この記事では、ビットコインを積立で運用したい方に向けて以下の内容でお伝えします。
- 仮想通貨の積立投資ができるサービスと申込方法
- 積立投資のメリットとデメリット
- ビットコインを増やすコツ
積立での購入は長期投資の味方。自動で銀行口座から積立をしてくれるサービスもあるので、買う手間もかかりません。
しかし、ビットコインのようなボラティリティ(価格変動性)の高い投資商品の場合、必ずしも積立が最適ではないのも事実です。
メリットとデメリットを知った上で、自分の目的に合った投資スタイルを選びましょう。
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【ビットコインなど仮想通貨の積立投資はどこでできる?暗号資産取引所の特徴を比較】
ビットコインなどの仮想通貨の積立投資は暗号資産取引所で申し込むことができます。
これらの取引所では暗号資産の積立に対応しています。ですが、それぞれの暗号資産取引所によって積立できる金額や手数料が異なります。
それぞれの特徴を解説します。
・コインチェックつみたて
積立できる銘柄
BTC, ETH, ETC, LSK, XRP, XEM, LTC, BCH, MONA, XLM, QTUM, BAT, IOST, ENJ, SAND, DOT, CHZ, LINK, MKR, MATIC ,WBTC(2023年10月時点)
最低積立額
月額1万円(1000円単位で100万円まで増額可能)
積立頻度
- 月に1回(毎月9日)
- 毎日(毎日の場合は月額で指定した金額を月の日数で割った金額を積み立てます)
手数料
- 購入手数料:0円
- 口座振替手数料:0円
- 積立サービス手数料:0円
申込方法
- Webサイトまたはアプリにログイン
- メニューバーの「コインチェックつみたて」をクリック
- 「口座の設定をする」をクリック
- 引き落とし先金融機関の口座情報を入力する
- プラン・コイン銘柄・金額を設定して完了
銀行口座からの自動振替が非常に便利。最初に設定すれば自動で毎月積み立てられるので、放置しておくだけでOKです。
コインチェックの口座解説がまだの方は「コインチェックで仮想通貨を始める方法|カンタンな口座開設から買い方までの手順を解説」を見ながら進めてみてください。
・bitFlyer かんたん積立
積立できる銘柄
BTC、XRP、ETH、LINK、DOT、XTZ、XLM、XEM、BAT、ETC、LTC、BCH、MONA、LISK、XYM、MATIC、MKR(2022年8月時点)
最低積立額
1円(1円単位で100万円まで増額可能)
頻度
- 毎日1回
- 毎週1回
- 毎月2回(1日・15日)
- 毎月1回(1〜28日の中から指定可能)
手数料
- コイン購入手数料0円
- 積立サービス手数料:0円
申込方法
- アプリから「かんたん積立」をクリック(パソコンは不可)
- 積立頻度・コイン銘柄・金額を設定
- 積立日時までにbitFlyerの口座に日本円を入金(毎回)
※bitFlyerのかんたん積立は銀行口座からの自動振替に対応していません。あらかじめbitFlyerの口座に日本円を入れておく必要があるので、手間がかかります。
1円単位で積立できる点が他の取引所との差別化ポイントですが、そこまでの少額で運用する人はいないと思います。bitFlyerの口座を持っている人であれば使う意味がありますが、1から始めるならコインチェックの方がおすすめです。
・GMOコイン つみたて暗号資産
積立できる銘柄
BTC、ETH、BCH、LTC、XRP、XEM、XLM、BAT、OMG、XTZ、QTUM、ENJ、DOT、ATOM、ADA、MKR、DAI、LINK(複数銘柄の組み合わせも可能)
最低積立額
500円(各コイン500円単位でそれぞれ50000円まで)
頻度
- 毎月1回(10日)
- 毎日
手数料
- 購入手数料0円
- 積立サービス手数料:0円
申込方法
- Webサイトからログインする
- 会員メニューより「つみたて暗号資産」をクリック
- 積立状況をクリックして銘柄・プラン・金額を設定
- GMOコインの口座に日本円を入金する
※GMOコインのつみたて暗号資産も銀行口座からの自動振替に対応していません。あらかじめGMOコインの口座に日本円を入れておく必要があります。
GMOコインは海外の取引所への送金手数料や出金手数料が無料という非常に使い勝手の良い取引所です。積立に関しても、複数銘柄を組み合わせて購入できるので、銘柄を分散して積立したい方におすすめです。
・SBI VC Trade 現物積立
積立できる銘柄
BTC、ETH、XRP、LTC、BCH、LINK、DOT(組み合わせ可能)
最低積立額
500円(各銘柄1円単位で200万円まで積立可能)
頻度
- 毎月1回(毎月28日)
- 毎週1回(毎週火曜日)
- 毎日
積立期間
- 毎日プラン :30日以上365日以下
- 週1回プラン :4週間以上52週間以下
- 月1回:プラン :1ヶ月以上12ヶ月以下
手数料
- 購入手数料0円
- 積立サービス手数料:0円
申込方法
- Webサイトからログイン
- メニューバー内の「現物積立」をクリック
- コイン銘柄・頻度・金額を入力して申し込み
- SBI VC Tradeの口座に積立金額を入金する
※SBI VC Tradeの現物積立は銀行口座からの自動振替に対応していません。あらかじめSBI VC Tradeの口座に日本円を入れておく必要があるので、手間がかかります。
まとめると、それぞれの取引所には以下のような特徴があります。
コインチェック | 便利な自動口座振替が可能な唯一の取引所 |
bitFlyer | 積立頻度やタイミングを自由に選びやすい |
GMOコイン | 複数銘柄を組み合わせて積み立てることが可能 |
SBI VC Trade | 毎月200万円/銘柄まで積立可能で毎月100万円以上積み立てたい人に最適 |
個人的には、積立をするなら口座からの自動引き落としができる「コインチェック」一択だと感じています。
【ビットコインを積立した場合のシミュレーション】
ビットコインを毎月積み立てていった場合、どれくらい利益を得ることができるのでしょうか?
以下は2018年10月から2019年9月までのちょうど1年間に毎月1万円ずつ積立をおこなった場合のシミュレーションチャートです。
(参照:コインチェックつみたて)
ビットコインの第一次暴落が起きたのが2017年。最高額まで急成長したのが2021年ですので、シミュレーションが行われた期間は仮想通貨市場で特に大きな変化がなかった時期とも言えます。
(参照:CoinMarketCap)
それでも積立元本の12万円に対して資産は22万円に増えています。シミュレーションの期間が急成長した2020年から2021年の1年間だった場合にはさらに資産を増やせたでしょう。
その間積立をしたところで資産は減り続けています。積立でリスク分散できるとはいえ、市場が下がり続けるのであれば増えることはありません。
未来は誰にもわかりませんが、仮想通貨市場は成長産業の1つであると考えられます。価格変動幅が大きくリスクが高いとは言え、ビットコインの価格は長期的に見たら上がり続けています。
2017年の第一次ブームで1枚200万円を越えたあと、バブルが弾けて価格は数分の1に。そこで大きく損をした人もいました。
しかし2020年から第二次ブームが起こり、1枚700万円まで上昇。その後、また価格は下がりましたが、長期的に見れば上昇していますよね。
メタバースやNFT、ICOやdAppsなど、世界経済全体がWeb3.0に移行していこうとする中で、ブロックチェーンを使った仮想通貨は重要な鍵になります。
投資対象としてではなく、インフラとして社会に欠かせないものになりつつあるように思えます。
こうした流れは歴史の中で幾度となく繰り返されてきました。
パソコンやインターネットが一般に普及した1990年後半、ITがもてはやされたものの間も無くしてITバブルが崩壊。しかし、その後も市場は成長を続け、2021年のNYダウ平均株価は2000年比で300%にも登りました。
iPhoneなどのスマートフォンだって最初は毛嫌いされていました。「ボタンがないなんて押しにくいし絶対に流行らない」と言われていたのです。あなたの周りにもそういった反応を示していた人がいたでしょう。
しかし、2022年の国内スマホ普及率は94%です。(参照:日本のスマホ比率、「2010年は4%」→「2022年は94%」に)
こうした時代の流れを考えると、仮想通貨やビットコインも普及の直前段階にいるとも考えられるのではないでしょうか?
成長産業での積立投資は大きく資産を増やすチャンスです。ビットコイン価格の今後が楽しみですね。
【仮想通貨を積立するメリットとデメリット|資産が増えにくい?】
仮想通貨の積立ができるサービスを4つご紹介してきましたが、そもそも仮想通貨は積立投資に向いているのでしょうか?
投資をする目的は「お金を増やすこと」ですよね。積立投資ではその目的を達成できるのでしょうか?
仮想通貨の積立投資をする上で知っておきたいメリットとデメリットを3つずつ解説します。
メリット① 少額から買える
1つ目のメリットは少額から買えることです。
今は1万円しかないけれど100万円分のビットコインを買いたい。そう思ったら100ヶ月の間ビットコインを買うことができません。それでは投資の機会を失ってしまいますよね。
積立購入の場合は毎月少額ずつ買い増ししていくことができます。そうすることで、値上がりのチャンスを逃すことなく投資することができるのです。
最低購入金額は取引所ごとに違いますが、安いところでは月に1円からでも購入可能。まとまった資金がないけれど、今後伸びるであろう仮想通貨業界に投資したい方には積立投資がおすすめです。
メリット②購入時期を分散してリスク軽減
投資の基本は「分散投資」だと言われます。銘柄だけでなく、購入時期を分散させることも分散投資の鉄則です。
仮想通貨は株式投資以上にボラティリティ(価格変動性)が大きいのが特徴。1万円で買えるビットコインの枚数が日々変動しているのです。
そうであれば、なるべく安いときに買いたいものですよね。しかし、投資初心者がうまくその波を見極めることは不可能です。
分散投資の良いところは、分散するほど平均値に近づくと言うところです。
正直、分散投資は「利益を最大化できる方法」ではありません。しかし、リスクは下げることができます。
仮想通貨の世界では資産1億円以上を築いた「億り人」がいる一方、暴落に巻き込まれて数千万円から数億円を失った人もいます。儲けることに目が行きがちですが、損をすることも十分あり得るのです。
積立投資では、そうしたリスクを少しでも抑えながら投資することが可能になります。
とは言え、仮想通貨市場は将来性が期待される業界。長期的に分散投資をすれば、緩やかではありますが資産を増やすことができるかもしれません。
仮想通貨を買いたいけれどなるべくリスクも抑えたい。そんな方に積立投資は最適な方法です。
メリット③ 自動口座振替で買えるのが便利
3つ目のメリットは購入の手間がかからないと言うことです。
一般的に仮想通貨を買おうと思ったら、銀行から暗号資産取引所に振込をする手間がかかります。買うたびに銀行に行ってATMから振込手続きをするのは面倒ですよね。
個人的にはこれが一番のメリットだと感じています。
積立サービスを利用しなくても、自分で毎月買い増していくことはできます。しかし、毎月仮想通貨を買うためだけに銀行にいくのは面倒ですよね。振込手数料もかかってしまいます。
どうせ毎月買い増す予定なら、その作業を自動化できる積立サービスは非常におすすめできます。
デメリット① 短期での利益獲得に向かない
積立投資にはデメリットもあります。もっとも大きなデメリットは「儲けにくい」ということ。
仮想通貨は価格変動性が大きいので、損をするリスクもありますが、儲けるチャンスも多い投資商品です。
暴落などのニュースも多く、値段が下がったタイミングで資金を投入できたらその後の価格上昇で大きく稼げるかもしれません。
しかし、積立投資を利用すると、ドルコスト平均法によって買う時期と価格は均されます。仮想通貨の値段が安い時も高い時も同じように購入するので、利益を最大化できる方法ではないのです。
デメリット② 購入のたびに手数料がかかる
100万円分のビットコインを一度に買えば手数料は一回で済みますが、10万円ずつ10回に分けて購入しようと思ったら10回分の手数料がかかります。
コインの購入にかかる手数料自体はコイン価格の数%なので、同じ金額を買うなら結局同じ手数料になるのでは?と思う方もいるかもしれません。
しかし、銀行から暗号資産取引所への振込手数料はその都度かかります。毎回数百円の手数料を払うのは嫌ですよね。
また、コイン価格も変動するので手数料も毎回上下します。結果的に積立投資の方が手数料がかかりやすいのです。
暗号資産取引所で積立投資を申し込むと、基本的には「販売所」で購入することになります。暗号資産取引所には販売所と取引所があり、販売所で買った方がスプレッドという名の手数料がかかり割高なのです。
販売所で購入することになる点もデメリットと言えるでしょう。
デメリット③ 仮想通貨市場の成長に乗れず増えにくい
1つ目のデメリットとも関係しますが、分散投資は市場が大きく伸びる時にその恩恵を預かりにくい面というがあります。
市場が緩やかに上げ下げを繰り返している間は、時期を分散して積み立てる方法が効果的です。しかし、勢いよく成長する業界においては一気に資金を投下した方が多くのリターンを得られます。
仮想通貨市場はまだまだ株式や外貨ほど安定していません。いわばギャンブルです。
そういったジャンルで資金を効率良く増やすには、勝てるシーンに賭けることも重要。ゆるく積立を継続しても大きくは稼げないのが弱点です。
・仮想通貨の積立投資が向いている人と向いていない人
このように仮想通貨の積立投資にはメリットもデメリットもあります。
仮想通貨は値動きが激しく、うまくいけば短期間で大きく稼ぐことも可能です。しかし、そのためには積立よりも一度に多くの資金を投入した方がチャンスは広がります。
そう考えると、短期間で資金を増やしたい方にとっては最適な方法ではないかもしれません。
一方、長期的な投資を考えている方にとっては、時期をずらして購入を続けられるのはメリットです。
毎月自動で口座振替をしてくれる点も非常に便利なポイント。毎回銀行口座から暗号資産取引所に日本円を振り込んでからコインを買うのは煩わしいですよね。
まとめると、以下が仮想通貨の積立投資に向いている人と向いていない人の違いです。
【積立投資に向いていない人】
- 仮想通貨の短期的な値動きで利益を出したい方
- 頻繁にコインを売買して投資を楽しみたい方
【積立投資に向いている人】
- 数ヶ月から数年間は売る予定がない人
- ビットコインを自動で買い増ししたい人
- 仮想通貨投資の初心者
積立投資は自動振替などが便利な反面、通常購入に比べて資産が増えにくい場合もあります。積立で買いたいけれど、増えないのであればちょっとやる意味がないと感じてしまうでしょう。
しかし、積立投資でも資産を増やすコツがあります。
ただビットコインの積立に申し込んでいる人よりも効果的に資産を増やすことができるとしたら積立のデメリットは薄まりますよね。
最後に、ビットコインの積立投資で儲けるコツをご紹介します。
【ビットコインの積立投資で儲けるコツ|預けて増やすのが最適】
ビットコインの積立で賢く儲けるためのコツは「貸暗号資産サービスを併用すること」です。
貸暗号資産サービスとは、保有している仮想通貨を貸して利息を得ることができるサービスです。銀行の定期預金と同じようなものです。
仮想通貨を貸し出すことで年率2〜10%ほどの利息を得ることができます。つまり、持っているだけで年に2〜10%の資産が増えると言うことです。
貸出期間は1ヶ月から1年間を選択でき、期間が長いほど利息も多くもらえます。
預けている間は売却できないなどのデメリットもありますが、どうせ短期で売る予定がないのであれば大したデメリットではありません。
長期的に保有する予定の方は積立と併用することで効率的に増やすことができるでしょう。
積立でリスクを抑えながら、暗号資産を貸して利息を得る。しかもこれを自動で出来るのです。お得ですよね。
貸暗号資産サービスについては「仮想通貨を貸して増やせる「レンディング」が出来るサービス|ほったらかしに最適なビットコイン運用方法」の記事でも紹介していますので、興味がある方は合わせてチェックしてみてください。
結局のところ、積立と貸暗号資産の両方のサービスを備えた「コインチェック」がもっともおすすめの取引所と言えそうです。
コインチェックの口座解説方法については以下の記事で紹介しています。スマホからの口座開設を画像と動画で解説しているので、ぜひ参考にして進めてみてください。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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