マーケティングの勉強は本を読むだけでは不十分。「本当に使えるマーケティングスキル」の身につけ方を解説します。
USJを劇的に復活させた森岡毅さんの著書「USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?」のベストセラーから注目を集めるようになった「マーケター」という仕事。
Web集客の重要性が上がったこともあり、マーケティングを勉強したい社会人が増えています。
この記事では、マーケティングスキルを身につけるための勉強方法を解説します。
マーケティングはマーケターだけでなく、全てのビジネスパーソンにとって学ぶ価値があるもの。
モノを売るだけではなくあらゆる仕事の成果を上げやすくなりますし、人として成長することも出来ます。
未経験の方でも独学で始められるのでぜひ参考にしてください。
>>【おすすめ本35選】マーケティングスキルを独学で習得できる!初心者から中級者向けの入門書を紹介
>>【転職向け】Webマーケティングスクールおすすめ5選|未経験からWebマーケターへ就職する最短ルート
【マーケターは何を勉強すべき?】
マーケティングを一言で表すと「売れる仕組みを作るスキル」のこと。
商品が売れるまでの道筋にはいくつもの要素がかけ合わさっています。
そのため、マーケティングスキルを身につけるためには以下のようなスキルセットを学ぶ必要があります。
- CVRやLTVといった専門用語の理解
- マーケティングフレームワーク活用
- 行動心理、インサイトの分析
- セールスライティング・ストーリーテリングの習得
- 仮説、分析能力
- マーケティングツールの活用
- Web集客、SEO
- EXCEL、Powerポイントなどを使ったプレゼンスキル
これだけ学ぶことがあると、何から勉強したら良いのかわからなくなりますよね。
次章で、未経験からマーケティングを学びたい方がどのような方法でこれらを学んでいけば良いのかを解説します。
【マーケティングスキルを独学できる勉強方法10選】
マーケティングスキルを身につけるための勉強方法として、以下の10個が挙げられます。
- 本で学ぶ
- 動画で学ぶ
- オンラインスクールで学ぶ
- 専門家や専門サイトから情報収集する
- ポッドキャストで情報収集する
- マーケティングトレースで鍛える
- 資格取得で鍛える
- 事業運営で鍛える
- コーチングで自分に最適な学習計画やスキルアップ方法を知る
- 競合のコンテンツをリサーチする
それぞれ解説します。
1、おすすめの本で学ぶ
もっとも一般的な方法が、本を読んで知識を得ることです。
Webマーケティングを本で勉強するには、まず全体を網羅した入門書で概要を理解し、その後で自社のWeb施策に必要なテーマを専門書で深堀していくのがおすすめ。
先ほど、Web担当者が学ぶべきこととして最初に「自社のWeb運用目的」を挙げましたが、Web担当者に求められる役割は会社ごとに違います。
目的によって打ち手も異なります。そのため、全体像を把握した後は、各企業に最適な方法を学んで施策化していきましょう。
ここでは全体像を把握するのにおすすめの入門書と、中級者以上向けの専門書をそれぞれ紹介します。
・マーケティング思考を学べるおすすめ本
Webマーケティングというと、SEOや広告出稿、SNS集客がメインとなりますが、そもそものマーケティング思考がなければ効果的な施策は打てません。
Webマーケティングはマーケティングという大きな括りの一部です。Web担当者とは言え、マーケティングの全体像を知っていないと表面的な施策しか打てず、効果に繋がらないこともあるので注意が必要。
マーケティングには4Pや3C、カスタマージャーニーなどフレームワークと言われる思考の型が多数存在します。
そうした思考法を知っておくと、施策を考えるときに大変役立ちます。マーケティング思考も併せて学ぶことをおすすめします。
マーケティングを学べる本については以下のものがおすすめです。
マーケティング関連本については以下の記事でも解説していますので、参考にしてみてください。
>>【必読】マーケティングが学べる本おすすめ36選 初心者が読むべき入門書とWebマーケターの独学向け教科書
・Web担当者におすすめの入門書
Webマーケティングの全体像を把握するのにおすすめの書籍は以下の3冊です。
まずはこうした入門書で、Web担当者に必要な知識をざっと押さえましょう。
・Webマーケティング中級者以上向けの専門書
全体像を把握できたら、各分野の専門書を読んでより詳しい知識を入れていきます。
- SEO学習におすすめの書籍
- 広告出稿におすすめの書籍
- SNS運用におすすめの書籍
- オウンドメディア運営におすすめの書籍
ここでは、上記4テーマにおけるおすすめ本を紹介します。
SEO学習におすすめの書籍
SEOとはSearch Engine Optimizationの略で、検索エンジン最適化という意味の言葉です。Googleの検索結果は、検索エンジンのアルゴリズムにより順位が決まっています。
アルゴリズムとは計算方式のことで、200以上の項目に重要度を掛け合わせてWebサイトを診断、その点数により順位が決定するという仕組みです。
そのため、検索順位で上位を取りたければ、SEOのアルゴリズムを理解してサイトやコンテンツを最適化していく必要があります。
有名なところでは、「ページタイトルの中に狙いたいキーワードを含有し、特に重要な言葉をなるべく最初に持ってくる」のようなものがあります。
こうした検索エンジン最適化を学べる本としては、以下のものがおすすめです。
ちなみにGoogleの検索アルゴリズムは日々変化を繰り返しており、年に2回ほどコアアップデートと言われる大きな変化が加えられます。これはより検索者のニーズに合致した検索結果を表示させるためのもの。
このアップデートによって、上位獲得に最適な手法も年々変化しています。そのため、数年前に出版された本だと最新のアルゴリズムに対応できておらず、施策に取り入れても効果が出ないことも。
もちろん、普遍的な部分もあるので一概に昔の本が役に立たないというわけではありませんが、なるべく最新の書籍で情報収集をすることをおすすめします。
オウンドメディア運営におすすめの書籍
オウンドメディアとは見込み客にアプローチする手段として注目されており、コンテンツマーケティングとも呼ばれます。
自社商品に関する記事を投稿し、その記事で集客できた読者を商品ページへ誘導するために使います。
例えば、水道の修理業者が、「水漏れの原因」や「凍結の解消法」、「蛇口の種類」といった記事を書いてメディアに掲載します。
すると、その記事を見た読者が水道修理の必要性に気づき、水道業者へ依頼をしてくるという流れを作ることができます。
ホームページだけだと集客できない層にアプローチできるのが、オウンドメディアの特徴です。
オウンドメディア運営で重要なことは、以下の3つです。
- 事業に関連する必要テーマを洗い出して記事にすること
- 記事を検索エンジンに最適化して順位を上げること
- 記事から自社商品への申し込む導線を作ること
こうしたオウンドメディア運営のノウハウを学べる本としては以下のものがおすすめです。
オウンドメディア運営はSEOも大きく関わるので、上述したSEOがテーマの本も併せて読むことをおすすめします。
広告出稿におすすめの書籍
企業によってはインターネット広告を出稿することだけが、Web担当者の仕事になっているところもあります。
Webマーケティングにはいろんな手法があるとお伝えしましたが、インターネット広告に集中するということは、それだけ当たったときの効果が大きいということを意味します。
広告出稿は非常にシンプルで、一度やってみればやり方自体はすぐに習得できるでしょう。
しかし、広告出稿で成果を出すには、やり方だけを知るだけでは不十分です。
どのキーワードで、どの層に、どの時間帯でアプローチするか。どのようなクリエイティブ(バナーや文言)を作るか。
こうしたことについてのベストプラクティスを学ぶ必要があります。
広告出稿についての専門性を高めたい方には以下の書籍がおすすめです。
広告による成果を求められている場合は、こうした書籍で情報収集しましょう。
SNS運用におすすめの書籍
企業にとってSNS運用も欠かせないマーケティング施策の1つです。SNSは認知のきっかけとして大きな役割を果たします。
そんなSNSに注力したいWeb担当者が読むべき本は以下の3冊です。
SNSで企業のアカウントを育てるために参考になる書籍です。
>>【おすすめ本35選】マーケティングスキルを独学で習得できる!初心者から中級者向けの入門書を紹介
2、動画サイトでマーケティング学ぶ
勉強といえば本を読んで行うものというのが一般的でしたが、最近は動画で学ぶこともできます。
動画のメリットは書籍よりもわかりやすく、通勤などの隙間時間でも勉強を進められることです。
例えば、YouTubeでは以下のようなチャンネルがマーケティングの勉強に役立ちます。
竹花貴騎 in ドバイ
>>【マーケティングはフレームワークで解決】マーケティングは〇〇学! この基礎知識を知らないから99%が失敗(2020年最新版)
マーケシラズブックス
>> [解決] マーケティング中級: なぜあの商品は売れなかったかわかるようになるージョブ理論
WEBマーケティングが学べる!タベリナチャンネル
>>【初心者向け】マーケティングって具体的にどんな仕事?転職サイトを見ながら解説します!
また、YouTube以外にもマーケティングの勉強ができる動画サイトも増えています。
Udemy
Udemyは世界最大級の動画学習サイト。マーケティングに限らずビジネスの多彩な分野で学習動画が販売されています。
サブスクリプション制ではなく、観たい動画を一本ずつ購入して視聴します。例えば、マーケティングが学べる講座には以下のようなものがあります。
数時間の講義動画を通してマーケティングを学ぶことができます。
News Picks
NewsPicksはニュースサイトの1つですが、オリジナルの動画番組も配信しています。マーケティングに関する話題も多く勉強になります。
特に、「実践MARKETING BOOTCAMP基礎編」はUSJを日本一と呼ばれるマーケター森岡毅さん率いる「刀」による全7回の最強マーケター育成プログラムとなっています。
この動画を見るだけでもNewsPicksプレミアムに入る価値がありますよ。
NewsPicksの動画コンテンツは月額1500円の「プレミアム会員」にならなければ見れませんが、YouTubeには動画前半部分だけアップされています。それを見てから入会を検討してみても良いでしょう。
>>【実戦】森岡毅率いるチーム刀が直伝。最強マーケター育成ブートキャンプ(葬儀ビジネス編)
また、NewsPicksへのお得な入会方法を以下の記事でも解説しています。
Schoo
Schooもビジネス系の動画学習サイトです。
最大の特徴は毎日20時ごろから行われるライブ動画が無料で見られるということ。
また、過去の動画もアーカイブで残っており、マーケティングについても多くの動画が視聴できます。
過去動画に関しては月額980円という安価で見放題になるので、マーケティング関連の動画を見漁りたい方は1ヶ月だけ契約するというのもおすすめの勉強方法です。
3、オンラインスクールで学ぶ
書籍と動画での勉強にはデメリットもあります。それは、自分で情報を取捨選択しなくてはいけないこと。
マーケティングの勉強は非常に広範囲なので、どこをどう勉強していけば良いかわかりにくいところがあります。
そうした難しさを解決してくれるのがマーケティングスクールの良さです。
マーケティングスクールでは、マーケターとして活躍するために必要なプログラムが用意されており、基礎も実践スキルも磨かれます。
Web広告の運用スキルを学べるWebマーケティングスクールが多い中、「MERC Education」ではマーケティングスキル全般について網羅的に学ぶことができます。
マーケ会社が運営しているので、実践的なワークショップも好評。MBA習得やビジネススキルを伸ばしたいと考えるマーケター以外の方たちの受講も増えています。
机上の空輪ではない「使えるマーケティングスキル」を身につけたいなら、スクールに通うのがもっとも最短ルートでしょう。
>>【転職に強い】WEBマーケティングスクールおすすめ7選|未経験向けに口コミと動画で比較
4、専門家や専門サイトで情報収集をする
書籍でマーケティングやWebマーケティングの全体像を把握できたら、TwitterやYouTubeなどのSNSでマーケティング界隈のプロフェッショナルをフォローすることをおすすめします。
日常的に使うSNSが勉強の場に早変わりしますし、マーケティング分野では積極的に情報発信をされている方が大勢います。
Twitterでおすすめのアカウントは以下の方々です。
また、YouTubeでおすすめのチャンネルは以下の方々です。
彼らをフォローしておくと、マーケティングに関する最新情報や成功事例を勉強できます。
また、以下の専門サイトも情報収集におすすめです。
さらに、実はWebマーケティングの分野は日本よりも海外の方が進んでいます。そのため、海外の情報収集にもチャレンジしてみると良いでしょう。
これらのサイトでは世界最先端のWebマーケティングノウハウを学べます。
ブラウザの拡張機能でGoogle翻訳やDeepL翻訳を入れれば、ボタン1つで日本語化できるので、英語が苦手な方でも十分に情報収集可能です。
5、ポッドキャストで関連番組をフォロー
ポッドキャストとは音声配信番組のことで、Spotiyなどのアプリで視聴することができます。動画学習と同様に移動中の「ながら聞き」が出来るのがポッドキャストのメリット。
以下の番組はマーケターとしてチェックしておくべきでしょう。
これらはSpotifyで無料で聞けます。
また、他にもビジネス系のおすすめ番組を以下の記事で紹介しています。興味のある方はチェックしてみてください。
6、マーケティングトレースで鍛える
マーケティングトレースとはマーケターの黒澤友紀さんが提唱するマーケティング分析手法です。
5つのフレームワークを使って企業のマーケティング戦略の裏側を分析。マーケティング思考を鍛えることができます。
マーケティングの理論については本や動画で学べます。しかし、理論がわかったからといって必ずしも当たるマーケティング施策が打てるとは限りません。
詳しくは以下の書籍で解説されています。興味のある方はぜひチェックしてみてください。
7、資格取得の勉強をする
勉強の成果を見える化するために資格を取得するのも1つの手です。
独学しただけではぼんやりとしか理解していないこともありますよね。試験に向けて勉強することで、言語化したり解像度を上げることができるのでおすすめです。
マーケティング関連の資格には以下のようなものがあります。
- マーケティング・ビジネス実務検定
- マーケティング検定
- ネットマーケティング検定
- WEBアナリスト検定
- GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)
- IMA検定
資格を取得することで転職や副業の場でも有利に働くことがあります。
>>【転職に有利】マーケティング系の資格おすすめ4選|未経験から最短でマーケターになれる勉強法
8、自分で事業やメディアを運営する
マーケティングの目的は売れる仕組みを作ることだと最初にお伝えしました。売れる仕組み作りを勉強したのに、勉強だけで終わっていたらもったいないですよね。
マーケティングを学んだら実際に自分で事業を作ってみましょう。個人で始められてマーケティングを活用できる事業には以下のようなものがあります。
店舗を持つとなるとハードルが高いと感じる方も多いでしょう。しかし、今すぐにできることもあります。
- ブログを立ち上げてSEOで集客し、商品を販売する
- SNSでアカウントを作り、フォロワー1万人を目指す
- CANVATHなどで商品を作ってECサイトを立ち上げ、Web広告を出稿して集客・販売する
正直言ってマーケティングスキルは、勉強しただけで身に付くものではありません。過去の成功事例を取り入れたからといって、時代や状況、商品が違えば結果も変わります。
真のマーケティングスキルは自分で実践する中で培われていくものなのです。
事業という実践をしてみなければ、どんなにマーケティングを語っても机上の空論。マーケターは成果を上げてこそマーケターとして認められます。
知識を自分のスキルにし、実績を作る。そのためにも学んだマーケティングスキルを駆使して自分の事業に取り組んでみてください。
9、コーチングで自分に最適な学習計画やスキルアップ方法を知る
最初にお伝えしたように、マーケティングの勉強範囲はとても広いという特徴があります。
- CVRやLTVといった専門用語の理解
- マーケティングフレームワーク活用
- 行動心理、インサイトの分析
- セールスライティング・ストーリーテリングの習得
- 仮説、分析能力
- マーケティングツールの活用
- Web集客、SEO
- EXCEL、Powerポイントなどを使ったプレゼンスキル
本やビデオ、ポッドキャストで学べることは理解できても、それらをどのように組み合わせれば効果的に学べるのか、なかなかわからないものです。
私もマーケティングを学び始めた頃は、入門書から始めましたが、本を読んで本当にマーケティングが学べるのか疑問がありました。結局、本を読んでも仕事に活かせる実践的なスキルは身につかなかったのです。
「Webマーケティングで本当に必要な勉強を効率的に学ぶにはどうしたらいいんだろう? 自分に最適な勉強法を誰かに相談できたらいいのに。」
そんな方には、マーケティングのコーチングを受けてみることをおすすめします。
コーチングとは、マーケティングに精通したプロが、あなたの状況や将来の目標に応じて、必要な学習方法をアドバイスしてくれるサービスです。
コーチングはスクールとは違い、マーケティングを直接教えてくれるカリキュラムではありません。
しかし、カウンセリングを通じて、自分にとって必要なスキルとそれを身につけるための最適な学習方法がわかり、スキルアップのサポートを受けることができます。
みんなと同じカリキュラムではなく、自分の目標やレベルに合わせた最適なカリキュラムにカスタマイズされた学習プラン。それにより、自分の学習に必要なステップを明確に理解することができます。
英会話などの分野で人気のコーチングですが、最近では「ノツギ」のようなマーケティングに特化したコーチングサービスも登場しています。
ノツギのマーケティングコーチングの特徴は、以下の通りです。
- 自分に何が足りていなくて、何をすれば良いのかを相談できる
- 専門コーチとの1対1の面談にて、目標設定と実現までの学習カリキュラムを立てられる
- 知識の習得が目的ではなく仕事での成果が目的なので、意味のない勉強にならない
- 毎日の学習計画は状況に合わせて5分〜作ってくれるので取り組みやすい
- 週に1度のミーティングでは、進捗確認だけでなく、仕事の課題についてもフィードバックしてもらえる
- コーチは「頼れる先輩」のような、あなたの実務に近い経歴のマーケターが担当
- 2ヶ月という短期間でマーケターとしての成長の型が作れる
- コーチング期間に必要となる教材やコンテンツはノツギが負担(別途費用がかからない)
- 無料カウンセリングの段階で、あなたに必要なものと学習の方向性を教えてもらえる
さらに、授業ではなく独学のサポートがメインなため、一般的なマーケティングスクールよりも低価格で利用できるのもポイントです。
マーケティングスキルを高めてキャリアアップを目指したい方は、コーチングで自分に最適な学習カリキュラムを組んでみてはいかがでしょうか。
10、競合のコンテンツをリサーチする
最新アルゴリズムの情報や効果のあった施策をリサーチすることも重要ですが、競合サイトを見学することも勉強になります。
同じジャンルの競合サイトであれば、カテゴリ構成や記事に書かれた情報に自サイトとどのような違いがあるかをピックアップして、差分を埋めていきましょう。
「クレジットカード おすすめ」や「脱毛 おすすめ」などは稼げるジャンルの代表格となっており、上位にはSEOの猛者が集まっています。
激戦ジャンルで結果を出している彼らの施策をリサーチすることでコンテンツづくりのヒントを得られるかもしれません。
【未経験からマーケティングスキルを習得するステップ】
マーケティングスキルの習得には、以下の3ステップが必要です。
多くの初心者は「基礎を学ぶ」だけで勉強を終えてしまいます。しかし、本を読んで理解した気になっても本当のマーケティングスキルは習得できていません。
効果的なマーケティング施策は時代によって変化していきますし、実践で活用してみないとわからないことは山ほどあります。
本で学べるマーケティングはあくまで思考の型だけ。情報収集や実践もマーケティングスキルの習得には不可欠なのです。
では、それぞれのフェースでどのような勉強をすれば良いのでしょうか?
① 基礎を学ぶ
未経験からマーケティングの基礎を勉強しようという方には以下の3つの方法があります。
- 書籍で学ぶ
- 動画で学ぶ
- オンラインスクールで学ぶ
まずは上述したおすすめの本やYouTube動画でマーケティングとは何かを理解してみましょう。
② 情報収集をする
マーケティングの基礎を学んだら、それだけでマーケターとして活躍できるわけではありません。
マーケティングのトレンドは日々移り変わっています。常に情報収集や勉強をおこない、今の時点でもっとも効果のあるマーケティング施策は何かを考え続けなくてはなりません。
そのため、基礎を学んだあとは情報収集をしながらマーケティングスキルを磨くフェーズに移ります。
おすすめの情報収集方法は以下の2つです。
- マーケティング関係の情報サイトをチェック
- ポッドキャストでマーケティング関連番組をフォロー
WEBサイトやPodcastはトレンドに強いので情報収集に最適です。
しかし、基礎スキルを持たずに情報収集をしても全体像が見えにくいというデメリットもあります。
まずは基礎を学んでから情報収集に移りましょう。
③ 実践でマーケティング力を鍛える
勉強や情報収集はあくまでインプット。ある程度のインプットが済んだら、実際に自分の頭を使って考えるアウトプットを行っていきましょう。
より実践的な方法でマーケティングスキルを鍛えるためには以下の3つの方法があります。
- マーケティングトレースを行う
- 資格を取得する
- 自分で事業を運営する
こうしたアウトプットをする中で、これまで勉強した知識があなたのスキルとして生まれ変わります。
マーケティングの勉強は「実践まで来て初めてスタートラインに立った」とも言えます。
この3つのフェーズをしっかり歩んでいくことを覚えておけば、マーケティングのスキルは磨かれますし、マーケターとして活躍できる人材になることができるでしょう。
【マーケティングスキルの習得にはどれくらいの時間が必要?】
未経験の社会人がマーケティングスキルを習得するにはどれくらいの時間がかかるのでしょうか?
マーケティングは多岐にわたるスキルから成り立っています。SEO、SNSマーケティング、コンテンツ戦略、データ分析など、幅広い分野が含まれていることをお伝えしました。
これらに関して、どこまでの領域を学ぶ必要があるかによって、学習に必要な時間も変わってきます。
以下は、一般的な学習にかかる時間の目安です。
1、分野の理解と基本的なスキルの習得(2〜3ヶ月)
マーケティングの基礎知識やコンテンツの作成技術といった基本的なスキルを身につけるために必要な時間は、約2〜3ヶ月といったところです。
書籍や動画コンテンツ、講座や教材といった座学をメインに勉強を進めていく期間になります。
2、実践スキルの習得と応用(6ヶ月〜1年)
広告出稿ツールの活用やSEOを意識したコンテンツ作成などの実践的なスキルを訓練するのが、3ヶ月目以降になります。
学習開始から6ヶ月〜1年といった期間で、必要なスキルを身につけることができるでしょう。
これらのスキルを習得するには、座学だけではなく実践も不可欠です。実際のプロジェクトに加わったり、実践機会のあるスクールで経験を積むといったプロセスが必要になります。
3、業界で活躍できる専門スキルの習得(1年以上)
データの分析や市場調査、分析と改善提案といった専門スキルに関しては、習得までに1年以上かかることもあります。
状態や数値を見て改善ポイントを発見し、適切な施策を打てるようになって始めて、スキルのあるマーケターとして認識されるようになります。
また、最適なメディアやクリエイティブは年々変化していくものでもあります。Googleのアルゴリズムの変化やユーザーの求めるトレンドによって、マーケティングの施策も変化させていかなければなりません。
そのため、「マーケティングの勉強には終わりがない」とも言えます。
まずは2〜3ヶ月かけて、基本的なスキルを学び始め、徐々に実践に踏み出していきましょう。
【マーケターのスキルアップに「コーチング」が注目されている理由】
ここまでマーケティングの勉強方法をお伝えしてきましたが、最初にお伝えしたように、マーケティングの勉強範囲はとても広いという特徴があります。
- CVRやLTVといった専門用語の理解
- マーケティングフレームワーク活用
- 行動心理、インサイトの分析
- セールスライティング・ストーリーテリングの習得
- 仮説、分析能力
- マーケティングツールの活用
- Web集客、SEO
- EXCEL、Powerポイントなどを使ったプレゼンスキル
本や動画、ポッドキャストで学べるということはわかっても、正直それをどう組み合わせて学んでいけば良いのかわからないですよね。
私も入門書で基礎を学ぶことから始めましたが、「この本を読んでいて本当にマーケティングが身につくのかな?」という疑問を抱えていました。結局、本を読んだものの仕事で活かせるような実践的なスキルにはならなかったのです。
「結局、自分に必要なマーケティングの勉強ってなに?スクールで学ぶことにピンとこないんだけど、誰かに相談できないかな?」
そうした方にはコーチングを受けてみるのもおすすめです。
スクールと違って、カリキュラムを用意してマーケティングを教えてくれるものではありません。
ですが、カウンセリングの中で「自分に必要なスキル」と「それを習得するための最適な勉強法」がわかり、学習のサポートをしてもらえます。
みんなと同じカリキュラムではなく、あなたの目的やレベル感にあった最適なカリキュラムにカスタマイズされた学習プラン。
言われたように教わるのではなく、自分に必要なスキルと学習手法を考えて取り組むカリキュラム。コーチングを受けることで、あなたに必要な学習ステップがはっきりとわかります。
英会話などの分野で人気のコーチングですが、最近は「ノツギ」のようにマーケティングに特化したコーチングサービスも登場しています。
ノツギのマーケティングコーチングの特徴としては以下のものが挙げられます。
- 自分に何が足りていなくて、何をすれば良いのかを相談できる
- 専門コーチとの1対1の面談にて、目標設定と実現までの学習カリキュラムを立てられる
- 知識の習得が目的ではなく仕事での成果が目的なので、意味のない勉強にならない
- 毎日の学習計画は状況に合わせて5分〜作ってくれるので取り組みやすい
- 週に1度のミーティングでは、進捗確認だけでなく、仕事の課題についてもフィードバックしてもらえる
- コーチは「頼れる先輩」のような、あなたの実務に近い経歴のマーケターが担当
- 2ヶ月という短期間でマーケターとしての成長の型が作れる
- コーチング期間に必要となる教材やコンテンツはノツギが負担(別途費用がかからない)
- 無料カウンセリングの段階で、あなたに必要なものと学習の方向性を教えてもらえる
さらに、授業ではなく独学のサポートがメインなため、一般的なマーケティングスクールよりも低価格で利用できるのもポイントです。
マーケティングスキルを高めてキャリアアップを目指したい方は、コーチングで自分に最適な学習カリキュラムを組んでみてはいかがでしょうか。
【未経験の社会人でもマーケターに転職できる3つの方法】
あなたがマーケティングを勉強する目的は何でしょうか?
さまざまな理由があると思います。
その中で、マーケターという職種に興味を持ち、勉強を始める方も多いでしょう。
結論から言うと、異業種からの転職は十分可能です。方法としては3パターンあります。
- 未経験可能な案件に応募する
- 自分で実績を作ってマーケティング会社に応募する
- 転職保証付きのオンラインマーケティングスクールで学ぶ
それぞれの方法を解説します。
・「未経験歓迎」の求人案件に応募する
転職サイトdodaでマーケティング職の求人を覗いてみると、未経験歓迎の求人も複数出てきます。
こうした企業では、採用後に自社で育成プログラムを用意していたり、OJTを通してマーケティングスキルを高めていけるような仕組みが用意されていることも。
未経験でもお給料をもらいながらマーケティングを学べるならラッキーですよね。
マーケティング業界に強い転職エージェントを活用すれば、転職に向けてのアドバイスをしてもらえるのでおすすめです。
しかし、未経験歓迎の募集の中には、雑務や電話営業ばかりでなかなかマーケティング業務をさせてもらえないというケースもあるようです。
思っている仕事をさせてもらえるのかどうか、しっかり確認した方が良いでしょう。
・自分で実績を作ってマーケティング会社に応募する
今の会社でマーケティングの仕事をしていなくても、マーケターとしての実績を作って転職するという方法もあります。
ただ本を読んで勉強をしたことがあると言っても、それは実績にはなりません。実際にマーケティングフローを回して成果を出すことで実績が生まれます。
では、マーケティングの実績をどうやって作るのか?
自分で事業を作ると言っても難しいことではありません。
- ブログを作って企業の商品を販売する(ブログアフィリエイト)
- Twitterやインスタグラム、YouTubeでフォロワーを増やす
- ネット上に個人で小さな店を持ち、外国から仕入れた商品やオリジナルで作った商品を販売する
このように会社に依存しなくても、個人でマーケティングを実践している人は多くいます。
マーケティングスキルとは「集客・販売・分析」ができる力のこと。
「ブログアフィリエイトで月に5万人ブログに集客し、10万円の売上を上げています。」
「〇〇の分野についてTwitterで発信をしており、フォロワー数は3万人になりました。」
「日本で販売していない商品を海外サイトから輸入し、ECサイトで販売をしています。」
こうした実績はマーケターとして十分評価されます。今の仕事がマーケティングに関係ない部署でもマーケターとしての実績は作れるのです。
マーケターとしての実績があれば、転職市場では高い評価を得られます。結果、マーケターへの転職も可能になるということです。
・転職支援付きのオンラインマーケティングスクールで学ぶ
異業種からマーケターへの転職を目指すなら、マーケティングスクールに通うことが一番の近道です。その理由は3つあります。
スクールのカリキュラムを通してマーケティングの原理原則を学べるのはもちろんのこと、実践課題などを通してマーケティングの仕事を経験できるのも大きなポイント。
仮想の案件だとしてもマーケティングの一連の流れを経験したと言うことは、それだけでマーケティングの実績が作れるということなのです。
実際にマーケティングスクールの中には、課題の内容を自身のポートフォリオ(実績集)として活用できるスクールもあります。
また、マーケティングスクールには一般的な転職サイトに掲載されていない募集案件が集まっています。
「マーケティングスクールで鍛えられた人なら即戦力になってくれるだろう」ということで求人が集まりやすいのではないでしょうか。
マーケティング全般を学べる「MERC Education」と大手企業から毎年研修をリピートされる超人気講師が講義を担当する「MERC Education Web広告運用講座」では、卒業後にマーケティング会社「MERC Consulting」からマーケティング案件の斡旋を受けることもできます。
また、転職保証のついたマーケティングスクール「マケキャンbyDMM.com」では、受講生の転職成功率は98%。ほぼ全員がマーケターへの転職を実現しています。
未経験や異業種の方でこれからマーケターになりたい方にとっては最適なルートでしょう。
マーケティング職は他の業種と比べて給与水準も高い職業です。
そんなマーケターに異業種の未経験者からでもなれるのであれば、スクールに通う価値は十分にあるのではないでしょうか。
マーケターへのキャリアチェンジを考えている方はぜひ検討してみることをおすすめします。
以上が「マーケティングの勉強方法」と「未経験からマーケターになる方法」でした。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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