この記事では、「プログラミングの勉強には意味がないって本当?」と感じていらっしゃる方に、プログラミングを学ぶ意味と学んだ方がいい理由を解説します。
副業解禁やコロナ渦におけるリモートワークの広がりを受け、プログラミングを学びたい人は非常に増えています。
その一方で、プログラミングは学んでも意味がないという声も聞こえますよね。一体どちらが正しいのでしょうか?
プログラミングには興味があっても、意味がないのであればわざわざ勉強したくはないと思います。
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しかも今の時代、プログラミングほど人生を変えるスキルは他にないでしょう。
前半で「プログラミングスキルを習得すべき理由」を解説し、後半では「実際に初心者からどのような勉強方法を取るのが良いか」をお伝えします。ぜひ参考にしてみてください。
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【プログラミングは将来性がるスキルなのに勉強しても意味がない?】
ネット上では、初心者からのプログラミング学習について「学んだ方が良いと言う人」と、「学んでも意味がない」と言う人で意見が二分しています。まずはそれぞれの意見の根拠を整理して比較してみます。
・プログラミングを学ぶメリット
プログラミングを学ぶメリットは以下の3つです。
- 一生モノのスキルが身につく
- 成長産業なので転職市場において引く手数多
- 数ヶ月でスキルを付けて転職可能
プログラミングは明確に市場価値のあるスキルです。プログラミングスキルを習得出来れば、業務効率化のためのシステム開発やWEB上のサービス開発ができるようになります。
効率化やWEBサービスは今後多くの人や企業が必要とするものなので、プログラミングができる人材のニーズはさらに伸びます。
多くの産業が右肩下がりの社会において、IT業界は数少ない成長産業の1つと言えるでしょう。
プログラミングを学ぶメリットについては、後述する「プログラミングを勉強する5つの意味」でさらに詳しくお伝えします。
・プログラミングを学ぶことのデメリット|勉強しても意味がない?
プログラミングを学ぶことのデメリットは4つあります。
- 挫折しやすい
- 高額のぼったくりスクールがある
- 学んでも使い道がない
- 低賃金のブラック企業もある
「プログラミングを学ぶのは無駄だ」と言っている人の多くは、実はその人自身がこうしたネガティブな体験をしています。
このような経験からプログラミング否定派になっていることがほとんどです。
しかし、逆にプログラミングを学んで副業で月に10万円以上稼げるようになったり、転職に成功して時間にもお金にも余裕が生まれたという人も大勢います。
目標を持って独学し、難しいと感じつつも挫折せずに勉強を続けた人にとっては、こうしたデメリットはないはずです。
ですので、これらは必ずしもプログラミングのデメリットと言うわけではありません。
・結論:意味がないと感じている人は目的を持たずに勉強した人
挫折をしたり、スクールで高額なお金を失ったり、学んだけれど活用できなかった方にとっては、確かにプログラミングは「勉強しても意味がないもの」と映るかもしれません。
しかし、それはプログラミングに限らずどんなことにおいても言えるのではないでしょうか?
・スクール以外の時間で全く勉強をしなければできるようにはなりませんよね?
・応用方法を考えれば学びが無駄に終わることはないはずです
・どんな業界でも、良い企業もあればそうでもない企業もあります
結論を言うと、プログラミングを勉強しても意味がないと言う人は、「目的もなくなんとなく勉強した人がほとんど」だと言うことです。
「未来のあるIT業界に転職できるように人気のプログラミング言語を習得する」
「ウェブアプリケーションを開発して起業する」
このような明確な目標があれば、途中で挫折することも教材への投資を回収しないまま終わることはないと思いませんか?
要は、「なんとなくプログラミングが流行っているから勉強しようと言うのではダメ」だと言うことです。
勉強しても意味がないと言う風潮は、なんとなく勉強したものの身に付けられなかった人たちによって出されているものなのです。
【時間の無駄じゃない!プログラミングを勉強することの5つの意味】
プログラミングを勉強しても意味がないと言う人の特徴を解説しました。では、実際にプログラミングを学ぶことでどんな意味があるのでしょうか?
プログラミングを学ぶことには以下の5つの意味があると感じています。
この5つの意味を知ることで、プログラミングを学ばないことがどれだけ人生の可能性を減らしているかを感じてもらえると思います。
・プログラミング能力は識字能力くらい重要
もう10年以上前から「これからはITの時代だ」や「プログラミングは出来るようになっといたほうがいい」と言われていました。
ですが、文系かつ就職先が書店だった自分には正直言って関係ない世界に思えていて、「別に出来なくても生きていけるでしょ」と思っていたんです。
ある時、本を読んでいたらその中にこんな一文がありました。
識字能力は、より多くの能力を得るために必要な能力。当たり前すぎて忘れていましたが、本を読んで知識を得られるのは識字能力があるからです。
仕事が出来るようになるのもスマホを操作できるのも、マニュアルを読む能力があるからですよね。
他にも、英語が出来るようになれば、海外で働くことや海外の本を読んで学ぶことが可能になります。
逆に英語が全くできなければ、その可能性は0だと言うことです。
先ほどの文章の識字能力の部分をプログラミングに変えてみるとより実感します。
「プログラミングは最も重要な技能だ。というのも、これはさらに多くの能力を得るために必要な能力だからだ。」
プログラミングが出来れば、それを使って全く新しいウェブサービスや業務効率化のツールを作ることが出来ます。
プログラミング能力の有無で職業の選択肢も変わります。プログラミングが出来なければその時点でIT系の仕事のすべてが選択肢から消えますよね。
さらには、小学校でも2020年からプログラミング学習が始まることが決まっています。
義務教育のカリキュラムに組み込まれるということは、プログラミングというものがこれからの時代に不可欠なものと認識されているということです。
先ほどの本の一節を読んでから、「これからの時代、プログラミング能力というのは言語能力に匹敵するほど重要な能力になる」と私は感じました。
・これからの社会はWeb上に作られる(将来性が高い)
また別の本の中でもこんなことが書かれていました。
これはすでにみなさんも実感されているのではないでしょうか。
本を買うのはAmazon、服を買うのはzozotown、日用品は楽天、いらなくなったものはメルカリといった感じで、買い物をするためのプラットフォームはネット上に数多く誕生しました。
また、調べ物をしたり旅行の予約をしたりyoutubeを観たりと、現実世界でやっていたことのほとんどがこの10年程度でネット上で代用されています。
この流れはまだまだ止まることはないでしょう。
これまでの人間の歴史の中には、「ネット上」という概念は存在していませんでした。
しかし、この数十年で誕生した「ネット上」という概念は、自分たちの生活を大きく変えています。そしてその世界はどんどん広がっていっているのです。
これからの世界はWEB上に広がっていきます。プログラミング能力があれば、その世界を利用するだけでなく作っていくことが出来るのです。
・プログラミング技術があればこれからの世界を作ることが出来る
ネットは日々私たちの日常に広がり続けています。「人生の半分はネットで過ごす時間」とあったように、私たちの生きる世界の半分はネット上に作られると言っても過言ではありません。
ヒトの一生が100年という時代になり、従来の生き方では対応できない中、私たちはこれからの人生をどう生きていくかを見直す必要があると思います。
親の世代のように定年まで一つの企業で働いて、退職後は年金生活というスタイルはもはや当てはまらないのです。
百貨店や遊園地が次々に出来ていた時代と今とでは全く違うのです。
これからの時代を作る人は、その多くがプログラミング技術を駆使してネット上を主戦場にしています。
プログラミング技術を習得すれば、即座に何でも作れるわけではありません。アイディアやセンスも重要になってきます。
ですが、プログラミングスキルは、他の技能を身に付けたり、それを使って新たなものを生み出す基礎となる部分です。
プログラミングを学ぶことで、その先に広がる大きな可能性に手を伸ばすことが出来るようになるのです。
・プログラミングスキルは今の会社でも役立つ
プログラミングスキルがこれからの時代の核となる技術であることはなんとなく理解できたでしょうか?
とはいえ、IT業界に転職する人にとってだけ意味があるわけではありません。
未来食堂というご飯屋さんをご存知でしょうか? 未来食堂は元エンジニアの女性が1人で開業した一風変わったご飯屋さんです。
開業から経営までの情報をオープンソース化したり、お客さんをアウトソーシング的に店舗スタッフに加えたりと、エンジニアの知見を飲食業界に横展開して面白いお店を作っていらっしゃいます。
このように、プログラミングを学ぶことで得られるスキルや考え方というものは、たとえプログラミングと全く関係ない仕事をしていても活用することができます。
また、これからは企業の中でもプログラミングができる人材が求められるとお伝えしました。
プログラミングを勉強して業務効率をあげる仕組みを作ったり、企業価値をあげるアプリケーションの開発ができるようになれば、会社内での評価が上がり、キャリアアップも可能になるはずです。
【仕事の幅が広がる!プログラミングを活用した3つの稼ぎ方】
プログラミングを学ぶことで、皆さんの人生(稼ぎ方)に3つの選択肢が加わることになります。
- プログラミングスキルを使って副業で稼ぐ
- IT業界などにエンジニアとして転職して年収アップ
- 自分でWEBアプリケーションを使って稼ぐ
プログラミングは収入に直結するスキルです。スキルを習得すればそれだけで、プログラミングで稼ぐことができるようになります。
メジャーなところでは、ホームページ制作などの副業やIT業界への転職があります。
今の働き方を続けることに不安がある方や、収入に満足がいっていない方は、プログラミングを学ぶことでより理想的な働き方に変えていくことができます。
また、プログラミングができるということは自分でWEBサービスを開発できるということでもあります。
実は、現代のお金持ちの多くは、「WEB系のサービスを開発している人、または開発して売却している人」だということをご存知でしょうか?
少し前で言うと、ZOZOTOWNを作った前澤さんがYahoo!に事業売却をし、2400億円を手に入れたと言われます。
ここまで大きな成功は珍しいですが、実は数千万円から数億円の事業売却は日常茶飯事で行われています。
>>【大金持ち&成功者になる具体的な方法はプログラミング|3つの理由と前例】
ここまで聞いて、「やっぱりプログラミングを学んでも意味がない」と感じた人はいるでしょうか?
プログラミングを学ぶことの意味は大きく、勉強してスキルを習得できれば人生は大きく変わる可能性があります。
知識ゼロの初心者が、これから医者やプロ野球選手になろうと思ってもかなり難しいでしょう。しかし、プログラミングは違います。初心者からでも数ヶ月ほどの勉強をすればかなりの基礎部分ができるようになります。
もちろん熟練の域に達するにはそれだけの時間では足りませんが、副業や転職のスタートラインに立つことは十分可能です。
転職や副業をしないにせよ、プログラミングを学ぶことで得られるものは多くあります。興味を持った方は、ぜひこのタイミングで始めてみてはいかがでしょうか。
【初心者からのプログラミング勉強法|独学とスクールどっちが良い?】
最後に、プログラミングをやっぱり始めてみたいと思った方に向けて、プログラミングを学ぶ方法とスキル習得のコツを解説します。
・初心者におすすめのプログラミング勉強法
プログラミングを学ぶ方法としては以下の5つがあります。
- プログラミングスクールに通って勉強する
- オンラインのプログラミングスクールで動画を見て勉強する
- 個人が販売している有料のプログラミング教材で勉強する
- 無料の動画教材を見て勉強する
- 本を買って勉強する
その中で初心者の方の最初の勉強方法としておすすめなのは、「無料の動画教材を見て勉強すること」です。
プログラミングの基礎は無料の動画教材で学ぶことが出来ます。
ドットインストールというサイトでは、プログラミングの知識が学べる動画が数多く掲載されています。
1つの動画が3分ほどなので、「1日10動画分」といった感じで進めていくと良いでしょう。
プログラミングと一口に言っても、実は数多くの言語があります。私もそうでしたが、初心者の場合はどの言語を勉強したら良いかもわからないと思います。
そこで参考にしたいのが、「初心者向けにプログラミング学習の道のりを解説したサイト」です。
・30days トライアル
・プログラミングの完全独学ロードマップ
これらのサイトでは、ドットインストールなどの無料動画教材を使ってどのように勉強したら良いかを解説してくれています。
詳しくは以下の記事で解説していますので、こちらもご参考ください。
>>【無料&独学】プログラミングで稼げるようになるために僕が選んだ学習法
・忙しい社会人や子供にはプログラミング教室やスクールがおすすめ
初心者からでも、無料の動画サイトを使えばプログラミングを学ぶことが出来ます。
ですが、わからないときに誰にも聞けない環境だと、学習効率がかなり下がることも事実です。
プログラミングスクールは数ヶ月で数十万円ほどかかるところも多いです。そんな高額なイメージもあり、なかなか踏み出せない人も多いと思います。
しかし、初心者にとっては非常に有益だということも間違いありません。
実はプログラミングのほとんどは「エラーとの戦い」だと言われます。
プログラミングを動かすための「文法」を覚えたり、アプリケーションの「設計」をすることは全体の2割で、残りの8割はエラーを修正するための時間なのです。
初心者の場合、ただでさえわからないことが多いのでエラーに遭遇する場面も非常に多いです。
どこが間違っているのかわからないけど、思ったように動かない。そんな状態のまま数時間が経ったりします。
私も1日やってエラーで全く進めなかったことが何度もありました。
ですが、そんな何時間もかかったエラーでも、経験者にかかればほんの数秒で解決するようなこともよくあります。
わからないところを経験者に聞きながら学べば、独学するよりも圧倒的に早い時間でスキルが習得できます。
教えてもらう内によく遭遇するエラーにも慣れますし、そうするとエラーへの見当もつきやすくなります。
時間がないけど早く見に付けたい社会人やプログラミングを学びたい子供にとっては、スクールや教室といった存在がとても役立つはずです!
独学でやればお金はかかりませんが、何十時間も勉強して結局途中で諦めたら、そこまでかけた時間は無駄になってしまいますよね。
プログラミングは稼げないと言っている人の多くは、途中で挫折した人でもあります。
そうならないためには、スキルをしっかり身につけられる環境に身を置くことが重要なポイントです。
プログラミングは学ぶことが目的ではありません。学んだ後に活用して人生をより良く変えることが目的です。
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その目的を考えたら、いつまでも学習しているよりも、早くプログラマーとしてのスタートラインに立つべきではないでしょうか。
最近は無料で通えて転職先の斡旋までしてくれるプログラミングスクールがいくつも出てきています。
本来数十万円もかかるスクール費用が無料になって、さらに就職の斡旋までしてくれるのはメリットとも言えるでしょう。
以下の記事でプログラミングスクールを紹介していますので、よかったら参考にしてみてください。
>>【独学よりも圧倒的に効率的|無料で行けるプログラミングスクール3選】
>>【厳選】副業特化のWEBデザインスクール3選|スキルだけでなく稼ぐ力まで身に付く!
・プログラミングスキルを習得するコツ
プログラミングで挫折する人も多いように、プログラミングを学ぶことは決して簡単なわけではありません。
私もエラーでつまづいたり、なかなか理解できないところがあるたびに挫折しそうになりました。
そんな経験から、プログラミングを学んでスキルを習得するための4つのコツを紹介します。
- 初動集中。まずは1週間だけでも集中してやってみること。
- 1日の中で勉強の優先順位を1〜2番目に持ってくること
- 初心者のうちはわからないことを聞ける環境に身を置くこと
- 学ぶために学ぶのではない、作るために学ぶということ
だらだらと勉強してもしょうがないので、まずは基礎スキルは秒速で学び切るというプロジェクトを自分に課しましょう。
そして、学びの効果を最大化するために、経験者に聞ける環境で、実践につなげるための学びをしましょう。
こららを意識して勉強に取り組めば、挫折せずにプログラミングスキルを習得できるようになります。
【プログラミングの勉強は意味がある|時代遅れにならない!】
識字能力を習得したことによって多くの技能を取得したように、プログラミング技術を習得することでさらに多くのことが出来るようになります。
プログラミングは確かに「使えなくても生きていけるもの」ではあります。
英語だって「これからは絶対に必要だ」と僕たちが子供の時に言われていましたが、別に使えなくても生きていけていますよね。
ですが、使えることで人生の選択肢は大きく広がります。
それなら僕は使える側にいたい。プログラミングを通してWEBサービスを作ったり世界の進歩に繋がるものを生み出したい。そんな動機から僕はプログラミングの勉強を始めました。
皆さんはどのように考えたでしょうか?
この記事が、プログラミングを学ぼうかどうか考えている人にとって、少しでも参考になれば幸いです。興味が湧いた方はぜひチャレンジしてみてください。
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