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「寝るのがもったいない」はデメリットだらけ 寝ないと行動の質が下がるので寝ましょう

「寝る時間がもったいない」の弊害|活動時間の質が悪いので無駄です

8時間寝る人と5時間寝る人だったら、5時間しか寝ない方が3時間も自由に使える時間が増える!ちょっと眠くても、寝ないほうが効率いいな。

そう考えて睡眠時間を削ったりしていませんか? 実はこのやり方だと、全体的に見たときに非常に効率の悪い時間の使い方をしているんです。

起きている時間は長くても、質の高い時間にはなっていません。そのため、結局のところ8時間睡眠の人よりも無駄な時間が多いのです。

私も受験勉強の時に「寝ない方がたくさん勉強出来る」と思っていました。1日2時間でも寝る時間を短くすれば、1年で730時間(30日)も人より活動時間が長くなります。

それに気づいた時には、とんでもないライフハックを知ってしまったと興奮したものです。笑

ですが、睡眠時間の少ないまま生活していると、どうしても体がしんどくなっていき、常に疲れている状態が続いてしまうのです。

皆さんも寝る時間が足りない時なんかに、そういった経験をしているのではないでしょうか?

睡眠不足は、人生の質の低下につながります。それは脳科学的に完全に証明されているのです。(参照:PittsburghSleepQualityIndexを用いた大学生の睡眠問題調査

この記事では、以下のことをお伝えします。

  • 「寝る時間がもったいない」で起こるデメリット
  • 活動時間の質を上げる方法

これを知れば、睡眠時間を長く取りながら、今よりも毎日の充実度を上げたり、仕事や勉強の質を向上することができるようになります。

寝る時間がもったいない人は、今よりも時間を増やしたいはずです。その方法は睡眠時間を増やすことではなく、いかに質の高い時間を増やすかが鍵なのです。

ぜひ参考にしてください。

 

 

【寝る時間がもったいないという人は活動時間の質が悪い】

【寝る時間がもったいないという人は活動時間の質が悪い】

まずは寝ないとどうなるのかを認識しましょう。

  • 寝るのがもったいないと思う理由
  • 寝ないことの弊害

それぞれ解説します。

 

・寝る時間がもったいないと思う理由

私もそうでしたが、寝るのがもったいないと思う理由は以下のようなものではないでしょうか?

  • 睡眠の時間が無駄
  • もっと時間が欲しい
  • 寝るわけにはいかない
  • やりたいことがいっぱいある
  • 日中の不完全燃焼

寝るのがもったいない理由の多くは、やることがいっぱいあるからでしょう。

「仕事が終わらなくて寝たくても寝れない!」
「試験に受かるためにはもっと勉強しなくてはいけない!」

このように、無理矢理起きていなくてはいけない時もあります。

ですが、自ら進んで寝る時間が惜しいと思うときは、「自分のやりたいことがあるとき」です。

確かに睡眠時間を削れば、仕事や勉強を進めることもできます。人より努力することで成果につながる場合もあるかも知れません。

テレビを見たり、本を読んだり、ゆっくりとお風呂に浸かることもできるでしょう。活動時間が長くなればやれることは増えます。

しかし、寝ないことによる弊害にも目を向ける必要があります。弊害がないのであれば、いつ24時間365日活動した方が絶対にいいはずです。必ず弊害が生まれているのです。

 

・寝る時間を削ることの弊害

睡眠時間を削ることで発生する弊害は以下のようなものです。

  • ずっと眠い
  • 思考と行動のパフォーマンス低下
  • ミスが増える
  • 不機嫌でイライラ
  • 元気が出ない、なんとなく暗い
  • 体調が悪い
  • 肌に出る
  • 不満足な一日

寝ないことで逆に覚醒する瞬間もありますが、基本的には体調が優れないことが多くなります。

こんな状態で仕事をしても、良い仕事ができるはずがありません。仕事や勉強に限らず、好きなことをしていたとしてパフォーマンスは上がらないです。

私の場合、寝不足だとすぐに口内炎が出来てしまい、それが気になって全然集中できなくなります。

また、「寝ない状態に慣れればそれが普通になるよ」という人もいますが、それはそれで問題なのです。

・慢性的な疲労感
・病気になって動けなくなる
・気づかないうちに基礎能力の低下

こういった不調が出ます。特に、基礎能力の低下は気付かぬうちに少しずつ進行します。

「本を読んでいても集中できなくなった」
「パソコンで資料を作っていても、よそ事を考えてしまい進まない」
「ボーッとしてるとよく言われるようになった」
「キビキビ歩けなくなった」
「元気に挨拶するのが面倒くさい」

これらは睡眠不足が引き起こす基礎能力の低下です。

寝る時間がもったいないなんて思っていると、いくらその時間に勉強したとしてもスキルや知識として定着しません。さらに、人としての能力がどんどん低下し、周りからの評価も下がります。

活動時間が長くても、その時間の質は低いということを自覚しましょう。

・優秀な仕事
・効率のいい勉強
・好きなことを心から楽しむ
・リフレッシュして穏やかな日々を過ごす

そのためには、質のいい時間の使い方でなければいけません。

心身ともに疲れた状態では非効率で非生産的。そんな状態で長時間起きていても無駄なのです。

 

【起きている時間の質を上げることが重要】

【起きている時間の質を上げることが重要】

活動時間の質は、日々の満足感や人生の豊かさに大きく影響します。質を上げるには、1日の多くの時間を「生産的で価値のある時間」に変えることです。

生産的で価値のある時間とは、集中時間のことです。集中力を持って取り組むことが最も効率的な時間の使い方であり、1分あたりの質を上げる方法なのです。

 

時間×集中力=集中時間

 

集中時間はその名の通り、集中力が必要です。集中力は、脳が疲れている状態だとすぐに途切れてしまいます。

脳を活発に働かせるようメンテナンスをしてあげることが、集中時間を長く保つコツです。

 

【時間の質を上げるために必要なこと】

生産的で価値のある集中時間を多く生み出すには、脳の疲れを取ってあげなくてはいけません。そのためにもっとも重要なのが、「7〜8時間の睡眠」です。

日本人の平均睡眠時間は7時間42分ですが、4割の人は睡眠時間が6時間以下となっています。

平均睡眠時間は子供からお年寄りまで合わせた計算なので、働いている人の多くは6時間以下に当てはまるのではないでしょうか?

ある実験では、6時間以下の睡眠が2週間続いた人は、3日間徹夜した人と同じパフォーマンスしか発揮できないということがわかりました。

3日間徹夜なんてしたこともありませんが、相当やばいことは想像できますよね。慢性的に6時間以下の睡眠が続いている人は、その状態ということです。

起きている時間の質を最悪なものにしないためには、「7~8時間の睡眠」を日課にするようにしましょう。

また、1日の中でもっとも脳が活発に働くのが、起床後の「2〜5時間」と言われます。

重要な仕事や勉強などはその時間に行うのがベストです。成功者に早起きの人が多いのも、その時間を大切にしているからかもしれません。

逆に、ダラダラとテレビを見たり、ボーッと電車で通勤したり、メールやSNSを眺めていてはいけません。

せっかくの質の高い作業ができる時間が無駄になってしまいます。7~8時間の睡眠と朝の活動を習慣化しましょう。

7~8時間の睡眠をとることが質の高い1日を送るのに一番重要だということはわかっていただけたかと思います。

とは言え、1日の中で脳と体は徐々に疲れていきますよね。朝と夜ではどうしても夜の方が疲れてきてパフォーマンスは落ちます。

しかし、以下の2つの行動をすると再びパフォーマンスの高い状態にすることができます。

  • 昼食後に10分〜30分の昼寝
  • 夕方に10分程度の軽い運動

十分な睡眠と、昼寝、軽い運動。これらを日常の中に取り入れることで、1日のほとんどを質の高い時間にすることができます。

睡眠時間を削った時よりも活動時間は減りますが、その内容は明らかに向上します。

寝る時間がもったいないと言っていても、その質は大して高くありません。効率や質を高めたければ、こうした時間術を身につけましょう。

 

【成功者たちの睡眠時間|寝る時間はもったいなくない】

【成功者たちの睡眠時間|寝る時間はもったいなくない】

最後に、成功者たちがどれくらいの睡眠時間を取っているかを調べてみた結果をお伝えします。

・ティムクック(apple CEO):21:30-4:30 (7時間)
ジェフベゾス(Amazon 創設者):22:00~5:00 (7h)
アリアナハフィントン(ハフィントンポスト創設者):22:00~5:00 (7h)
ジャックドーシー(Twitter創設者):22:30~5:30 (7h)
ビルゲイツ(マイクロソフト創業者):24:00~7:00 (7h)

(参考:世界レベルの成功者たちの「睡眠時間」を比較した結果・・・ | TABI LABO

世界的なCEOの多くは7時間の睡眠を取っています。

そして早起きの人が多いのは、起床後5時間以内を重要で生産的な仕事をするためでしょう。

仕事に行ったり学校に行くと、自分が自由に使える時間にはなりません。必ず邪魔が入ります。誰にも邪魔されずに、集中して生産的な仕事をするのは朝が最適なのです

起きたら準備して出発の人がほとんどだと思いますが、これからは起きた後に自分にとっての生産的な活動をする時間を取ってみてください。

成功者と同じ習慣を手に入れることができれば、人生は好転するはずです。

以上が、「寝る時間を削ることの弊害」と「時間の質を上げる方法」でした。

毎日をよりよく生きるには、睡眠時間を削って頑張ればいいのではありません。いかに効率よく生産的な時間の使い方ができるかが肝心です。

こうした時間術についてもっと知りたい方は、「神時間術」という本がおすすめです。アウトプット大全や忘れない読書術などのベストセラーを書かれた樺沢紫苑さんの本です。

興味のある方はぜひチェックしてみてください。

 

 

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