組むときは、加速度を意識して最初に力を入れる】
【世界の見方が変わる50の概念　本の紹介】
【LIFE WORK CAFEのおすすめ記事】

【人生の役に立つ考え方は、自分のエピソードに加えて身につける】

本日は斎藤孝さんの著書「世界の見方が変わる50の概念」から、優れた知識を自分の経験と重ねることで自分の考え方に変えていこうというお話です。

名言との出会いや良書との出会いで『うわーめちゃくちゃいい考え方だな！』と思っても気付けばすぐにそんな考え方も忘れてしまいます。

そうした言葉や考え方を自分のものにするためには、自分の経験と重ねて考えることで見につきやすくなると著者は話します。

今回は、本書の中に登場する、先人の知恵と思考が詰まった概念をここでもいくつか紹介します。自分自身の経験と照らし合わせて、概念を自分のものにする練習をしてみてください。

そうすれば今後も、学んだことを自分の経験と照らして考えることで、ただのエピソードがたくさんの学びを含んだエピソードに変えることができるはずです。

人生の役に立つ考え方を多く身につけるためにも、まずはこの「自分の経験と重ねて身につける」ということを実践してみてください。

【必ず「量質転化」するときが来る】

「量質転化」は、たくさんやったら上手になるよという概念です。これはわかりやすく自分のエピソードに重ねることができると思います。

小さい頃、乗れなかった自転車にたくさんの練習を重ねた結果、当たり前のように乗れるようになりましたよね？パソコンのキーボードも最初は規則性のない文字の並びに戸惑いながらも使っているうちに速く打てるようになりましたよね？

このように、ヒトは量を多くこなすことでその質が高まり、また一度身につけた技はよほどのことがない限り忘れないという特性を持ちます。

これが量質転化の概念です。

逆に言えば、まだやったことがないことやまだ上手に出来ないことも、質が変化するほどの量をこなせば必ず出来るようになるということです。

一万回だめでヘトヘトになったとしても、一万一回目が量質転化のターニングポイントかもしれません。

『もうすぐ量質転化するはずだ。』

この概念を知っているか知らないかで、諦めるか諦めないかも変わってくるほど、人生の役に立つ考え方になるのではないでしょうか。

【新しいことに取り組むときは、加速度を意識して最初に力を入れる】

「加速度」というのは、何事も動き出すまでには力が必要だけど、動きがしてしまえば力はいらないという概念です。

車や自転車は、スピードに乗るまでにエネルギーを多く消費し、その後は多くのエネルギーを要しません。

経験に当てはめてみるとどうでしょう？

テスト前の勉強も、やり始めるまでがなかなか腰が重くて、やり始めると案外2.3時間集中してやれたという経験があるかもしれません。もしくは大きな夢に向かって不安や迷いを抱えていたけれど、あるきっかけで夢に向かって動き出してしまえば、あとはスピード感が上がって夢の実現まで駆け上ったという経験をしたことがあるかもしれません。

そうした、最初はダルイけどやり始めたらどんどんやれたというのが「加速度」という概念です。

なかなか腰が重くてやり始められないことも、『加速度の最初の段階にいるってことだな。最初はやっぱエネルギーいるけどすぐにスピードに乗れるな』と思えたら、また少し毎日は変わるかもしれません。

いかがでしたでしょうか。

人生の役に立つ考え方は本からたくさん学べます。

ですが、学びも自分のものにできないと意味がありません。自分のものにするには自分のエピソードと絡めて活用する。それが大事です。

この考え方があなたの人生に少しでも役に立てば嬉しいです。