こんにちは、BOOKS ROUTE 193です。
今日は心理学者のショー・エイカーさんが著書「幸福優位7つの法則」の中で提唱する、意志の弱さを克服する方法について紹介します。
【だらだらは自分の人生を台無しにしてしまう】
例えば、朝早く起きて活動すると、身体的にも精神的にも良い効果があるというのは、よく聞く話です。それを聞いて私も何度か早起きに挑戦したことがあります。
いつもより1時間早く目覚ましをかけて眠りにつき、予定通り早く音を鳴らす目覚ましを止める・・・。早起きに挑戦したことがある人は、そこから先どのようなことになるか経験したことがある人も多いでしょう。
そうです。目覚ましを止めて、二回目の眠りにつくのです。最悪の場合、普段鳴るはずの時間の目覚ましがならず、あわや大遅刻になる事態に陥ることにもなりかねません。
また、明日までにやらなければならない課題がありつつも、ついついTVを見てしまったりスマートフォンを触ってしまっているうちに、「面倒くさいからもういいや」と投げ出したくなることもあります。
こういう風に、自分をコントロールすることは結構難しいものです。
やりたいことがあるけれどなかなか行動できずに、うだうだしているうちに時間だけが立ってしまう。そうこうしている内に気付けばかっこ悪い大人になってしまっているかもしれません。
一度きりの人生、自分の思い通りに自分を動かして、なりたい自分を手に入れたいですよね。
そんな思いのある、「今は」意思が弱いという自覚がある人にぜひ試してもらいたいのが、「面倒な障壁」をうまく使う作戦です。
【面倒なことには、より面倒なことを用意する】
想像してみてください。
あなたはこれからランニングをしようとしています。
新しいランニング用の服と靴を履いて、ランニングのお共にお気に入りの曲を音楽プレイヤーに入れて、めちゃくちゃ天気が良くて風が心地よくて、景色のいいランニングコースに行こうとしています。想像しているだけでも走りたくなるほどの好条件ですよね。
では、逆も想像してみてください。
走るための服も靴も家のクローゼットの奥の方にあって、見たいTV番組もあって、二日酔いで気持ち悪くて、布団の中でマンガを読んでいる状態です。
しようと思っても面倒なことや他の誘惑が多すぎて、その中から一番面倒くさくて疲れるランニングをしようとは思わないのではないでしょうか?
これは極端な例ですが、何かをしようとするときにその障壁が自分の行動にストップをかける正体なんです。
心の中に天使と悪魔がいるとしたら、その悪魔の部分が「ねぇ、そんなの面倒くさいよ。それよりさ、もっと楽ちんで疲れない楽しいことがいっぱいあるからそっちにしようよ」と囁いている感じです。
ランニングしようと思って靴があるかないかだけでも、すぐにやれるかどうか変わってきますよね。朝起きて、靴がない状態から靴を用意するのも、負担、面倒がかかる障壁なんです。
逆に、そういう障壁をなるべく取り除いて、すぐにでもやれる状態を作ってやれば、やたらと気合いを入れなくても、自分は勝手に動けるっていうことなんです。
朝から起きてランニングしようと思ってる場合も、それをできなくさせる様々な障壁があリます。では、その障壁を取り除けるか考えてみます。
朝起きて着る服に迷うんなら、「朝起きたらこの服に着替えて走る」と決めてベッドの付近に着替えを置いておく。またはそれを着て寝る。どこまで走ろうか迷うのも、朝考えると、めんどくさい要因の一つになって、考えてる間にまた寝てしまうかもしれないので、それも夜に走るコースを決めておきます。
ついでにランニングして目的地で写真撮ってSNSに上げればいいねがもらえるかもしれません。それも目標にすれば、朝のランニングがより楽しみなことになって達成しやすくなります。これも自分を動かしやすくする方法です。
また、目覚めが悪い体を起こすためには、何か口に入れるといいとも言います。なので、起きたらすぐに口に入れれるように、ベッドの脇にミネラルウォーター置いとくのもいい作戦です。
こうした障壁を作ったりなくしたりすることで、うまく自分を誘導してあげましょう。
【障壁は日常生活の様々な場面で使える】
ランニング以外のことも見てみましょう。
お金を貯めたいけどなかなか貯めれないっていうことでしたら、その障壁になってるものを考えます。
すぐコンビニに寄っちゃう。自販機ですぐ買っちゃう。すぐネットでぽちっと買っちゃう。暇があれば買い物に行っちゃう。いろんな障壁がありますよね。
コンビニに寄ってしまうのなら、帰り道を少し変えて、コンビニがない道を通るようにすると、寄ることは少なくなるはずです。
ネットでぽちっと買ってしまうなら、1クリックで変えるようなクレジットカード登録をやめて、買うまでの手続きを面倒くさくする方法があります。
また、一度買い物かごに入れて次の日にしか購入決定しないようにすれば、翌日になるとやっぱりいらないなと思うこともあります。そういうルールで縛る場合もありです。
暇があれば買い物に出てしまうなら、買い物に行く方が面倒くさいようにする。
先ほどのランニングの時には障壁を取り除いてやりやすくパターンでしたが、これらの場合は、むしろ障壁を作り出すことでやりにくくするパターンです。
そういう障壁をうまいこと取り除いたり作ったりしながら、自分がやろうとしていることをやりやすいように道を作ってやると、頑張らなくてもやりやすい方に向かっていきます。
人間が持つ面倒くさがりな部分を逆手に取った方法です。まずは自分がしようとしてることを確認する。そしてそのための障壁が何かを知る。そしてその障壁をなくす。または普段何気なくやっちゃう楽な方のことに障壁を作ってしまう。まずはこれを考えてみるといいと思います。
日常の様々な場面で、私たちは自分の意思で動くことができなくなります。しかしそこに障壁をうまく利用することで、私たちは自分自身をコントロールできるようになります。
けれど、まずこれ自体を考えることが、すでに面倒だという人もいるはずです。誰しも面倒くさいことは避けたいというのが本質ですから。
ならば今見ているネットをすぐに閉じて、電源も切る。そして紙とペンを持ってなんの誘惑もないトイレに入っちゃいましょう。
そうしたら障壁がなくなり、することが一つになります。この方法で取り組めば面倒くさいことも、思った以上にすぐ取り掛かれるってことに気づくはずです。
いかがでしたでしょうか。
「明日からこれをやろう!」と決意しても、精神的なやる気だけでは挫折してしますのが人間です。
それならば、うまく障壁を作ったりなくしたりしながら、自分にとってのやりたくない理由をなくしていけば、ぐずぐずすることは減っていきそうです。
ぜひ試してみてください。
【幸福優位7つの法則 商品情報】
著者:ショーン・エイカー
出版社:徳間書店
発売日:2011年8月27日
価格:1600円(税抜)
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