こんにちは、にしむーです。
夫婦でブックカフェをしたり、腕時計を作って販売したり、ウェブサイトを作ったり、デザインした商品を販売したりと、好きなことを仕事にして生きています。
この記事では、好きなことを仕事にしたい方に向けて、
- 好きなことを仕事にするメリットとデメリット
- 好きなことを仕事にして成功する人と失敗する人
- 好きなことを仕事にする4つの方法と3つの条件
- 一度きりの人生で好きなことを仕事にするためのステップ
をお伝えします。
自分らしく好きなことをして生きていきたい方の参考になればと思います。どうぞご覧ください。
まだ自分の好きなことを見つけられていない方はこちらもご覧ください。
>>【好きなことの見つけ方】人生変わる!趣味が何もない理由と自分のしたいことを見つける方法

【なぜ好きなことを仕事にしようという風潮が広まっているのか?】
ここ数年、「好きなことを仕事にしよう」という風潮が広まっています。その理由には以下のようなものがあります。
・子なしという選択をした世帯は2000万円以上が不要に
・働き方の多様化
・若い世代は年金に頼れずないため、どうせ死ぬまで労働
・高収入よりもストレスの少ないところで働きたい人の増加
・年収と幸福度の関係の薄さが判明
・個人で稼げるプラットフォームが誕生
こうした社会情勢を受けて、好きなことを仕事にするという働き方はますます一般化するでしょう。
数十年前までは、「仕事は生活のため。好きなことは退職後の楽しみ。」という認識が広まっていました。
しかし、これからの世代に退職後という概念はなくなりつつあります。
年金の受給開始年齢が上がっており、いつからもらえるかわかりません。
成熟した社会においては経済成長を続けることは難しく、収入は増えていかないでしょう。
そんな状況を受けて、なるべくお金を使わない生活を心がけている方も多いのではないでしょうか?
そのような思考の人が増えているのです。
【好きなことを仕事にするメリットとデメリット】
「好きなことを仕事にする。」それはすごく聞こえの良い言葉ですが、メリットだけではなく、デメリットもあります。
雑誌やテレビメディアの特集で紹介される「好きなことを仕事にしている人」は輝いて見えます。しかし、それは一方向的な見方だからです。
好きなことを仕事にした私自身や友人の生の声を紹介します。
・メリット
まずはメリットをご紹介します。
[ 仕事で成果が出た時の達成感がすごい ]
私的には好きなことを仕事にして感じた最大のメリットがこれです。
好きなことを通して喜んでもらえたり、評価されたり、認められたりすることで感じる喜びは、他のどんなことよりも勝ります。
「好きなことを仕事にして本当に良かった。」心から感じられるこの瞬間は人生の宝物になります。
[ 仲間ができる ]
好きなことを仕事にすると、自分が「何者なのか」がはっきりします。そして、自分のカテゴリが決まると、仲間が出来やすくなります。
しかも、同じことに興味のある人たちばかりなので、ただの仕事の付き合いではなく、より充実した時間を過ごせます。
同業者と言うとライバルなのでは?と感じる人も多いと思いますが、それよりも仲間という感覚が強いです。私がやっているカフェの場合は、力を合わせて1つのイベントを作り上げたりもしました。
お客さんや同業者など、「好きでつながる仲間」ができることも喜びです。
[ やりがい、生きがいを持って働ける ]
自分が好きなことを仕事にする。働く上でこれ以上の「やりがい」はないのではないでしょうか?
好きなことだから使命を持って働ける。
人生の半分は働く時間です。その時間をイヤイヤ過ごすのか、生きがいを感じて取り組むのかで人生の意味は大きく変わります。
[ やらなかった後悔をしない ]
人が死ぬ前の最後の瞬間に後悔することは「やりたかったことをやっておけば良かった」という後悔だと言います。
好きなことをして生きていきたいという想いは誰もが持っています。しかし、様々な思い込みや恐怖感から行動にできません。
そして、死ぬ時になって後悔をします。
これは死ぬ時にならないとわからないことではありません。
もし今日が自分の人生最後だったらと想像してみることでも感じられます。
「最後だとわかっていたなら」という1つの詩があります。
この詩は、明日は誰にでも約束されたものではないということを教えてくれます。一度きりの人生の大切さに気付かせてくれます。
明日終わってしまうかもしれない自分の人生。後悔をしたくないという気持ちから、私は自分の好きなことをして生きていくという決意をしました。
好きなことを仕事にすることにはデメリットもあります。ですが、人生最大の後悔だけはせずに済みます。
[ 会社に依存せず自分の力で生きていく力がつく ]
好きなことを仕事にする1つの方法は、会社から独立して自分で事業を始めることです。
アルバイトや就職をすると、基本的には会社から給料が入ります。ですが、独立をすると自分の力で直接お客さんを相手に稼がなくてはいけません。
多くの人はサラリーマンとして会社に雇われてしか生きていけないと思っています。そのため、会社に依存し、しがみつこうとします。
自分でお金を稼げる力がつくと、会社以外の場所でも生きていけることに気付きます。
もちろん、会社でも働くことができるので、単純に働き方の選択肢が増えるのです。
今の時代、1つの会社で生涯を終えることの方が難しくなっています。
好きなことを仕事にするという経験を通して、会社に依存せずに自分の力で生きていく力が付きます。
[ 働いている時間が楽しい ]
好きなことを仕事にすると働くことの意味が変わります。
多くの人は、働くことは収入を得るために仕方なくやるものだと思っているでしょう。
好きなことを仕事にすることで働くことが辛いものではなく楽しいものに変わります。
[ スキルの上達、レベルアップが早い ]
好きなことを仕事にすると、スキルの上達やレベルアップも早くなります。好きなことなのでやる気も覚悟も違います。
大人になったら自ら勉強をする人は非常に少ないです。
日本人の一日の平均勉強時間は6分とも言われています。これはみんなが6分やっているのではなく、1人が1時間やって9人が全くやっていないというニュアンスの方が正しいでしょう。
好きなことを仕事にすると、自ら勉強するようになります。
私も勉強は好きじゃなかったのですが、好きなことを仕事にして、その仕事をうまく行かせるためにする勉強は大好きになりました。
[ きついことすら楽しめる ]
好きなこととは言え、仕事をする上ではきついことや嫌なこともあります。楽しいことばかりではありません。
好きでもない仕事をしているときは、「あぁ〜きつい。やめたい。」と思うこともありました。
しかし、好きなことを仕事にしたら、そんなきつい時間さえも楽しめるようになりました。
きつい時間を楽しめるというとちょっと言い過ぎかもしれませんが、乗り越えた先には大きな達成感があることを知っているので、そこを目指して頑張れます。
また、この仕事を選んだのは自分だという覚悟を持っているので、前向きに課題に取り組めます。「あ〜やめたい」といった後ろ向きな思考はなくなるのです。
[ 自分らしく生きていると実感できる ]
自分が好きなこと。それは他の誰とも同じでない、自分だけの好きなことですよね。
つまり、好きなことを仕事にするということは自分らしい生き方の究極系です。
自分で選び、どこにも依存せず、自分の力で人生を切り開く。この感覚が「自分らしい人生を歩んでいる」と思わせてくれます。
[ 浪費しなくなる ]
好きなことを仕事にすると、曜日関係なく好きなことに没頭するようになります。その結果、浪費をしなくなりました。
サラリーマン時代は休みの日は特に用事もないけど買い物に出かけていました。そして、ものを買ったりご飯を食べたりして何かしらの出費をしていました。
必要なものではなく、なんとなくの買い物でお金を使っていたのです。
好きなことを仕事にすると自分の好きなものややりたいことがはっきりします。
そして、好きなこと以外のことに時間を割くことを無駄だと感じるようになります。
生き方が非常にシンプルになり、浪費癖も治るというメリットもあるのです。
[ メンタルが強くなる ]
独立して好きなことを仕事にするというのは、まだまだ一般的な生き方はありません。
人と違う生き方には、人とは違う苦労が付き物です。
サラリーマンとして会社に雇ってもらう働き方がどんなに楽だったろうと思うこともありました。
ですが、様々な苦労を経験するからこそ心が強くなります。
めげなくなり、不安に打ち勝てるようになり、人に優しくできる。
好きなことを仕事にすることで人間的に何歩も成長できたと感じています。
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・デメリット
一方で、好きなことを仕事にすることには少なくないデメリットもあります。
[ モチベーションが高いのは最初だけ ]
好きなことを仕事にするという夢が叶ったら、常にモチベーション高く楽しく仕事ができると思っている方も多いと思います。
ですが、実はモチベーション高く働けるのは最初の数ヶ月から1年ほどだけです。
あとは慣れもありますし、嫌なことがあることにも気付き始めます。
[ 結局好きなこと以外のこともしなくてはいけない ]
好きなことを仕事にしても、結局は好きなことだけしていればいいわけではありません。
好きではない仕事もあります。好きではない人と付き合わなくてはいけなくもあります。
好きなことを仕事にしたのに楽しくない。そうならないために、ある程度は覚悟をしておかなければなりません。
[ お客の嗜好に合わせなくてはいけないこともある ]
例えば、デザインの仕事をしている方などは、必ずしも自分の描きたいデザインだけで仕事ができるわけではありません。
お金を稼ぐためには自分の好きを抑えて相手に合わせなくてはいけないこともあるのです。
[ 労働時間が長くなりがち]
好きなことを仕事にすると、オンとオフの切り替えが難しくなります。
仕事後や休日という概念が薄くなり、いつも仕事のことを考えているような日々になります。
また、自分で事業を起こすと、収入は労働時間による給料ではなく、成果による報酬になります。
そのため、最初のうちは成果を出すためにサラリーマン時代よりも長時間労働になることが多いです。
[ 好きなこと自体が嫌いになることもある ]
好きなことを仕事にしても好きなことだけできるわけではありません。
また、好きなことが実は仕事として向いていなかったという場合もあります。
さらに、成果が出ず収入も得られない好きなことを出来ている喜びよりも不安や悩みの方が多くなります。
その結果、うまくいかずに挫折して、好きなこと自体を嫌いになってしまうこともあるのです。
[ 好きなことで競争環境に置かれるストレスがある ]
趣味で好きなことをやっている分には楽しむだけで良いのでストレスはありません。
競争環境に置かれると必ず上には上が存在します。その中で挫折を経験するかもしれません。
評価される環境に立つことで純粋に好きなものを楽しめなくなるかもしれません。
好きなことを仕事にすることでこれまでになかったストレスも生まれてしまいます。
[ 仕事内容をしっかり理解しておかないと嫌になることもある ]
本が好きで本屋に入っても、本を読むことが仕事ではありません。
接客をしたり重い本を並べたり、本の発注をしたり新人の教育をしたりと、好きではない仕事もしなくてはいけないことも多いです。
このように仕事内容を理解しておかないと、本屋で働くことが嫌いになり、結果として本も嫌いになってしまう可能性があるのです。
[ 同僚にも同じ熱量を求めてしまうのでストレスが溜まることもある ]
会社の中には、好きでこの仕事を選んだ人もいれば、家から近いという理由や収入が多いからといった理由で選んだ人まで様々です。
好きなことを仕事にする人には熱量の高い人が多いです。ですが、その熱量が必ずしも良い面に働くとは限りません。
同じ熱量で働けない同僚にストレスを感じることもあります。
逆に相手に迷惑がられることもあるでしょう。
価値観は人それぞれですので、お金やプライベートを大事にしている同僚がいることも理解しなければいけません。
[ 休みという概念が薄くなる(常に仕事を考えてしまう) ]
好きなことを仕事にすると、仕事とプライベートが明確に区別できなくなります。というより、人生のすべての時間が仕事化するとも言えます。
仕事の時間が終わっても、休みの日にも仕事のことを考えるのが当たり前です。
オンとオフという感じではなく、常に仕事があって、その合間に別のことをするようなイメージになります。
[ 自分の良いと思うものがお客さんに伝わらないと悲しくなる ]
好きなことを仕事にするということは、他人から評価を受けるということでもあります。
自分のする仕事に賛同してくれたり喜んでくれる人も大勢いるでしょう。
しかし、人の価値観は様々です。必ずしも賞賛ばかりが集まるわけではありません。
自分が良いと思っていることやものが評価されない。わかってもらえない。その現実に落ち込むこともあるはずです。
[ 独立すると経済的に安定せず、不安が大きくなることもある ]
好きなことを仕事にすることよりも、好きなことで食べていくことの方が数段難しいです。
中には、サラリーマン時代の数分の一まで収入が落ちる人もいるでしょう。
また、毎月同じ額の給料が入るわけではなく、月のよって差が生まれることもあります。今月はなんとか黒字だったけど、来月はわからない。常にこうした不安を抱えながら生きていくことにもなりかねません。
[ 友人との付き合いが減る ]
好きなことを仕事にすると友人と会う時間が減ることもあります。その理由は3つです。
・サラリーマンほどお金に余裕がなくなる
・価値観が変わって話が合わなくなる
こういった理由から、これまでの友人との付き合いは減るかもしれません。とは言え、好きなことを仕事にすることで新しくできる人間関係もあります。
一人寂しく生きていかなくてはいけないというわけではありません。
[ 経済的に貧しくなると、自由が減る ]
事業がうまくいかず経済的な余裕がなくなると、サラリーマンほどの自由がなくなることもあります。
休日でも出費を抑えるために外出は避けるようになりますし、常に事業のことを考えなくてはいけないのでゆっくりできる時間は減ります。
好きなことをして経済的にも成功できれば良いですが、理想と違って自由のない生き方になることも覚悟しておかなければいけません。
[ 価値観の違う人間を嫌いになりやすくなる ]
好きなことはしたいけど、好きな以外は絶対にしたくない。
自分の好きなことを共有できる人と一緒にいたいけど、価値観の違う人とは絶対に一緒にいたくない。
このように、好きへのこだわりが強すぎると自分と違う価値観の人を嫌いになりやすくなります。そうなると逆に生き辛い人生になってしまいます。
[ 独立するとお金の不安が常につきまとう ]
会社に勤めていれば、基本的には毎月同じ金額の給料が入ってきます。
もちろん最低限の生活に必要な分はもらえるでしょうし、安定した収入なので今後の計画も立てやすいです。
しかし、好きなことで独立をすると、収入は安定しません。今月は50万の収入があったかと思いきや、次の月には1万円しかないということも十分ありえます。
経済的な心配がある状態で生きていくことは辛いものです。
好きなことを仕事にすれば楽しく働けるというイメージの人も多いですが、お金の心配があると好きなことを心から楽しむこともできなくなってしまうのです。
[ 将来への不安もある ]
お金の不安は将来への不安にもなります。
好きなことを仕事にする場合、今までのキャリアを捨てることになる人も多いはずです。
一度キャリアを捨ててしまうと、好きなことがうまくいかなかった時に再度戻ることは難しくなります。
長い人生を考えた時に、一度の離脱がその後に及ぼす影響は決して小さくはありません。
好きなことを仕事にして一生生きていければベストですが、続ければ続けるほど歳をとります。
そして、うまくいかなくなった時には再就職は難しいという状態になっているかもしれません。
また、一般的なサラリーマンほどの貯金や資産運用ができないのもデメリットです。
毎月の収入が安定しないので将来に向けて計画的な貯金は難しくなってしまいます。
続ければ続けるほど、将来への不安が大きくなるリスクもあるのです。
[ 目標を見失った時に絶望する ]
好きなことを仕事にできたら絶対に幸せになれるはず。そう思って好きを仕事にする方も多いでしょう。
しかし、実際に好きなことを仕事にすると、好きでもないことをしなければいけなかったり、認めてもらえなかったり、収入が低かったりと決して楽しいことばかりではありません。
たくさんのお客さんに喜んでもらいたいと始めたことでも、良いお客さんばかりではありません。
好きなことをしつつも、小さな不満が溜まっていき、あるとき急に「何のためにこんなことをしているんだっけ?」と目標を見失うこともあるはずです。
好きなことを仕事にするという働き方ができているにも関わらず、人生が良くなっていない。
そういう挫折を味わうかもしれません。
好きなことを仕事にしても全てがうまくいくことはありません。そこを勘違いしていると、人生に大きな絶望を感じることになってしまいます。
[ 好きなことを仕事にしたのに全然ハッピーにならないこともある ]
好きなことを仕事にしても全然ハッピーになれなかった人は大勢います。
- 好きなことを仕事にしたのに嫌な仕事をやってる
- 収入が減って暮らしにゆとりがなくなっている
- お金がなくて落ち着かないし将来への不安も大きい
- お客さんにムカつくことも増えた
- 性格も荒んできた
- 好きなことを仕事に絶望感しかない
そして、好きなことを辞め、キャリアダウンの転職をしてわずかな給料で質素に生きていく。
好きだったことは嫌いになって、人生全体に期待をしなくなった。
そういう顛末になってしまう可能性は大いにあります。
・単純に数で比較はできないけれど、誰にでもオススメの働き方ではない
好きなことを仕事にすることのメリットとデメリットを見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
それでも好きなことを仕事にするために頑張るという人とやっぱり怖いから辞めようと思う人。
どちらを選ぶかは皆さんの自由です。とは言え、誰にでもオススメの働き方ではありません。
好きなことを仕事にすることで、生きがいを感じられたり、たくさんの喜びの瞬間を味わうことができます。
しかし、デメリットのリスクもしっかり把握しておいたほうが良いでしょう。
この記事では、あえてデメリットの方を多く紹介しています。
しかし、好きなことで生きていくなんて諦めた方が良いということを言いたいわけではありません。
世の中には、好きなことを仕事にしてうまくいかずに絶望を感じたり好きなことを嫌いになってしまう人が大勢います。
それは、好きなことを仕事にすれば絶対楽しくて幸せな働き方ができるという知識不足から来ています。
実際は、ここで紹介したような数多くのデメリットやリスクもあります。
しかし、誰もがこのデメリット通りの人生になるわけでもありません。
楽観的な人よりもリスクを考えて準備や行動できる人の方が成功確率は高まります。
良い面だけではなく、リスクについても認識した上で自分がどういう働き方を選びたいか決めましょう。
【好きなことを仕事にして成功する人と失敗する人の特徴】
好きなことを仕事にしたことで、特技を活かし、楽しく仕事をしながら成功している人もいます。
一方で、好きなことを仕事にしたつもりが、その仕事すら嫌いになり、人の役に立つことも出来ず、失敗に終わる人もいます。
その違いはどこにあるのでしょうか?
・好きなことを仕事にして成功する人
成功した人には以下のような特徴があります。
- 十分なスキルや知識がある
- 行動力がある人
- 自分で課題を見つけて取り組める人
- 負けず嫌いな人
- お客さんを見つけて営業できる
これらは当然ですよね。誰でもイメージができると思います。そして、それ以外にも重要な3つの要素があります。
特に重要なポイントなので、これらついてはこの後詳しく解説します。
・失敗する人
一方で好きなことを仕事にしたけれど失敗してしまう人の特徴は以下の通りです。
- 価値になることを生み出せない人
- 楽に働けると思っている人
- 会社で働くのが嫌という理由だけの人
- 指示されたことをする方が好きな人
- 自分で目標を設定して行動できない人
- 自分で勉強していけない人
- 収入がもっとも大事な人
- プライベート最優先の人
- 1つのことに注力できない人
- すぐに諦めてしまう人
- 好きなことがたくさんあって1つに絞れない人
- ビジネス感覚が弱い人
- スキルに価値がない人
- 売り込めない人
このように失敗には様々な要因がありますが、重要なポイントは以下の2つです。
こうした状態にならないように心掛けたり、仕組み化すれば成功の確率は上がります。
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【仕事になる好きの3つの条件|好きなことなら何でも仕事になるわけではない】
好きなことを仕事にして成功する人と失敗する人の特徴を見てきました。
好きなことを一生懸命やればどんなことでも稼げる。それは幻想です。
好きなことを仕事にしてお金を稼ぐためには3つの条件があります。
それぞれ解説します。
・生産的な好きであること
好きなことには大きく分けて2種類あります。「消費的な好き」か「生産的な好き」かです。
・お菓子を食べるのが好き
・マンガや映画などを見るのが好き
・旅行に行くのが好き
・カフェで美味しいコーヒーを飲むのが好き
・セミナーに行って学ぶのが好き
・雑貨や料理など、モノを作るのが好き
・良いものを見つけたらそれを誰かに伝えるのが好き
・人に喜んでもらうのが好き
・自分のスキルを通して役に立つことが好き
・写真や文章などで表現をするのが好き
・教えるのが好き
稼ぐというのは誰かにお金を払ってもらうということです。お金を払うのはお金を払う価値があるからです。
好きなことが「生産的な好き」の人は、何かを生み出しています。
もちろん、そこに価値がないとお金を稼ぐことはできませんが、生み出しているという点で稼ぐ可能性はあると言えます。
一方で「消費的な好き」の場合は、誰かの生み出した価値にお金を払っているだけです。生み出しているものがありません。
お金を稼ぐためには価値のある何かを生み出す必要があります。
もしも、好きの種類が「消費的な好き」の場合は、「生産的な好き」を見つけるか、消費的な好きをレベルアップさせる必要があります。
消費的な好きのままでは稼げません。ですが、意外とそこに気づいていない人が多いように感じます。
・好きなことのスキルだけでなく「稼ぐスキル」も磨く
稼ぐというのは簡単に言うとビジネスをするということです。ビジネスをするにはビジネススキルが不可欠です。
しかし、ビジネススキルに関心を持たず、好きなことをただやり続ければお客さんがついてくれると思っている人も多いのが現状です。
・どんな人に役立つものを作るのか?
・どんなものを作れば欲しいと思ってもらえるか?
・どんなアプローチ方法で多くの人に知ってもらうか?
・興味を持ってもらうためにできることは何か?
実際は日々こうしたことを考えなくてはいけません。
これらは、ビジネススキルの中でも、「マーケティングスキル」という分野になります。
また、ビジネススキルやマーケティングスキルには「考え方の型」があります。それをフレームワークと呼びます。
これまでしっかりとビジネスとして考えたことがない方は、まずはこうしたビジネス思考を学びましょう。
知る前と知った後では、好きなことへの考え方は大きく変わりますし、よりリアルに自分の好きなことで稼ぐイメージができるようになるでしょう。
何百冊も本を読んで勉強しようということではありません。
実際多くのビジネス本は、同じ内容を言い方を変えて話しているものばかりであまり意味がありません。
学ぶべき基本的なポイントは以下の2冊で押さえられます。本を読みながら自分のビジネスを考えてみてください。
・ドラッカーが教える実践マーケティング戦略
・ビジネスフレームワーク図鑑
・ニーズに合うように調整する
好きなことを仕事にするための手段は1つではありません。
好きなことをそのままやるのではなく、社会の中でニーズのあることに変化させることも必要です。
例えばサッカーが好きなら、「サッカー選手になりたい」というのが一番最初に出てくるアイディアでしょう。
しかし、プロのサッカー選手になれるのはほんの一握りの人だけです。競争が非常に厳しいという面で、稼ぐ(プロになる)のは難しくなります。
サッカーが好きだからサッカーで稼ぎたい。そう思うのであれば、プロサッカー選手以外の選択肢も考えてみましょう。
・審判
・分析官
・フットサルコート運営
・サッカージャーナリスト
・サッカーショップスタッフ
・チーム・スタジアム関係者
・モチベーションビデオ作成など
このようにサッカーの周りにはたくさんの仕事があります。
こうした「好きの周り」に点在する仕事につくことも、ある意味「好きなことでお金を稼ぐ」と言えるのではないでしょうか?
下手なまま「サッカー選手になりたい」と言っていても需要はありません。
まずは視野を広げて、自分の好きなことの周りにある仕事に目を向けてみてください。
好きなことを仕事にして生きていくためには、このようにニーズのあることに変容させることも重要です。
【好きなことを仕事にする4つの方法】
好きなことを仕事にする方法は4通りあります。
それぞれ解説します。
・バイトをする
自分が好きなことをするのとそれを通してお金を稼ぐことは全く別の体験です。
もしかすると思った働き方と違ったと思う可能性もあります。
就職した後や独立してしまった後にその後悔をするのは遅いですよね。
そうならないためにも、まずはアルバイトとして体験してみることをオススメします。
・副業で小商いに取り組む
アルバイトと同じようにリスクを小さく始める方法として小商いがあります。
「週末だけ」や「間借り」でなど、とにかくかかる費用を抑えたミニマルバージョンで好きなことを形にしてみるのです。
お店を開きたい方などにはオススメの方法です。
今は個人が副業でも始められるプラットフォームがいくつも出てきています。
ネット上であれば、BASEやstores.jpを使って無料で簡単にネットショップを始められます。
これらはインスタグラムとの連携機能もあるので、SNSを使って集客することも可能です。
モノではなく何かしらのサービスを扱う方は、ココナラというプラットフォームを使って自分のサービスを販売することもできます。
また、最近はコロナウイルスの影響で中止になっているものも多いですが、地域のマルシェやフェスなども頻繁に開催されていました。
そうした所に土日だけ出店するという方法でも小商いを始められます。
小商いだけでは多くのお金を稼ぐことは難しいかもしれませんが、好きなことを小さくても仕事に出来るという意味では非常にハードルの低い方法です。
副業であれば生活には困ることなく好きなこともやれるので、この方法で好きなことを仕事にしている人も非常に多いです。
小商いを通してファンを作っておけば、その後の展開がやりやすくなるというメリットもあります。
・就職をする
好きなことを仕事にする一般的な方法が就職です。就職した企業で好きなことをするメリットは2つあります。
好きなことをすること、好きなことをする場所、さらにはスキルアップのための勉強代も会社が負担してくれます。
独立や小商いでは全て自分で用意しなくてはいけません。その分お金もかかりますよね。
また、給料制で収入が安定する点もメリットです。安定した暮らしを送りながら好きなことを仕事にするには就職の利点は大きいです。
しかし、仕事でやる以上は好きなこと以外の仕事も付随してきます。人間関係の問題があっても自分一人では解決できないでしょう。
様々な制約や我慢の上に成り立つものであることも理解しておかなければなりません。
・独立、起業、フリーランスになる
好きなことを仕事にするという夢を持った方が目指す究極の形が、自分の仕事を作ることではないでしょうか。
会社を作ったり、個人事業主として活動することは、仕事の全てを自分で決められるということです。それほど自由な働き方はありません。
とはいえ、独立・起業をするためには基本的に経験や実績が必要です。
まずは上記の3つの方法で仕事をしてみて、その後で独立・起業をするのが一般的です。
ポジウィルキャリアという企業が提供する「キャリアトレーニング」は、仕事を生き方視点で考えて、本当に自分がやりたいことや理想の生き方を考える手助けをしてくれるサービスです。
「好きなことを仕事にしたいけれど、どのようにその夢を実現したら良いのか?」 一人で考えるのが難しければ、こうしたサービスを利用するのも1つの手かもしれません。
以下の記事でサービスの詳細をご紹介していますので、気になる方は参考にしてみてください。
>>【大注目】仕事や転職に悩む20〜30代を救う「ポジウィルキャリア」がスゴい
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【好きなことを仕事にするためのステップ|今日から始める】
好きなことを仕事にする4つの方法を解説しました。
最後に、今日から始められる好きなことを仕事にするためのステップをご紹介します。
1:好きなことを生産的でニーズのある好きに調整する
自分の好きなことが消費的な好きのままの人は、好きなことを生産的でニーズのあるものに変容させましょう。
・好きなことに似たカテゴリでどのような稼ぎ方があるのか。
こういったことを調べて書き出してみることから始めます。
そして、自分なりに「この道で生きていきたい」と思える方法を見つけ、その方法での稼ぎ方を徹底的に調べましょう。
2:必要な勉強を始める、スキルを身に付ける
目指す働き方や稼ぎ方が決まれば、それに必要な勉強をしつつ、そのためのスキルをさらに磨いていきます。単純に好きなことをするのと稼ぐために必要な好きなことは少し違うはずです。
その稼ぐために必要なスキルを磨いていくことで、好きなことでお金を稼げる人間になれます。
3:就職、バイト、副業で好きを仕事にしてみる
好きなことについて理想の働き方が決まれば、必ずしも起業・独立がゴールではないことに気付きます。
その手段は就職やアルバイトとして働くことかもしれませんよね。
そこで決まれば、晴れて好きなことを仕事にするという働き方が達成されます。
また、好きなことを生産的なものに変えて稼ぐためのスキルを磨いた方も、副業や小商いとしてスタートすることができます。
商品、サービスを用意したら、ウェブ上のサービスに登録して早速出品してみましょう。
4:成功に必要な要素を学んで分解する
ここからは独立・起業を目指す方に向けたステップです。
好きなことで独立・起業をして成功を目指す場合は、まずモデルとなる人を見つけましょう。
一人だけでなく数人をチェックできると良いでしょう。
過去の記事を読んだり、SNSを遡ってどのような思考や行動を取ったのかをチェックします。
いま大きな成功を収めている人でも、誰もが最初は初心者でした。そこから行動を重ねて、今の成功があります。
ということは、その人の行動のどこかに成功のヒントがあるはずです。
答えは1つではありません。状況や環境によって成功要因も異なります。
ですが、まずは自分なりに成功に必要な要因がどこにあるのかといった仮説を立ててみることが重要です。
5:マネタイズ方法、マーケティング戦略を考える
自分でビジネスをするのであれば、ビジネスのための知識も欠かせません。
特に重要なのはビジネスモデルを作るマネタイズ方法と、集客に大きな影響を与えるマーケティング戦略です。
まずは、数あるビジネスモデルを知り、その中からどのようなスタイルのビジネスにするかを決めます。
しかし、ビジネスモデルが決まっただけではお客さんは来ません。同様に考えなくてはいけないのがマーケティング戦略です。
マーケティング戦略とは、
・どんな価値のある商品・サービスを作るか
・市場の中でどのポジションを狙うか
・どのようなアプローチ方法で認知を高めるか
このようなことを考えることです。
マーケティング戦略を考えることは売上に直結します。つまり、ビジネスに不可欠なスキルなのです。
ビジネス思考には他にもブランディングやマネジメントなどがありますが、ビジネスモデルとマーケティングについて勉強し、自分なりのプランを組み立てることが最重要です。
6:目標を定める、具体的な夢を持つ
ビジネスモデルやマーケティング戦略、成功に必要な要素を学ぶことで、好きなことを仕事に成功させるための道筋が見えてきます。
それを元にして目標を立てます。
好きなことを通して社会をどう変えたいのかというあなただけの夢や使命です。夢や使命が自分に取っての原点となります。
好きなことを仕事にすることのデメリットでも触れましたが、良いことばかりではなく嫌なことや挫折しそうになることもあります。
そんな時にもう一歩を踏み出す力をくれるのが初心です。夢や使命を持っているからこそ、辛いときでも踏ん張ることができます。
好きなことを仕事にする。それは自分の人生の意味にもなります。
何をして何のために生きるのか。好きなことを通してそのような志を持ちましょう。
そして、その夢を紙に書いたり、スマホの待ち受けにしたりといつでも目に入る状態にしておきましょう。
7:ゴールから逆算して行動目標を細分化する
夢や志を持つことが出来たら、想いを形にするための具体的な方法を考えていきます。
ビジネスモデルやマーケティング戦略で考えたものは自分のビジネスがうまくいく状態のこと、言わばゴールです。
その状態を作るには、ゴールから逆算して計画を立てるのが最適です。
ゴールの状態にたどり着くまでのどのようなステップが必要かを書き出していきます。
書き出した状態はまだ漠然とした「やること」になっていると思います。
そこから、そのやることをさらに細分化、詳細化していきます。
そうすることで具体的な行動が明確になります。
8:行動計画をスケジューリング
具体的な行動がわかったら、ゴールまでの道筋はかなりはっきり見えているでしょう。
もちろん、その工数は非常に多いかもしれません。
ですが、日々一つ一つクリアしていくことで、好きなことを仕事にして成功するというゴールに確実に近付いていきます。
スケジュール帳を用意して、いつどこまでやるのか、1つ1つの詳細な行動を書いていきましょう。
早速今日、何をすべきなのかが可視化出来ますし、明日以降も確実に夢へ向かってのステップを上がっていくことが出来ます。
9:行動する
ここまで戦略を考えてスケジュールに落としこむことが出来たら、あとは行動だけです。
とは言え、その行動が実は一番大変だったりもします。
疲れている時もあるでしょう。何となくやる気が出ない時もあるでしょう。
ですが、好きなことを仕事にして成功できるのは、自分の好きなことにのめり込むことができる人です。
もちろん誰もがのめり込めるわけではありません。しかし、コツもあります。
それは「自分は好きなことにのめり込める人間だ」と思い込むことです。
思い込むことで力が湧いてきます。スマホを見れば、自分の夢がいつでも確認出来ますよね。
今日も確実にその夢に近づいていると思い込みましょう。それが日々行動を継続させるコツです。
【失敗しても死ぬわけではない|一度きりの人生、後悔しない働き方を】
以上が好きなことを仕事にして自分らしく生きていく方法でした。
メリットもデメリットもある生き方ですが、どんな仕事を選んでも楽しさも辛さもありますよね。
ですが、やりたいことをやれば死ぬときにやらなかった後悔することはありません。
そう考えると、好きなことを一回でも仕事にしたことがあると人生全体の満足度は上がると思います。
うまくいかなくて失敗したとしても、それで人生が終わるわけではありません。小さい事業を失敗したところで返せないほどの借金は残りません。
今はネット上の無料のプラットフォームを使って誰でも好きなことを仕事化できる時代です。
仕事は生活のために必要なお金を稼ぐための手段にすぎない。そんな時代ではありません。好きなことをして生きていくことだって十分可能なのです。
少しの勇気と知識を持って自分らしい生き方に挑戦してみてはいかがでしょうか。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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