この記事では、SNS運用代行の副業に興味を持った方に向けて、SNS運用代行の需要と将来性に加え副業におすすめな理由を解説します。
副業を始めたい人の中には「いまさら始めても遅いのでは?」という不安を持つ方もいるでしょう。
実際、動画編集やWebデザインなどは参入者が多く、今から始めた初心者ができる仕事はほとんどありません。
初心者からでも副業で稼ぎやすいのでおすすめです。ぜひ参考にしてみてください。
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【SNSマーケターの将来性は? 今後5年でさらに需要が拡大する予想】
X(旧Twitter)やInstagram、YouTubeやTikTokなど多くのSNSが登場しましたが、その波は一旦落ち着いたかのように思えます。しかし、SNSマーケティングの市場はまだまだこれからです。
こうしたSNSマーケターの需要拡大の要因と将来性の高さについて解説します。
・2027年のSNSマーケティングの市場規模は2023年の1.7倍に
まず結論として、SNSマーケティングの市場は今後5年でほぼ2倍になることが予想されています。
2023年のソーシャルメディアマーケティング市場は1兆899億円。2022年度比で117%の成長です。これが2027年には2023年の約1.7倍になると予想されています。
「SNSオワコン説」なんてどこ吹く風。毎年20%の伸びが継続し、どんどん成長しています。
こうした成長産業に身を置いておけば、少なくとも今後数年は仕事に困ることがないでしょう。
・スマホ利用者の用途はSNSがもっとも多い
2023年時点での国内のスマホ利用率は89.9%。10人中9人はスマホを使っています。また、スマホの利用目的では、ブラウザ検索やネットショッピングを押さえてSNSが最多になっています。
これは意外だった人も多いのではないでしょうか?最近では検索行動もGoogleなどのブラウザではなくInstagramやTikTokに移行しているという人も増えています。
インターネット上で行われるWebマーケティングはこれまでネット広告や検索エンジン最適化が主でした。
しかし、多くの人がSNS利用をメインに行なっていることを踏まえ、SNS上でのマーケティングに力を入れる企業も増えているのです。
人の集まる場所で商売を行うのは、基本中の基本。ショッピングモールへの出店したり大通りに看板を出したりするように、人の集まるSNS上で存在感を高めることも重要なマーケティング施策になっています。
・SNSが購買行動に大きく影響
検索がSNSに移っているという話をしましたが、ネットショッピングもSNSに移っています。
Z世代へのアンケートによると、SNSで見かけた商品を買ったことがあると答えた人は7割以上にも上ります。(参照:Macbee Planet調べ)
中でもInstagramを見て購入した人は90.6%。YouTube56.3%に比べて非常に高い数値になっています。
ヒトの購買行動は、以下のようなステップを辿ると言われます。
- 認知・興味関心
- リサーチ
- 好意・共感
- 購入
このすべてのフェーズにおいてSNSは見込み顧客との接触ポイントになりますよね。つまり、SNSは企業のマーケティングに最適なプラットフォームだということ。
その認識が広まってきているのも、需要が拡大している要因の1つです。
・Z世代を中心にSNSでの存在感を重視する傾向に
あなたは商品を買うときに何を重視しますか? 実はいま、若い世代を中心に購買決定要因に変化が起きています。
- SNS上の存在感
- SNS上での話題性
- SNSで発信される環境問題や社会問題に対する姿勢への共感
- SNS上での接触回数
これらが重視されているのです。もはやSNSで情報発信していないということは、存在すら認識してもらえていないということ。
情報過多な世の中だからこそ、定期的に接触できるSNSの活用は必須になっています。
【SNS運用代行はどんな業界からの需要があるの?】
SNSの需要や将来性があることをお伝えしましたが、実際にどんな会社や業界がクライアントになるのでしょうか?
結論、飲食店やショップから工場や士業まで、すべての業界でSNSを活用したいニーズはあります。
企業がSNS運用をおこなうメリットは、以下のように幅広くあります。
どんな企業にも活用するメリットは存在し、それゆえ需要も大きいのです。
・BtoC業界のSNS運用ニーズ
BtoC(Business to Consumer)業界とは、消費者に向けたビジネスをおこなう業界のことです。小売店や飲食店など個人向けのお店がイメージしやすいかと思います。
こうした業界では以下のようなニーズがあります。
- 商品の存在や良さを広めたい
- キャンペーンをやって購入を促したい
- お客さんとコミュニケーションをとって好意を高めたい
- 会社の活動を知ってもらってブランドイメージを高めたい
BtoC業界ではその特性上、InstagramやTikTok、YouTubeの運用代行が求められます。
・BtoB業界のSNS運用ニーズ
BtoB(Business to Business)業界とは、企業同士のビジネスを指します。「メーカーと工場」の関係や「企業とWebデザイナー」の関係などがイメージしやすいところです。
BtoB業界でもSNS運用のニーズは増えています。
- 有益情報を発信して見込み顧客を獲得したい
- 専門性をアピールして信頼性を構築し、申し込みに繋げたい
- 社員紹介や会社風土を伝えて、採用活動における応募者を増やしたい
- 事例紹介やクライアントへのインタビュー、受賞歴などWebサイト上だけでなくSNSでも紹介したい
BtoB業界においては、InstagramよりもXやFacebook、TikTokやYouTubeが効果的です。
・運用代行のニーズが高まる5つの理由
そもそも、なぜ企業はSNSの運用を代行するのでしょうか?
こうした5つの理由について解説します。
1、企業のマーケティングにSNS活用が欠かせなくなっている
まず前提として、企業のマーケティング活動にSNSの活用が欠かせなくなっていることが挙げられます。
集客やブランディングだけでなく、最近は採用活動まで、SNSアカウントやSNS広告の運用なしに進めることは難しくなっているのです。
2019年にはインターネット広告費が初めてテレビの広告費を抜いたことが話題に。今まさに企業のプロモーション活動は、利用者の多いインターネットおよびSNSに集中していると言えます。
その中でもSNSは無料から始められるので、広告費をかけられない中小企業や個人も積極的に活用できる稀有な媒体。コストを抑えて活用できるSNSは、マーケティング施策の鍵になっているといえるでしょう。
2、SNS運用の知見がない
積極的に活用したいSNSですが、SNS自体がここ数年で隆盛してきた分野であるため、上手に運用できる人やノウハウを持つ人が多くありません。
こうした悩みが、SNSの運用代行のニーズが高まっている要因と言えます。
3、人員を割けない
知見がないことと合わせて、人員を割けないことも運用代行のニーズが高まる一因になっています。
もし人員を割くとしても、正社員を担当につけるよりも業務委託で任せる方が安く済むという事情もあります。
フリーランスの場合は社会保障などの負担もありませんし、教育にかけるお金も不要。社員の給料を払いながら教育費用も捻出することを考えると、運用代行に依頼した方が安く済むという側面もあるのです。
4、リスクへの備え
SNS運用にはリスク管理も重要になります。社内の担当者がSNS上で社内の機密事項をツイートしたり、政治的な記事やゴシップ記事へ反応したことで炎上したニュースを目にしたことがあるかもしれません。

SNSに慣れていない人が下手に使うと、企業の信頼を一瞬で失う恐れもあるのです。
SNS運用に慣れていて、しっかりと炎上のリスクも理解したプロの運用者に依頼したい。そう考える経営者が多いのも、SNS運用代行者のニーズ増加につながっています。
5、継続できない
SNSの運用は大変ですよね。無料で気軽に始めることはできても、投稿を作る時間がなかったり、ネタがなかったりと、継続するのは難しいものです。
また、一度アカウントを作ってフォロワーがついてしまうと、やめられないのも問題です。

企業の場合はなおさらでしょう。一度始めてしまうと、定期的な投稿をしないと信用を失う可能性もあります。
SNS活用を始めたいという経営者だけでなく、始めたものの運用に困っているという経営者のニーズも大きいのです。
運用代行を利用すれば、少しのお金を払うだけであとは自動化できますよね。
やらなくてはいけないけれど、リソースがなく困っている。多くの企業がSNSに対してこう言った悩みを抱えているので、SNS運用代行には大きなニーズがあるのです。
【SNS運用代行が他の副業より稼げる理由】
SNSマーケティングの需要が高まっている中、SNS運用を代行するビジネスも注目を集めています。
SNS運用代行を副業にしたいという方は多いのではないでしょうか?
動画編集やWebデザインなど様々な副業が広まっていますが、すでに参入者が多く仕事が取りにくくなっています。さらに単価もどんどん安くなっており、やってもやっても稼げない副業も増えているのです。
そんな中、SNS運用代行については、今からでも副業にするのにおすすめできます。
これら5つの理由をそれぞれお伝えします。
・歴史が浅く専門人材が不足している
1つ目の理由は、需要に対して専門家が少ないこと。SNS運用代行という仕事は歴史が浅いので、専門的な人材が不足しています。
Webマーケターがサイト運営やWeb広告の出稿と合わせてやっているところが多い印象ですが、各SNSのアルゴリズムの理解やトレンド性も高いノウハウをキャッチアップできていないのが現状です。
クライアントが求める適切なリサーチ力、企画立案力、分析力、運用力などの総合的なスキルを身につければ、希少な人材になることができます。
・SNSに苦手意識を持っている人が多い
2つ目の理由は参入障壁があることです。SNS運用代行は比較的スキルの習得が易しく、高いスキルを持たない人でも挑戦しやすい仕事ではあります。
しかし、SNSに苦手意識を持っている人も多く、思ったより参入障壁が高いという特徴があります。
実は個人のアカウントを伸ばすのとSNS運用はアプローチ方法が全く異なります。
そのため、個人のアカウントを伸ばすことができなくても企業のSNS運用代行をすることは十分に可能なのです。
しかし、それを知らずに「自分にはSNSを伸ばすなんて出来ない」と思ってしまい、できるのにやろうとしない人が多い状況になっています。
そのために意外とやろうとする人が少なく、稼ぎやすい状況が生まれているのです。
・競争過多による価格破壊が起こっていない
SNS運用代行の世界では、まだ競争が過熱していないため価格破壊が起きていません。例えば、副業として一般的な「Webライター」や「動画編集」の業界では、参入者が多く競争が激化。
以前は1本1万円のような案件が、同じレベル感の仕事でも1本1,000円のような価格破壊が起こってしまっています。頑張ってスキルを勉強したのに全然稼げずに辞めてしまう人も。
SNS運用代行ではそうした過当競争が起きていないため、実力次第で適切な報酬が得られます。労働に対しての報酬は他の副業よりも高いと言えるでしょう。
・スキル習得が難しくないので短期間で収益化しやすい
SNS運用代行の知識は比較的たやすく、短期間で学ぶことができます。
- SNSのメディア特性
- アカウントの基本的な育て方
- 投稿の作り方
- 分析の方法
- 運用の一連の流れ
これらを学べば基礎は十分。あとは運用を継続する中でPDCAを回していけばOKです。
プログラミングの場合は3ヶ月以上の勉強をしてようやく初心者レベルですし、動画編集もお金をかけてスペックの高いパソコンやソフトを用意し、数週間から数ヶ月の勉強が必要です。
それと比べると、SNS運用代行は時間的にも経済的にもコストをかけずに始められます。
もちろん、アカウントを伸ばすための戦略や運用ノウハウを学び、スキルを磨いていくことは重要です。
しかし、そこまで高いスキルがなくても案件で採用してもらえるということは知っておいて損はありません。
・1つのクライアントから複数の案件を継続的に任せてもらえる
最後に、クライアント1社から複数の案件を任せてもらえる可能性があることも、副業におすすめな理由です。
SNS運用代行がおこうなうのは、企業の公式アカウントの運用だけではありません。ブランドやサービス、キャンペーンや広告出稿など、目的別に複数のアカウントを作って運用することが一般的です。
つまり、クライアントとの継続的な関係を築き、高い満足度を提供できれば、1社から複数の運用案件を任されることも十分ありえるということです。
また、こうした案件は基本的にどれも継続案件です。1ヶ月で終了ではなく、半年や1年など中長期で契約してもらえるので、副業収入が安定しやすいのもSNS運用代行が稼ぎやすい理由の1つのなっています。
【SNS運用代行の副業を最短ルートで始める方法】
ここまで聞いて「SNS運用代行を始めてみたい!」と思ったのではないでしょうか?
SNS運用代行を副業にするステップは、ざっくりと以下の5ステップです。
詳しくは「SNS運用代行の始め方 初めての副業案件の探し方とロードマップ」の記事で解説していますので、参考にしてみてください。

そのため、最短でSNS運用代行を仕事にしたい方は「SNS運用代行スクール」を使うのがおすすめです。
スクールでは体系的にSNS運用のノウハウが学べるのはもちろん、実際の仕事で使えるワークシートをもらえますし、仕事獲得のサポートも受けられます。
こういったことをプロのSNSマーケターに相談できるので、圧倒的に最初の仕事を獲得しやすくなります。
副業に挑戦する人の多くは、最初の仕事をする前に挫折します。
勉強した時間が無駄になってしまわないためにも、稼げる環境に身を置くことが重要。稼ぎやすいSNS運用代行なら、スクール代はすぐに取り戻すことができるでしょう。
SNS運用代行スクールの中には、無料相談をおこなっているところもあり、受講前の悩みやSNS運用代行の働き方、自分でも出来るかといった疑問を事前に相談することもできます。
以下の「案件サポートのあるSNS運用代行スクール紹介記事」で詳しく紹介していますので、よかったら併せてチェックしてみてください。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
【2024年最新】インスタ運用代行のおすすめスクール7選 SNS運用代行のノウハウを学べる講座を比較
